ALORC-Bottle-Craft-512-Logbook(Ⅱ)

AよりRへ。記録を継続する。(二冊目)

先週のSS/スレ観測ログと遊戯王ヴレインズ(Fin)


“Special Signature to Save a Soul” VRAINS 第120話(完)

 尊くん! 幼馴染ちゃんをリアル制服姿のままログインさせるのはネットリテラシー上めっちゃ危険だから可及的速やかにアバターを用意してあげるんだ! 下手しなくても自分の身バレに直結しますよ(今生の別れみたいだったけどリボルバー先生お願いします


……「これで満足だ」、とは言いにくいところは幾らかある(ハノイ三騎士とか)。「俺達の満足はこれからだ」、故にこそ終わりとも言える。傍目、世間的にはボーマンとの戦いが最後の事件で、第3部というには短かったその後は当事者達以外にとってはほぼ「何事も無かったように」忘れられる以前に認知されていないエクストラ決着な話(遊戯王の最終戦てだいたいそんなだけど)。それにしても退職金貰ったソルテク社員が同じ面子かはわからんが戻ってきたりお兄様がCEOになったり、三ヶ月の間に一体何があったんだとも思う。そしてあの慟哭から三ヶ月の旅で相棒が再起動したかもしれないってのも遊作は一体何をどうやったんだとも。苦目で寂しげな結末になるかと思いきや実際そうなりかけてた割に初代OP流してて最後に「!?」ときたからね。

 極端な話、ハノイに対する復讐のために名乗り、事件後は名前が売れ過ぎた「Playmaker」の姿に藤木遊作がなる必要性って2期から先はほぼ無い(仁君が攫われなければリンクヴレインズにログインする動機すらなかった)。ブルエン→ブルガのようにアバターを変える合理性こそあれ、なんやかやそのまま。草薙さんと戦った時に背負った「英雄」の側面を無碍にしないってことかもしれない。しかし周りの皆が「帰ってくる」と信じるのも何だかな、むしろAiが帰還不能ならそれこそ「旅に出た」ままネット彷徨しそうでもあったか。はたして「帰ってきた」のは、必要性合理性云々を超えて「繋がっている」人々が居る場所があるから、かも。はてさてね。面倒で、争いを生むかもしれなくて、強くないとやっていけないとしても。それでもそこは「二人」の還る場所になった……なんてな。


 なんやかんやで紙のカード1万種類到達、@イグニスター収録の新弾、そして事前情報通りアニメ新作は2020予定で制作発表。そんなこんなで遊戯王の感想羅列はひとまず休眠のこと。春だか、夏だか。また、いずれ。


「オンドゥル地獄の落書き帳 やる夫は一年戦争を生き抜くようです」


先週のSS/スレ観測ログと遊戯王ヴレインズ(前々夜)








『僕の名は皆城総士。君がこれを聞くとき、もう僕はこの世にいないだろう』VRAINS 第119話

 俺とお前で超融合! をAiの側からかよ、となったな。ほぼ自分が勝つと判ったタイミングで言い出すのも突然だが、彼自身の中でもいまだ揺れるものがあるというのは好材料かもしれん。てっきりクロージャで除外しておいたカードがそうだと思った「リボルバーから託されたカード」が裁きの矢対策のヴァレル融合を見たとき、「それが新しい仲間の力か」に若干嫉妬のようなものを見て取れなくもなかったりな。

 「Ai単独で生き残った場合のシミュレーション」を何度も何度も繰り返し、自身もまたデータ故にそれをただのデータとは思えない。意志を継ぐは虚飾としても、ライトニングがやらかすに至ったのと若干近い(それにしたって光は色々アレだが)。あとEDの歌詞にも沿ってる感じか。具体的にどういう風に人類が滅びていくのか、Aiがどう影響してそうなるのか曖昧なのは最終回直前で尺が足りなすぎる……いや尺があってもアニメ映像でうまく語りえる部分か疑問だが。こういうとこは文章有利な気はする。まあ他にも何か語り尽くされてないように思う部分はあるけども、どうしようもない。
 転じて、イグニスの創造は「博士の無茶な計画」でしかなくまた博士が復活したりもせず、その終局は「たった二人きり」というのがやはりVRAINSという物語の……どこか大団円ハッピーエンドとは距離のある暗さ寂しさであるかも(一般視点でヒーローが世界を救う明るみとの対比)。結末も見ずに気が早い。良き終末が訪れますように。

















《旗幟+鮮明/Appeal+Authority》、《引き千切り/Rip to Pieces》/岡本倫『パラレルパラダイス』第94・95話






(前回の感想はこちら) (感想記録モーメント2

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先週のSS/スレ観測ログと遊戯王ヴレインズ(遅々)




