ALORC-Bottle-Craft-512-Logbook(Ⅱ)

AよりRへ。記録を継続する。(二冊目)

《海辺の安息所/Seaside Haven》/『極黒のブリュンヒルデ』第56話

(前回感想はこちら)
(第1〜3話の無料閲覧はこちら)


真 夏 の 恋 愛 戦 線  接 触

 この漫画を読む前には頭の中を空っぽにしてから、目を閉じて○●のほっぺ、(一部は)膨らみかけのおっぱい、柔らかいおなかのぷっくりむちむちの太もも、生命力あふれる匂い、△▼と◆◇にあふれた□■の感触をよく想像してからお読みください(核爆)。


【胸囲の】小>寧>佳>結≧カ【格差社会

「ふぅ・・・暑くないか?」『平気』
『こんなパラソルやチェア借りたりして お金は大丈夫なの? 交通費だってかかるのに・・・』

「ああ 心配ないよ 小五郎を財布代わりにするつもりで一緒に誘ったんだけど・・・あいつ自転車でも吐くくらいの極度の乗り物酔いで市内から出れないから 旅費だけくれたんだ
魔法使いを信じなかった後ろめたさもあるんじゃないか? いつも節約してるから 今日くらいはお金を気にせず豪遊しよう」

「あの・・・村上さん・・・この水着 どうでしょうか・・・
別に変・・・じゃないですよね・・・?」タ ル ン

(おっぱい・・・はみ出そう・・・)ゴクリ

「いや・・・全然変じゃないよ・・・水着は・・・」
「良かった・・・!!」

「……小鳥のおっぱいはともっかう・・・黒羽も案外・・・着やせしてたんだな・・・」

「どうや 村上」
(……どうって言われても・・・胸ないな・・・としか・・・)ゴ ッ
「がっ・・・な・・・何だ!?」
「どうせ 胸ないなとか思ったんやろうが」
「はぁ!? 思ってだけで言ってないだろ!!」
「やっぱり思ったんか!!」ガ ッ

「結花・・・そこ暑いだろ? こっちへ来たらどうだ?」「うるさい!!」
「だから 1人で泳ぎに来たんだって言ってるでしょ!? 私に構わないで!!」

「泳ぐったって お前カナヅチだろ?」
「だからもう 放っといてよ!!」

『あの子 なんなの?』
「おれが家庭教師をしてる近所の中学生なんだけど・・・おれが今日海へ行くっていったら ものすごく彼岸で・・・」
『僻んで・・・ね 違うと思うけど・・・』「え?」

「……ふむ 胸は私とええ勝負やな」「はぁ? ……あのね」

「私はまだ中3よ14歳よ・・・第二次性徴期の真っ最中で胸が大きくなるのはこれからなの
あんたは高2でしょ? それでAカップでしょ? もう絶望的じゃない
そんな出涸らしと一緒にしないで欲しいんだけど」
「……」
「私はあんたみたいな盛りのついたメス猫が水着姿で良太を誘惑しないように監視に来たのよ
そんな絶望的なAカップを見せつけて良太に色目を使うのはやめてくれる?」
プルプル
(たまたま泳ぎに来た設定はもういいのかよ・・・)

「それやったらもう手遅れやわ 私と村上はもう同じベッドで一夜を共にした仲なんやからな」
「えっ!?」「あんた知らんやろ 村上のいびきがうるさい*1の」
「良太!! ホントなの!?」
「ウソじゃないけど・・・うちで打ち合わせしてるときに 帰りのバスがなくなっただけだよ・・・」

「だいたい なんでお前がそんなこと気にするんだ?」「えっ!?」
「なんでって…」「……」「……」///

『さすが鈍感 ストレートに聞くわね・・・』

「いいか? 結花の前では絶対魔法を使うなよ」ヒソヒソ
「特に黒羽と小鳥 お前らの魔法は目立ちやすいから気をつけろ」
「はい」
「そこ! 何ひそひそ話してるのよ!? 私の悪口!?」
「はぁ・・・今日は 大変だ・・・」


―――ふう……()。こんなにも平和な時間が続いているから、たまには良太MOGEROって思ってもいいよね……?
 ともあれ、今日も皆のお父さん保護者のおっぱい星人村上良太は乙女心に鈍感夏祭でありましたとさ。前々回カズミに見蕩れてドキドキしたのはなんだったのか……揺り返しで弄られ枠、しかも良太のみならず結花に言葉責め()に遭うとか一気に不憫枠。かといって結花が優遇されてたかというとお察し*2―――こと今回、「育ってる組」がイイ目を見たように思うのぜ。やめるのですボクたち!む、胸の大小と女の色香は別物だから(震え声)、カズミの勝負は夜からだから! 出涸らしなんかじゃないし、もし子供が出来れば胸も張るかもしれないし……

