《限りある資源/Limited Resources》/『極黒のブリュンヒルデ』第97話*アニメ第2話
(極黒のブリュンヒルデ 9 (ヤングジャンプコミックス)) 4/18発売予定
「魔法使い」
……例の歌は本当に鼻歌だったな、BGMが付くでもなく。となるとサントラのアレはどの辺りを指すのか、もう使われている曲なのか。ともかく赤面誤魔化しが可愛かったので良し。
構成は2〜4話に、行動方針補足のためか11話(茜女史の回想も此処)の人命救助エピソードを加え混ぜこぜ順序変更。「そしてヘラ、ナエナロのヘニムヘーロ」はさておいても十年ぶりケーキがカットされなくて本当に良かった。またシモン司令声で無慈悲に殺すイチジクが見た目年齢(30代半ば?)より渋て重厚※おじさん好きの真子が惚れても仕方ないね。でも許されない。良太だって3章から魔女達を食べさせる為にツンデレ妹分の家庭教師バイト料を費やす甲斐性は十分にあるけども。
そして毒舌ゴス娘⇒天文部マスコット兼、危機回避に不可欠な【予知】アラームこと橘佳奈の初……ではないか。1話で「喋って」るし映ってるし、本登場ということで。本誌の声優インタビューによると声に加工をかけているとのことだがあまりそんな感じはせず、「彼女が本来持つであろう」快活さ(2巻表紙裏参照)が滲み出ている感じ。その上でシーンの合間に挟まれたオリジナル台詞は、ただ寧子への気遣いがある。あと表情筋を動かさずケーキに大喜び⇒ミキサー粉砕には涙が誘われる……連載現状を生き延びれば今度こそケーキちゃんと食えるから死ぬな!
「いやあぁあぁあぁあぁあ!!」
非情な声、凄惨を極めるシーン。
衝撃――。もしかしたらそんな声がネット上で広まっているかもしれません。
この作品はラブコメ?それともハートフルな魔法少女ものなのでしょうか。寧子たちの生活、魔法使い達の苦しい生活、悲惨な現状が今回の話を通じて伝わってきます。
雨露をしのぐ場所、暖かい布団、温かい食事、そして家族。これらがいかに貴重なものか。自分の命をいかに使うか。精一杯、生きよう。生き抜こう。
アニメ版はコミックス版にさらに一手間加えてアレンジされているため、ははぁ、こう来るか!!と三回楽しめることになってますw
コアなファンが多い本作だけに細かな差異を検証するのがまた楽しいw個人的に、原作の本誌連載が通常版、コミックス版がディレクターズ・カット版で、アニメは完全版といったところかなぁw
だが、登場人物たちの感情の流れは、原作よりも不自然さは消えている。特に、初期の良太に見られた冷淡さや、勉学一辺倒な狭い認識、魔法使いたちの境遇をなかなか理解してやれない歯がゆさなどは、激減している。
これは素直に、良いポイントかと。実際、自然な流れで『寧子に惹かれて行く村上良太』という面を前面に押し出して、改定されているため、アニメはアニメで良い演出だと思うのです。それだけに、ヒロインが増えてきてからの恋愛模様が、原作とは一味違ったものが楽しめそうで楽しみ。
そして、捕まったかなでちゃんの最期。時間帯的に少し控えめだなあと思ったら、よく見たら結構原作準拠。むしろ、肋骨とかが影ながら見えているあたり原作よりも微妙に過激になっている。この時点ではあまり鮮明に描写をしてはいけないということを含めても、そこから逃げずにちゃんと描写したということは評価できる。これならば、他の惨殺シーンとかもちゃんと描いてくれるはず。
とまあ、前回に比べてかなり満足な内容でしたが、その一方で脚本や演出の粗が目立つのはどうにかしてほしい。例えば、自衛隊の装甲車とすれ違う良太の場面。あそこは寧子が捕まったんじゃないかと慌てるシーンなのだが、そういったものをバッサリとカット。ちょっといくらなんでもここを削るのはちょっとねえ。
そして、期待していた佳奈ちゃんボイス!
