ALORC-Bottle-Craft-512-Logbook(Ⅱ)

AよりRへ。記録を継続する。(二冊目)

先週からのSS/スレ観測ログと今週の遊戯王ヴレインズ //平成末三大やる夫短編祭(閉会)



鴻上博士の罪を数えろ……増えた? 増えなかった?VRAINS 第96話

 イグニス全体と人類双方を破滅に導くたった一体のイグニス。個別にならウィンディにさえ繁栄が見込まれるのに、というなら風がオリジンを「葬った」のにはライトニングの使嗾が介在した可能性がある……? としても既にやっちまったことはやっちまったことだが。転じてライトニングあとボーマンを倒せば残存イグニスは放置でよし、とはリボルバーの思想上ならんだろうしな。あとライトニングを諸悪の根源呼ばわりもちょっとアレだ。そりゃロスト事件に彼の責任は無いけど、問題と被害を拡大し続けたのには変わりないので。ファウストも「過ちを正す」とか言ってるけど、なんだかな。

 同系統ヴァレルリンクが並ぶ格納庫からまさに「発進」するが如きヴァレルロードの召喚、のち(人間サイド的には)表面上ハッピーエンド後日談っぽいようで違和感のある(あとなんか短い?)新ED。特に、さらっと回復して子供たちの所に帰ってる(本編もそうなるとは限らんが)鬼塚にブチ込まれたアースのデータ回収は本当ないのかも。高ランクハイドライブが元から地属性である関係でボーマンも元から地属性説、という描写スキップの理屈付け。ソルテクとクイーン関係は来期に回る見込みが濃厚か。

―――ところで、ライトニングの劣等感。その資質、遠因はオリジンである仁に由来するものか否か。そりゃあ無関係ではないのだろうが、オリジンの人間性がイグニスに反映されるというなら一番危ないのはスペクター→アースではなかったか。そのアースが実際には一番酷い死に方をしているわけだが。生死、命。イグニスを単にAIのみならず意志ある存在と認めるならば、多少なり影響はあっても責任はあくまで個々に帰する。ライトニングが仁をの意識を掻っ攫わせて傀儡にしてるのはそこら辺に屈折した感情があるのかもしれない憶測。


「◆KUMO 機動戦士ガンダム0083 スターダストクルセイダース」



















2019年3月の備忘録

弥生




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《胆液の爆発/Ichor Explosion》/岡本倫『パラレルパラダイス』第76話






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先週からのSS/スレ観測ログと今週の遊戯王ヴレインズ







やりたい放題やないか…!!VRAINS 第95話

 草薙さん*1の時とも異なった趣ながら、また辛い。(割とさっさか消化されたウィンディの「呪い」は一旦おき)ソウルバーナー尊と不霊夢の正にその名のごとく魂を燃やす闘いが、意志の熱さが、しかし運命に抗うが如き賽の目すら掌で転がされていたようなものという。ブルメイ&アクアが敗れた時よりなお悔しみが募る。あっちはあっちでお兄様に大ダメージ過ぎたが。

 四属性を合わせて無効化する→(こちらも無効化対策をする)→賽を振って実質全属性対応の上、出目がどうなろうと有利を取れるようにする。本当、着実に加速度的に進化してやがる……しかも今回、メイデンの時と違って裁きの矢による攻撃力倍増は使ってないからな。それだけジャッジメントダイスが大暴れしたってことなんだが。しかし全部が全部「当然正位置ィ!」ではなかった、からこそ逆に恐ろしくもあるが。
 まずアトラースのダイス目リンク召喚がランダムとはいえ鬼に見えた。しかもターンに一度つまり繰り返し使える。マーカー方向の関係で同時に埋められるのは一体か二体かだが、自身は攻撃対象にならないし効果も受けないしな。てかあのナリでサイバースを滅ぼしたモンスターという触れ込みだのに自分は攻撃しないのかい。相棒との約束を守るため涙振り切り繰り出したリンク4フェニックスもコントロール奪取&バーンで敗北というあたり徹底した他力感。直前に倒した相手から学んだ的な手札から罠連発も難儀だあ。


 はたして次回、実になっがいこと花畑で待ちぼうけさせられてたリボルバー了見に呼び出し受けたライトニングの相対。「罪」そして「捻じ曲げられた事実」という字面から想像できるのは……【ライトニングが「人間とは共存不可能」と判断した原因はハノイのサイバース襲撃だった】あたりが嘘だった(ライトニングが先にやらかした)とか? でもそれだけだとボーマンを「作らなければならない」には弱いかも。はて、さて?