―――でもそれって、根本的解決にはなりませんよね?(セックスアピール的な意味で)orz


色気 より 食い気

『それはそうと小鳥 今日は小五郎の金で豪遊していいらしいわよ 好きな物食べたら?』「えっ!?」

「いいのでありますか!?」
「まぁ海の家で買える程度の物なら豪遊しても大丈夫だけど・・・」
「はぁああぁああん!!」

「かき氷と! ラーメンが食べたいです!!」
「いいけど・・・」「3つずつ!!」
「えっ!? それは・・・」
「でなければ豪遊とは言えませぬ!!」
「なんでいつも 興奮すると口調おかしくなるんだよ・・・」

「けど小鳥・・・そんなに食べたら ますます腹の肉がたるむぞ」「!?」
「……」ポロ・・・
ポロポロポロ
「あっ!! ごめん!!」
『あーあ 泣かしちゃった……』

「小鳥ちゃん 泳ごう」
「えっ?」

「泳いで運動すれば きっと太らない そうすれば何を食べてもいいと思うの」
「……そうですよね!! 海なんだからたくさん食べても泳いで消費すればいんですよね!!」

「早速泳ぎましょう!!」「あ・・・ちょっと待って・・・」
「黒羽・・・あいつも全然泳げないのに・・・小鳥のために人肌脱ぐなんて」
『小鳥のためだけじゃない 余計なことを言ったあんたのフォローでしょ?』「!?」
『それか 自分が泳げないこと忘れてるんじゃないの?』「……」
『村上 寧子に付いててあげて』「え?」
『私は大丈夫だから』

「それじゃ結花 佳奈を見ていてあげてくれないか?」
「はぁ? なんで私が?」「どうせお前泳がないんだろ? カナヅチだし」
「佳奈は 体が動かないんだ」
「は?」
「だから そばにいてやってくれ」「……」


……思うに、天文台に集った魔女の中で一番年少でいて精神年齢が上(であることを強いられている*3んだ!)の橘佳奈嬢。良太を父役とすれば、彼女はオカン役じゃあるまいか。逆に最も性徴の著しい小鳥なんて寧子(断片的健忘症・精神的幼女属性)すらさしおき完全に末っ娘状態。良太とは夫婦というよりは対等相棒関係、寧子を挟んでの信頼関係。子は鎹? その一方で寧子佳奈の関係は親子的というより時に寧子がお姉ちゃんパワーを発揮する事もあるが。
 寧子・カズミに恋愛ないし被依存、小鳥には上下()関係と見た場合、一番気安くはあるかもしれない。かといって佳奈√解放なんて絶対一週目じゃ無理*4だと思うが。当方は粘り強く『極黒』のエロゲー化を推していく所存であります!


( ゚∀゚)o彡°おっぱい!おっぱ……い?

「寧子さーん!! こっちこっちーー!!」
「……どうしよう・・・泳げないのに・・・」ガボッ「!?」
「浮き輪してれば 泳げなくても大丈夫だろ? 沖まで行こう」寧子「……」

「小鳥・・・泳ぐの上手いな・・・意外な取り柄だ・・・脂肪で浮きやすいのか・・・?」
「足が届かない・・・怖い・・・」ガタガタガタ
「大丈夫だよ このくらい沖なら波もないし」
「怖い・・・」ガバッ「ちょっ・・・落ち着け黒羽!」
「ご・・・ごめんなさい! 私・・・抱きつくつもりじゃ・・・」
「わかってるよ ちょっと力抜いてみろよ」
「おっ・・・おっ・・・お―――・・・
ホントだ……こうしてぷかぷか浮いてると気持ちいい・・・」
「だろ?」

「村上さん!! 大きめの波が来ますよ!!」
「えっ? ちょ・・・」ザ バ ッ
「黒羽!? どこだ!? 黒羽!!」ゲホッゲホッ
「ビックリした!! ビックリした!!」

「ごめんごめん!! 油断した!!」

「浜辺で休もう」「うん」
「ん? ちょ・・・」ポ ロ ン「えっ?」
「おっぱい!! おっぱいが出てる!!」「あっ・・・」
「村上さーん! そろそろお昼ご飯にしませんかー?」