原作で描かれてきたアレをどのようにアニメで表現するのかなと、匙加減と表現に対する要求が難しく、繊細な役柄に期待大でした。
洲崎綾さんが演じられる佳奈ちゃんも、正に文句なしで満足です。第一声で、思わず「おお! 来たあ!」と、グッときましたねー。正直、エフェクト強めでもっと機械的になるかと思ってましたが、過度にわざとらしくなく、良い塩梅だったのではないでしょうか。
おばさんを交通事故から救う話をここに持ってきたのか。
原作では、死ぬ人を助けるという寧子らの「日常」の風景として2章の導入部に入るエピソードだけど、アニメでは、アニメ全体の導入部に入れてきたのか。
どっちも意図は同じで、寧子たちは死ぬ人を助けるんですよっていう説明シーン、って感じか。
ってことは、アニメでは佐織戦の後、ノンストップでカズミ無双からの小鳥登場か?あと、アニメだから当たり前なんだけど、やっぱ絵と声がつくと勢いがあっていいな!
良太が食い物を持ってきたときの焼きそばパン!ケーキ!のリアクションとかw
良太はまだまだ事情をよくわかってなくて、それでも自分ができる範囲で寧子の助けになってやろうとしてる辺りが好感度高い。家族写真は3人で写ってるのに、家には家族の影がなくて(食卓テーブルの椅子も2客しかなかったっぽいねぇ)、それが今後伏線として効いてくるかどうか気になります。
そんな訳で雑感。でした。
寧子可愛いよ寧子。
(※追記:掲載時、装甲車の進行方向とクラクション聞こえた方が逆に見えて混乱したのも懐かしい記憶……アニメだと誤認のしようもないなと)
そして更に血臭と死の気配は加速する。短い命の限りに、死の運命にあった者を救う魔女の儚さ。如何ともし難い理不尽をなんとかしたいと願う少年の足掻き。古参もご新規も、宜しければ御覧あれ。今ならニコニコで1話2話連続視れることだし。
(以下連載記事)
≒≠前回粗筋:“蓬莱の人の形”
/ i / \ ----ァ- _[エ . \ < く 」 ̄ ‐- _ 「/ ', ー-ァ ` r= 、 ', _ / ー' `ヽ、 ', 力を望んだわけではない ラ \ 「7 ', < _ [>メ ヽ しかし 彼女には力が与えられた /」` ‐- ..,,_ >、 } r_メ 、 ヘ ハ 引き換えに \ ヘ } \ } .} 人としての未来を奪われて r_ヽ }/ ヽ / | V / |、 _,,.. ァ V 〈 {ニ[- /./ _ ‐ァニシ彡'´ ̄ラヘ{ `'ヘ ならば 戦おう _ _ -‐彡 フ‐ 彡'´ }弋 } _ _ -‐イ ン 彡'´ ∧_二 ! ,rf ニニィ<二ァ'´ ヽ/__ィく _ L ノノ __土_ 王臣 ‐ァ‐九 r7´ .乂, -‐ '´_/ニシ / ノ'`′  ̄'ー ' この ノ.| |ヽ い 両手は / |_`_,ヽ を /ロ┼ くためにある Y ィ'´ ー ´ / ィ'´_ _ /-'ー'´ ヽ'′ /くr ´ `ヽ / rニニ/ }ヽ/ /ニニ/. /}'´ /ニニ/ /}ノ ./ニニ/ { {
最新9巻と同日発売の小説版、「そのほか、奈波&結花と初菜の短編も収録!!」……だと……!?
