ALORC-Bottle-Craft-512-Logbook(Ⅱ)

AよりRへ。記録を継続する。(二冊目)

カメンラーイド! 『仮面ライダードラゴンナイト』視聴(17・18話)

仮面ライダードラゴンナイト公式HP
アニマックス(ch625)毎週日曜午前8:30〜9:25放送
(第15・16話感想はこちら)

◆第17話「3つの力」:喘息の症状に苦しみつつ、必死で抗うスティングだがストライクにボコボコに。いよいよトドメを刺そうとした時、ドラゴンナイトとウイングナイトが割って入り、「せっかく愉しんでたのに」とストライクは去る。すっかり意気消沈したクリスは戦いから降りると言い出すが、レンが唐突に毛利元就の「三本の矢」の理を持ち出し、「もう俺たちはチームだ」という言葉に(なんかあっさり)クリスもやる気を取り戻す。「地球とベンタラに」『ベンタラと地球に』改めて”手を結んだ”ライダーチーム。
一方のエイリアン勢力。帰還したJTCに親玉が新たな手駒候補、チョウ兄弟の監視映像*1を見せる。「またロクな連中には見えませんが」「軽い連中だ。オツムも軽い。でも、そこがいい」
グレース堂書店を訪れた三人はマヤに「何故か色々な裏情報に詳しい」JTCとのセッティングを依頼。マヤは欠片も彼を疑ってはいない様子。またミシェルが来客。マヤが追う特ダネに興味を見せるがマヤは取引を固辞する。
ゼイビアックスは今日もめかし込んで新兵募集へ。「どうだね?」「すごく……悪そうです……」「うん。そいつは嬉しい」留守を任されたJTCにマヤからのメールが届く。夜に春巻きを手土産に店を訪れるジェームズ。彼は仮面ライダーをまったく知らない風だがマヤの頼みを受け入れる。「条件」というのは……顔を見せない*2ことかな?
盗んだバイクをいじるチョウ兄弟にスーツにグラサンの謎の男が大規模銀行破りの計画に邪魔な者を排除するよう依頼する。即決した二人に彼が渡したのは仕事道具のカードデッキと経費と称した大金。「私たちはチームだ」なんという皮肉で怪しい展開。
父フランクの病室を訪れるキットにまた話せないはずの父の声が……。クリスは医師から激しい運動が危険との検査結果をクシャクシャに。そして十何話ぶりかでレン先生のトレーニング教室が早朝開催。その足でJTCとの会合へ向かうが……約束の場所に居た「フルフェイスヘルメットの男」がモンスターに背後から攫われた!*3 即座に変身する三人、クリスが独断先行し他二名は反対側で落ち合おうとする。しかしそれは罠、というかクリスの自業自得、モンスターがライダー二人を足止めする間に「見〜つけた」スティングに切り掛かるはストライク! またしても窮地に陥るが、レンに教授された「相手の動きを見切り」「呼吸を乱さず」「後の先を取る」待ちの戦法で対抗する……「なるほど。やるな、エクササイズは卒業だ!」しかしいよいよストライクを本気にさせてしまう。だがモンスターを片付けた二人が間に合って「結局またこのパターンか。じゃあね」と撤退させる。先行を謝るクリスをレンは許し、再び力を合わせる事の大切さを説く。え、JTCは?*4
そしてゼイビアックスは新たな駒を連れ帰還する。仮面ライダーアックス*5仮面ライダースピアー*6