―――信じられるか……? 2週間連続で“表面上”何の事件も危険の兆しも無いなんて……岡本倫ドS描く『極黒のブリュンヒルデ』がだぜ? しかも合併号につき来月9日まで平穏状態。逆 に 落 ち 着 か な い (訓練され過ぎたM読者根性)
 さておき、前回リストアップしたイベント予想の消化を整理してみるにだ。

  • THE 恋の鞘当て⇒▲取り合い以前。結果寧子がいいとこ取った
  • 結花と魔女達(特に佳奈との)交流⇒△カズミとやりあうに留まる、次回は会話イベント期待
  • 寧子のホクロに今度こそ良太が気づくか否か⇒●波に水着を攫われ胸ポロリを直視*5
  • 魔女達がナンパされる⇒▲カズミの眼光がやばくて男が逃げた
  • 脳内彼女さんがおもむろに出現⇒×まったく気配も兆しも無い
  • 佳奈が海辺の人命危機を予知⇒△良太が上島的フラグを立てる
  • ↑それに伴い、不特定多数ないし結花への魔法の露見⇒上に同じ
  • ↑情報がヴィンガルフに伝わった場合の襲撃可能性⇒上に同じ


―――おっぱいに始まり、おっぱいに終わった()。ホクロの件は今は不確定妄想だが、今回に限れば終始平和なものだった。本当に、本当に。


「ったく なんやの? ナンパされて村上にヤキモチ妬かせたろと思たのに・・・誰もナンパしにけーへんわ・・・
やっぱり・・・おっぱいがないとあかんのやろか・・・」


 それにつけてもカズミェ……あの眼光、瑞花を騙すための演技作戦期間中、嫉妬のあまり寧子を死においやろうとした(ように見せるフリ)場面の黒濁り眼さえ凌ぐガン付けにナンパ男も退散。多分に、良太以外の男性は眼中に無いという無意識のあらわれなのだろうが……そんな風に好感度の高さをアピールされても、読者諸氏をドン引きさせてしまわないかと。

―――ところで、4人+1人の女性陣の中、小鳥は言わずもがな、寧子だって割と今更、佳奈は今も成長中で、結花にだって希望(時間)は残っている……と、なるとだ。


        r、        _ .. >: : :ソ`ー― 、}ノ             _
       _x≦メ_,-、   ,ィ≦:_:./:/ ;イi: : :j : : : :\           {ヽ.__>、_ゝ
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     /ィヽ| ト'ノ    / /.:| :{/\ト: :」/Vハ:', } }    ,ア /   「`こヘ
         `7_}       /,イ: :| ハz== ヽ{ =弍 | |:| |   <_へ> { f=} }_
      ,-、_fヘxー、     |: ∧ {  ー'ー'  ・}:jハ{:.′   __ヘニア‐vィアト、ヽ-'
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       ィ_/         |: :|/:.,ィ=厂{≧': /:∨     //  r=} ト {__,ト、
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    ≦ィくトrf}f,勹     rヘ: |∧ |/, イ :/  ⌒}    |_.}   f{ ィ=士ゝ
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      {./ ゞこフ       /// /   |   ∨ハハ: : :}V:}: |ム{ ゞこフ
                //7={...__ | __ ...},x≦: :ノ |ノⅤ


 つまりはこういうことだよな、うん。良太にアピールできるかは別として。お、女の色香は胸で決まらない事をカズミちゃん様がきっと証明してくれますよ!(汗)よくよく鑑みると、カズミを応援している筈なのに真逆に彼女を弄り回している事は黙っておこう……。

*1:3巻秋葉原デートの夜のこと。良太が先に寝付けたのか良太より先に起きたのか、それともイビキ云々は出任せか。またこれに言い返さないということは、良太と結花は2歳差とそれほど離れていないが、枕を同じくするような幼少期の経験共有は無かった模様。小五郎が良太の幼馴染=クロネコと言うだけはある?

*2:1ページ目から良太に声をかけられるまで砂浜で膝抱え体育座り。おまけに良太への恋心を全く気づいてもらえていない。

*3:第2巻裏表紙からするに、生来の気質は「アイムフリーダム」状態の瑞花ほどではなく活発だった可能性はある。

*4:アニメ『デビサバ2』の如く主人公周回済疑惑はまだ否定されていない。

*5:※紙面においては「ぽろん」と髪の毛に隠れてか、腋〜乳房の辺りにあるそれは確認できない。しかし良太から見えていないと断言も出来ない。おまけに良太は完全(写真)記憶能力者であるし、落ち着いた時に極めて正確に思い出す事ができる。もし見えていた場合、襲撃などが無くても不穏に感じてしまう。