ALORC-Bottle-Craft-512-Logbook(Ⅱ)

AよりRへ。記録を継続する。(二冊目)

”もう一度生まれよう この場所で””笑顔も涙も 自分の色で輝け”

 ジャンプ連載漫画のリバイバルブームというものがある。いや、あった、らしい。
 何時からの話で、編集部とかが何処まで意図したもので何処まで広がっているのか判然としない。むしろ今これを提起するのも今更な感さえあるが、このほど『忍空』が完結して『シャーマンキング』が復活したようなので改めて”黄泉がー・えー・れーっ”。私は完結編を読んどらんのだが。

ジャンプ改 vol.5 忍空‐SECOND STAGE 干支忍編‐12

――さてリバイバル、およそ完結(連載終了)作品が別誌で続編またはスピンオフ作品を開始する、というのはジャンプに限った話ではない*1ようだが、とりあえずジャンプにおいて私が把握する分を挙げてみた。


 『キャプテン翼』は何度か終了と復活を繰り返している。此度これに『シャーマンキング』が加わる。なにげにアニメ化しているものばかりだが……ひと時でも知名度の高まった(印象深く記憶に残る)作品ならばこそ、リバイバルへの注目度・注意を引く力も高まるということだろうか。
 他方でジャンプで連載し続けている作品・漫画家がある。『こち亀』などが長寿筆頭であろうか。また人気作品群はおおよそ一定水準を超えた息の長さで……その中で『HUNTER×HUNTER』、冨樫義博は休載をはさみつつも一つ頭抜けてジャンプで連載を続けている印象がある。少年漫画誌の中で異色の気配を漂わせていながら、人一倍ジャンプで長く描いているという不可思議。
 いやさ、少年漫画誌で少年漫画を少年漫画らしく描く漫画家は、そういう意味では沢山居て、入れ替わり立ち代わる。その逆、『バクマン』で言うところの「邪道」も一度道が開ければ増える一方だろうが……うん? リバイバルの話なのに冨樫義博の特殊性の話題になっている。
 しかもこっそり狙っていた午後11時11分に、間に合った……っ!? よく考えれば一度記事公開してから、じっくり改訂すればよいのだった。それもそれで問題であるはずだが。

 リバイバルされる作品があれば、終わったままの作品もある。いつまでも続いてほしくなる作品があり、それでも終わる作品がある。表舞台で目立つところに現れなくなった作家・漫画家の存在感は読者にとって薄れたり薄れなかったりだが、それに関わらず彼ら彼女らの人生は続いていて、私が知る間もなくお亡くなりなることもあるだろう。その生き死にに関係なく物語に出会い心震わせることもあるだろう。それは流行り廃りとは直結しない私の時間、私だけの経験値なのだ。

 もう続きの無い本が閉じられても、位相の違う何処かで彼らの物語は続いている……そんなメタな感傷を抱いたり抱かなかったり、”それでも明日はやってくる”

 心に糧を得て、明日へ。”もう少し先まで歩いてみよう”。そう思い続けて、今日も、「寝るぞーっ!!」