◆第18話「チョウ兄弟」:冒頭から本当にピザ喰ってるしこいつら……。レンは幼い頃*7からライダーとして育ったのか。そりゃ探偵や説明の能力が無くても仕方ないな! 不器用戦士! 軍人キャラ! ニート侍!(ズンバラリン
キットの悪戯話と父フランクの良い話になるも、クリスと雰囲気が沈んで*8去る。バイクを飛ばして街を臨み、「見ててくれよパパ。僕ちゃんとやれるから。ちゃんとやれる」己に言い聞かせるように。
トレントとJTCとライダーについて話すマヤの元に連絡が。杉田ドSは普通にライダーに助けてもらった事にしたらしい。いや助けてないぞ。駆けつけた方がスネークに襲われて退却させただけで! 事件とは距離のある友人レイシーのマジ説教*9、なんか張り込んでたミシェルは何処へ連絡を?
「正式なベンタラのライダーとして、迎えたい」ずっと考えていたらしい、あるかもわからない未来の話をキットに持ち出すレン。「本物の、仮面ライダードラゴンナイトになるんだ」驚きつつも光栄な話だが地球とはお別れ……だと……。「ゆっくり考えろ」と言い彼もキット宅を辞去する。どうしよう父さん……。
一方悪のライダーチーム。レンを待ち伏せて嗾けられるチョウ兄弟。「オツムは軽いが、そこがいい、か」
「まいど。もーかりまっか?」っておい……「仮面ライダースピアーか」って二人がかりとはいえ近接格闘でレンが蹴り飛ばされる……だと……? 「ほな俺は、知っとるか?」「二人とも知ってる……素人だな」眼の前に突き出したカードデッキを変身する前に両方奪い取るお約束破り! 劇中で数々の変身パターンを披露する彼ならでは? ベンタラ側に移ってデッキを両手に逃げるレンを「「待たんかいコラァー!」」と追いかける*10兄弟。三人でカンフーアクション。おい、変身しろよ。
リッチーよりもドリューよりも即物的な二人に一応だけど説得を試みるレン。「言っておくがゼイビアックスはお前たちを騙すつもりだ。できれば仲間になってほしいが、だがなんでかな。心からはそう思えない」デッキを放り投げて手が自由になった彼は兄弟を一蹴。「素人どもめ」とプロのライダーぶり。
投げ飛ばされた弟がデッキを回収するもレンはバイクで去る。兄弟のバイクは縛られていて追えず。そこにジェームズ「どうだった? プロのお二人さん」「次は仕留めたる。はろてもろた分『働くで』きっちり」
推定翌日、キットとクリス。昨日の事を謝り合いつつクリス父の事。「一家の伝統が大事なんだよ。ラミレス家は第一次大戦から全員海兵隊員、英雄揃いだ。だから、僕は、パパにとっては出来損ないなんだ……」なら今してることを話せばというキットに「僕も同じことを考えてた」とクリス。そこに恒例のモンスター反応。「僕にやらせてくれ」と意気込むクリスと共にキットも変身。先行したスティング追うドラゴンナイトは速く、火力もある敵*11に苦戦。「パパ、見ててくれ……!」「できる……僕はできるんだ!」気負いに焦りに、キットが諌めるも突撃するクリス「僕には……時間が無いんだ!」ファイナルベントで敵を倒し、心配するキットには平気を装うも……?
父の病室を訪れたキットだが姿は無く、残されていたのは「蛇」の象られた……「ストライク……!」


 新たなるライダーこと新キャラ・チョウ兄弟。華僑の血の入ったカンフー系にして関西弁キャラ*12の愉快な二人。ドリューよりもリッチーよりも即物的な取引で悪役チームの仲間入り。プロを自称し、格闘の腕はあるようだがレンには及ばず素人呼ばわり。キットだって似たようなものと言うか生身じゃ兄弟より弱いと思うが、レンは心意気を評価してるのかね。
 あとは「家族」か。「家族は大事だ」という父の声を聴いたばかりのキットは正式ライダーにスカウトされ地球と父と別れる可能性に揺れ、再び父を見失った。クリスは父の望んだ海兵隊員になれない自分を卑下し、生き急ぐ。レンの両親は彼が選ばれたことを名誉と反対しなかったそうだが、あるいはエイリアンに自分たちが拉致され、最強の名誉職が実戦に出る事態を想像するべくもなかったろう。息子が最後の独りとなる事も。


 次回は第19話「センパーファーイ」第20話「戦場からの手紙」……また更新が間に合わなかったり。
 次回予告では、ついにクリスが……!? もしや18話で戦闘前にクリスが持っていた紙は……。
 もちろん次回もクァメンラァーイド!(by杉田智和)

*1:前回の仕事中の映像はベンタラのライダーと同じ顔の人間を探していたのかも。

*2:レンは全てのライダーの顔を知っており、また地球とベンタラのライダーは遺伝子上同一人物であるため、顔を見ればそうとわかる。

*3:「助けてくれ」って叫ぶ声は杉田。つまりは猿芝居なわけだが、前回ストライクからマヤが看破できなかったように、顔はわかっても声では気づかないものらしい。

*4:キット「じゃあ一緒にピザでも喰おうぜ」ってお前……。

*5:仮面ライダータイガ。『龍騎』では強さといい中の人の性格といい面倒な存在だった。

*6:仮面ライダーインペラー。見た目はライダーというよりモンスターっぽい。契約モンスターは同属の群れを操る厄介な特性を有する。

*7:適性だか遺伝子情報だかで選ばれ、最高の栄誉と評価か……ある意味チベット仏教「転生者」に近いか?

*8:期待された海兵にはなれず、秘密で変身ヒーローやってたら親子関係は微妙かも知れず。それがなくとも優しいタイプでは見えなかったし。

*9:一般常識的な……とりあえずエイリアンとか変身ヒーローとか無いものと考えた場合、それらに本気で入れ込んで且つ友達の誘いも断るマヤの図はなんともアレだ、友達をなくす寸前。

*10:住民がみな拉致されたのにエレベーターの電気が通ってるのに驚いたり。

*11:名前はガルドサンダー。『龍騎』ではライアの友人の仇。

*12:この組み合わせで私はまず『とらハ3』の「鳳蓮飛」が浮かぶが越えられない壁があるほど可愛げが違いすぎるな……。