ALORC-Bottle-Craft-512-Logbook(Ⅱ)

AよりRへ。記録を継続する。(二冊目)

《運命の盗人/Fortune Thief》

 『氷菓』第15話。古典部が一致して「十文字」の謎を解こうという流れだが、その実、前回に比べて各々の行動は分散しているように思う。単独行動や独白が多いからかもしれない。あるいは店番折木が安楽椅子探偵状態だからか。
 「犯人を捕まえる」と意気込む福部は、これまで少しずつ重ねてきた伏線を顕す時が近づいているかもしれない。漫研の面倒くさげな事情の渦中に置かれた伊原はこれを独力で解決できるか否か。はたまた女帝の手ほどきを直裁さ故に全く活用できなかった千反田、鬼に金棒な魔性の女が誕生しなかった事は幸いかな。

 【藁しべプロトコル】とやらはコスプレ小道具の鏡を伊原から譲り受け(投げつけられ)継続の模様。何がどう繋がって壊れた万年筆に戻ってくるのかはわからぬが……配置上「千反田の好奇心を満たす為に」謎解きに専心できる彼の所に何かしら鍵が集まる偶然だか必然だか、それを意図して折木姉が万年筆を渡したとしたら本当に何者なんだか。予言者かと。

 『もやしもんリターンズ』第4話。長谷川遥、婚前旅行へ連れ去られる。説明の仕方が悪くて及川に能力をわかってもらえず。長谷川の水虫を指摘したみたいに出来ればね。それにイブニング連載の方、西野に求婚までされる前提を彼女だけが知らないままだ。マリーや金城さんもそうだけども。
 戻ってアニメはフランスに渡る前の学祭、準備段階。酒と祭と薀蓄が『もやしもん』の華と勝手に思っているが、今回は若干締まらない。ただバーテンさんの悪酔い仲裁、安心力は見事。