これ、「&」「と」は誰と誰にかかってるんだ。いや「結花と初菜」は面識できる時間的余裕がまったく無かったから、普通「奈波と結花」と「初菜」の二編ということになるのだろうが。でも奈波と結花だって街中で擦れ違って友達捏造されて、その記憶も霧散したことになって……ああでも奈波は「良太の中から観察している」んだっけ? その視点から結花(多重属性ツンデレ)を見ている話、かも。また事実として脱走時点からそうだったとはいえ、初菜から漂うボッチ感(既に合流前の話だと思い込む先入観)。ここまで書いておいて組み合わせ逆だったらそれはそれで面白い気もする。
しっかし「良太が絶体絶命にならないと出てこれない」という無茶条件が為に、長きに渡り再登場期待勢を残念がらせ再登場も束の間で、こういう形で脳内彼女がフィーチャーされることになるとは思わなんだ。登場は4巻、再登場は先月8巻、本編でまた出てくるのは何時になるか……初菜の【再生】も無しに下手に死にかけるとそのまま終わりかねないし……下手するとアニメ非登場だからこうでもしないと出番が無いのか。でも犬良氏の人気投票で現在ダントツ1位な件。今後条件自体をどうにかしてアストラル(遊戯王ZEXAL)化、は無理かなーと明後日を妄想して現在から目を逸らす()。
Valkyrie Profile
(……クロネコが ハングアップした時が・・・
おれたちの終わりと同時に…… 世界の終わりだ・・・)
「……そうね」
ヽ、__ . |:::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::! | . |:::::::::::::::::!::::::::::::::!::::::::::::::::::::::! ,ィ .! |::::::::::::::::|::::::::::::::|::::::::::::::::::::::l ∠/ .! . |::::::::::::::::!::::::::::::::!::::::::::::::::::::::|_ | |::::::::::::::::!::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::!_,-、 ,! |::::::::::::::::!::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::! ` __ <´ . |::::::::::::::::!::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::! ,' ,'::::::::::::::::|::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::|‐-、__ |_ . ,'::::::::::::::::::!::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::! `¨`ー'、\ . ,'::::::::!::::::::::!::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::| `ヽヽ、 . ,':::::::::|:::::::::,':::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::! ``ヽ |:::|::::::|:::::::,':::::::::::::::::!:::::::::::::::::!::::| ̄`ー―-、_ | |:::|:::::::!::::::|::::::::::::::::::|::::::::::::::::|:::::| _, -‐'´ `ヽ、_. ',
「私とお姉ちゃんには そのくらいハンデがないとね つまらないよ」
「私がハングアップするまで・・・ お姉ちゃんの その曲がった性根を叩いて叩いてまっすぐにしてあげる」
「それでもダメなら・・・ 死んでもらうしかないね」
「…… 寧子 あんた・・・ よくも・・・」
/ / / / .:.:./``メ、 ∨: i ,′ :! ! :ヽ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ / / / .:.:./ ``メ、 ∨ l:∨ / .:! | ヘ 二二 二二二二二 二二 ./ / / .:.:./ \ ∨ l ∨ / i :| | i == ========= === ../ / / ..:.:.:/ __,,,、r== 、.ヽ∨: l ∨.:/ l | | |  ̄ ̄  ̄ .. / / .:.:.:./ '/ /.Fヽ ㍉∨∨ l: ∨ l | ト、 .::| -- ─ ── ──── . / / .:.:.:./ ', !::I:ノ 〉 l ハ. lィ"´77 ! | ! ヽ / / / .:.:.:./ `二ニ ‐-イ ',. /⌒V /l / :! ,′ / 二二 二 二二二二二二二 二 ./ .::::.:./ `¨¨´ ""´ ',/リノ/ / .l:/ ! ,′/ __ _ ___ .:.:.:/ / 、_/ / / / / ‐‐ ‐ ‐ ── ─── .:.: / , ′ // ── ─ ───── /', , -‐ r‐- 、 ノ ,′ / :.:.'、 / ̄`ヽ:::::.`丶\_ ´ / .:.:.:.ヽ l ',:::::::::::/ ハ __ _ __ _ __ :.:.:.:.:.:.\ | ',::::::/ /. ヘ  ̄ ̄  ̄ ̄  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.\ ト、 l::/ ,. イ ヘ 二二 二二二二 二二二 二二 \.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\ ` ` ー‐─ァ′ イ | ヘ、  ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄  ̄ ̄  ̄  ̄ ̄ 三> -- 、__/ ヽ、 _二二イ.:.:.::l ! \ __ _ ___ _ _ フ 三三三/  ̄ /.:.:.i.:.:.:.::l ! \  ̄ ̄  ̄ ̄ ̄
「この私に よくもそんな生意気を・・・!!」
「クロネコ!! ヴァルキュリアにアンチマターだけは作らせちゃダメだ!!
