『去年はいい年になるだろう』。なるんだ。きっと――2013年度セ・リーグ全日程終了
(セントラル・リーグ終了時チーム勝敗表)
チーム | 試合 | 勝利 | 敗北 | 引分 | 勝率 | 差 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
巨 人 | 144 | 84 | 53 | 7 | .613 | -- | |
阪 神 | 144 | 73 | 67 | 4 | .521 | 12.5 | |
広 島 | 144 | 69 | 72 | 3 | .489 | 17.0 | |
中 日 | 144 | 64 | 77 | 3 | .454 | 22.0 | |
横 浜 | 144 | 64 | 79 | 1 | .448 | 23.0 | |
ヤクルト | 144 | 57 | 83 | 4 | .407 | 28.5 |
さてさてさて。12日にはクライマックスシーズンである。当初は何の意味があるのかとペナントレース自体がどうなるのかと思ったり、掌返して3位争い(だけ)見守ったり……そしてこの「ようやく」の尻馬に乗る、3年目。
チーム | 試合 | 勝利 | 敗北 | 引分 | 勝率 | 差 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
巨 人 | 144 | 86 | 43 | 15 | .667 | -- | |
中 日 | 144 | 75 | 53 | 16 | .586 | 10.5 | |
ヤクルト | 144 | 68 | 65 | 11 | .511 | 20.0 | |
広 島 | 144 | 61 | 71 | 12 | .462 | 26.5 | |
阪 神 | 144 | 55 | 75 | 14 | .423 | 31.5 | |
横 浜 | 144 | 46 | 85 | 13 | .351 | 41.0 |
チーム | 試合 | 勝利 | 敗北 | 引分 | 勝率 | 差 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
中 日 | 144 | 75 | 59 | 10 | .560 | -- | |
ヤクルト | 144 | 70 | 59 | 15 | .543 | 2.5 | |
巨 人 | 144 | 71 | 62 | 11 | .534 | 3.5 | |
阪 神 | 144 | 68 | 70 | 6 | .493 | 9.0 | |
広 島 | 144 | 60 | 76 | 8 | .441 | 16.0 | |
横 浜 | 144 | 47 | 86 | 11 | .353 | 27.5 |
去年一昨年に比べると引き分けがずっと少なく、天辺とドベのゲーム差は去年程度。1位巨人2位阪神がほぼ確定してた一方で3位争いが激しかったのか、比較的団子。何気に横浜DeNAが最下位脱出してたり。あとパ・リーグでの楽天の優勝と、田中将大投手の連勝ぶりにまつわる報道とか。
さて広島はというと、去年も一昨年もCS出場権を争っていたものの、途中3位を明け渡してからズルズル負けが込み追いつけなくなり……今年もそうなってしまうのかと時折順位表見ながら思ってたものだが……今年はそんなこたぁなかった。何がどうして此処まで来れたか全くわからないけれどただ一試合一試合、勝って負けて勝って負けて勝って、粘り抜いて。
当方のような手合いは正味ファンと言えず「前田に間に合った」とも言えないかもしれない。けれど「前田は間に合った」のかもしれない。神の見えざる手か人の努力と応援の成果か、広島ファンの切望が叶う頃に。畢竟するに、当方が応援してたのは作者のカープ愛の化身偶像であるところの彼女達なのだった。その故にリアル結果に沿う物語の行く末を思い、この期に及んでは別の意味でリアルな世知辛さ『グラゼニ』じみたクライマックスファイナル×ファイナル大番狂わせを想像したりもする。
届かずとも報われずとも「待てる」という話でもあろうと、実際に来てはいけないという法も無い。そうなったらそうなったで、多方面が非常にモヤっとしてしまうことは傍目に明らかでもあるが。この少し特別になった年に、更におまけがついたらと、当事者の思いも都合も斟酌せずに。所詮その程度の一方通行―――されど、何処から飛んできた球を拾わずして始まりもしなかった。
「もしあなたが今日何かを受け取ったのなら、それは長い旅をして、あなたの前にたどり着いたの。
今日の行動は長い時間をかけて結果が表れてくるのよ」INSP(ストリートペーパーの国際ネットワーク)第16回年次総会における言葉
(「BIG ISSUE JAPAN」176号収録)
……だから何だって、伝わったって繋がらなくたって、ただ今年もそんな記事を挙げただけのこと。未だ終わっていない今年と、また来年がより良いものであるように。