『混沌の具現たる軍神よ、切なる望みを我が元へ』VRAINS 第118話

 ボーマン戦ばりに儀式融合シンクロエクシーズを駆使する(ダークフルード再登場なるか?)遊作に、ナッシャークさんのように同胞モチーフのカードを並べ更に冀望皇バリアンじみたリンク「6」を完成させてくるAi。また開幕から封印の黄金櫃でデッキから一枚除外(了見に貰ったカードかな? 今の状況だとそのリンク6を倒さないと戻ってこない)したり既作リスペクト重点。
 時々におどけて見せつつ、勝負はガチガチ。相手の本気にも喜びつつ、ずっと見てきたからこそ読んでもいる、そして勝敗がどうあれ「自分は消える」つもりという……そんな虚無に対して主人公はもうやめるんだとしか言えない。それに次回予告からすると、進化した能力で未来がどうなりうるかを演算できてしまったっぽいな……ある意味自業自得な側面こそあれどん詰まりライトニングの心情、彼の予言にも理解を得たのかも。それでいて遊作には「俺のことは救わなくていい」「俺が奪ったものを取り戻さないとならない」と、どこか草薙さんとの戦いを思い出させもする。「最後はお前と一緒にいたい」がクソ重い想いですがね……。

 はたして遊作が再びダークフルードを出したとしても、ボーマンのリンク5ハイドライブを突破したようにはいかないかも。当時は耐性のためにカウンターを「消費」してたが、ジ・アライバルはカウンターが「載っている時に効果を受けない」となると純粋に攻撃力で超えるしかないか。というか先出しされてクアンタムでバウンスしようとしたけど駄目だった、まで2期決戦と被ってる。違いは攻撃が止められず敗死寸前で次回へということだが。推定、あと2話くらい。


「ネロ帝が女のわけないだろ!いい加減にしてくださいお願いしますから!!」












《怪しげな書架/Suspicious Bookcase》/岡本倫『パラレルパラダイス』第93話




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先週のSS/スレ観測ログと遊戯王ヴレインズ(遅)




広がらない/収束していくVRAINS 第117話

 リボルバー鴻上およびハノイの騎士のエピローグがどんなものかと前想像して、自首したところで過去犯罪(誘拐監禁虐待・集団昏睡・EMPテロ・脱獄etc)に相応の罰を与え得るかとは思っていた。司法取引でネット社会を警護する仕事に従事させられるとかはあるかなとも。それをソウルバーナー尊の一存で「罰を受けて罪を償った気になるな」的にネット自警団を続けさせるとはね……彼の性格からしてあまり難しく考えてのことではないと思うが、優しいようでエグいような、エグいようで優しいような。
 プレイメイカー(とソウルバーナー)とリボルバーとしてはそこでお別れ、決戦に向かうところで藤木遊作と鴻上了見が僅かばかりに。1期最終を思えばもっと色々あって欲しくもあったが、「お前なら俺を救える。俺ならお前を救える」の仲だった了見を最後「救った」のは尊だったからね。遊作の最後の相手はAiだからね仕方ないね。

 はたして完全にラスボスが確定したAiの目的はというと……いやコレ(コピーAiの量産)は明らかに「目的」じゃあないな。単に激ヤバなことをしてみせて、嫌なら止めてみせろってポーズだこれ。何か寂しいというか切ないというか……いまだかつてシリーズのラスボスでこんなにも(方向性的な意味で)虚無的なヤツはいなかったんじゃないか? 世界を滅ぼすとか支配するとか何かを得るため壊すためでも何でもなく、ただ遊作と戦うためだけに。「AIが生き残る可能性を作ろう」というのもある程度本気かもしれないが。
 あと本編前日譚で草薙が尊に語った、アンノウンとアンネームドがサイバースデッキを見つけるくだりの説明。実際失敗した奴を墓穴に送ってたナニカはAi由来っぽい見た目をしてたし納得ものであると同時に、ああ終わるんだな―という補強感。実に五年ものあいだ、直接対面するまでずっとずっと監視干渉されてたとか暗澹とした黒幕っぽさもありつつ、今までが今までかつAiがAiゆえに「今明かされる衝撃の真実ゥ!」「よくもだましたあああああ!!」という気持ちは湧いてこない。2期3期のあいだにAiに覚悟を決めさせたナニカ、ライトニングの言うところの「真実」とか予言とかがまだはっきりしてないけども。


 「2020年に放送開始予定」のアニメ新作の制作決定は既に発表されている。なおかつ今の放送枠は別のアニメで埋まるから、しばらくはこれが最後のアニメデュエル。マスターデュエルなのに嵐の中で、双方とも人相がキマってて、デコードとダークナイトが激突してOP回収(なお能力によりダークナイトの勝利)。ここからは、もう完全に未知か。なんやかんで遅れて、もう明日。


「◆KUMO 俺GO」























「#MTGアリーナ始めました」から六ヶ月/M20発売後の動画セレクト~8月編~

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● 七月編

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