「信長の射撃手」











*1:リボルバーの命を受けたハノイ2人に「確保」されてたけど、これプレメ達も車内でログイン状態なのでは? 正体バレてるので今更なことではあるが。というかブラッドシェパード兄さんも対応描写しておいてくれ。そもそもブルエンがウイルス仕込まれたりアナザー事件の折からそうなんだが、電脳世界で失われた意識が機器を取り外した状態でも戻ってくる不思議。

先週からのSS/スレ観測ログと遊戯王ヴレインズ //平成末三大やる夫短編祭




当然正位置ィ!!VRAINS 第94話

 前回もそうだったけど現状故人的状態の草薙さんがCMになるとノリノリでスターター紹介してるの泣けばいいのか笑えばいいのか。ともかくも憤怒に燃えるソウルバーナーの作画が極まってる回。寧ろあれこそが「オーラ」では先輩。

 いっそイグニスとオリジンより格段に濃いパートナーである二人を傷つけ合わせた件について、ボーマンは直接関与してないしライトニングに若干ならず非好意的なくらい。ただそれでも黙ってみていたし、自我が確立した以前のサイバース世界滅亡についてアイを煽る為もあったろうけど全く悪びれることもなかった。つまるところ「ライトニングと独立」していても人類の味方ということにはならない。そこらまで複雑に捉えてはいないだろうけど、尊の率直で直向な怒りに「君とプレイメーカーだけだ」と喜んじゃうのがズレてるというか意志あるAIにして感情をも解するが人間ではないって感じ。あとAIの否定とフレイムとの共闘・同居についてようやく言及されたかと思いきや「お前が何者であろうと」関係ないでFA。こちらもこちらですごいシンプルに生きてらっしゃる。

 ハイドライブの平常運転属性メタVS相手が属性を合わせることを利用した炎属性無効フィールド魔法(でもこれ相手が炎属性やめたら腐るな。こっちの効果も蘇るが)。一合目はソウルバーナーが先制したが、そこにブチ込まれる因縁の巨人アトラースが正体を表す。まさかのジャッジメントダイス再びで世界と人々が歪む、より先にフレイムの体が「ブレ」た不穏。それだけサイバース滅亡への怒りが大きいとも取れるし、直前吸収したウィンディの呪いが疑わしくもあり。










































《抵抗の誇示/Flash of Defiance》/岡本倫『パラレルパラダイス』第75話




パラレルパラダイス(1) 特装版: プレミアムKC (10Pの描き下ろし漫画、設定資料などを収録した36ページの小冊子が付属)←電子版も

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先週からのSS/スレ観測ログと今週の遊戯王ヴレインズ



交わした約束忘れないよ目を閉じ確かめる押し寄せた闇振り払って進むよVRAINS 第93話

……有り体に言って、想定を大きく外れるようなことは全く起こらなかった。全ては、約束された通りに。それでも、だからこそ痛い。予想可能回避不可能の痛み悼み。前回含めて全部の台詞が裏返しに聞こえて仕方なかった辛み。データ残滓はアイが回収した。終結後は蘇るかもしれない。だから何だ。

 そして未来を託された遊作は苦痛に倒れ、激昂する尊とボーマンの戦いが次回。過去最大の猛り狂う怒り(作画も凄い)がしかし、これも敗北しか予期できんと思うと切ない。


「目が死んだ完全無気力系主人公ソラちゃん」