ALORC-Bottle-Craft-512-Logbook(Ⅱ)

AよりRへ。記録を継続する。(二冊目)

「the case of us / 僕らの場合」


 佐藤明機の大構造物メカニカル世界観を受け継ぐ(主観)も、急展開完結となった『境界線上のリンボ』の次。舞台も登場人物も一気に現代日常4コマのそれで、画風も少し変化してなにやらムニャムニャ。
 しかしながら表紙+裏表紙+袖の一枚絵に見る奥行きであるとか、本編含めメイン5人以外もよく描き込まれてキャラが立っているとか……芯は変わらない、と言えるほど読み込めたかわからんが。
 ゲームクリエイターの専学ということで、絵をデザインを学びつつも『GA 芸術科アートデザインクラス』『ひだまりスケッチ』に比してゲーム寄りで、各人の資質・ゲーム遍歴でもってネタに対する日々。主導権がコロコロ入れ替って喜怒哀楽泣き笑い……年齢容姿個性がバラけても楽しげな仲間たち。
 掲載誌が掲載誌だから単行本待ちなので、ゆるりと次巻を楽しみに。なにかを作ろう、楽しもう、楽しいものを作ろうという物語はだいたい面白い。まだ作る前の前の前だろうけど、そんな私見