一度作られたら対消滅するまでは消えない!!」「知ってる」
「死ねぇ!!!」
、 \ ヽ l ゝ、 \ ヽ..l, .`'-、, \ ヽ.l `'-、、 \. .゙.l、 ゙゙'-、、 \ `'‐、、 .\ `'-..、 .\. .、 .'ト、 `'-、 .\ l\ .l'、 `'-、 .\ │ `'- ! .\ \, .`ヘ、.亅 `-、 `― ..,,、 .゛ \ ,,.. -┐ `''';;、 `´ .`'―───── / '″ __,,,,,..、゙'″ ―――――――――――――――' ̄゛ ______ __,,,,、 __-''"´゛ __ ---一ー''''''''''''  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ''''''''''゙゙゙゙ ̄´ ,i" ,..-''' / ,..-" , ‐'゛ ,..-'″ _..-'" .,..-'" ,..-'"゛ ._..-'" .ノl′..〃 ,..-'"゛ / / ! .,ノ/ _..-'"゛ .,/゛ / ゙‐' /
「無駄 お姉ちゃんの攻撃魔法は 私には通用しないってば!!」
パ キ ン「!?」
ブ ン ゴ ッ
,イ.| ̄i| |i ̄ ̄|i>。. / i|!|i才| |斗-=ミs、i| |>。. /|i,x ≦´ .i| |i _ i| |i |i 。 /斗´ i||i-‐ |!|i ̄ ̄`ヽ |ij{’ヽ.|i `'守 ./´ .| ,. i||i |i|i-ニ三`ヽi!ヽ .i!ヽ |ii|`'守 / ̄ヘ .|i>i! , ´i!x≦i!|i \{ `ヽ!. ..ヽ|i /ヘ `ヽ/| .|i i|_ ‐ |i |i|i斗-ミ |iヤ ヘ. .|i|*'” |_ _ ,イ .|i*'”i} .j{--=.|i|i .>。i! ヤ i|`ヽ' / ̄ ヘ `ヽ / / ̄`ヽヘヽ .|i .j{_ ‐ |i| .|i|斗-=ミ |i `_ i|>’./ / /´ ̄ ̄ノ'ヘヘ .|i |i_ ‐ .|i|‐=ニ.!!_≠ミ、’|i ― / j{ ,' ,. ´ ノ' .|i *'” ̄.|i|-=ァ|i ̄ ̄ミxミ.j{ ヘ { ヾ≧s、>''´ j{ヽ- ./ _ .|i |i,x≦|i|. .|i ヘ{ミ、ヘj{ ヘ j{___/ /i|_ _ /,―ミ、\ .|i*'”{ .{.i! i!-斗-=ミ |i < ’< 斗-===ミ __,,..>,x≦´.{ { } } .|i |i _,≪ii!-=ニi| -=ニ二 ̄ \ /| |ヘ /,x ´ .{ ハ / / .|i-‐|i ̄ |i _.|i ̄二ミヽ三ニ― ヘ ヘ,' Tヽ .|i/  ̄ ’<三>´ .|i |i -=|i ̄ .|i_ニミi、 |i>ー。._ 人 | ヘ ' ,. ´ .|i_.‐|i ̄._.|i,x ≦|i ̄ ̄ i!ヽ|i `ヽi| .,イヘ´ _ ヘ |i _ -=ァニ^¨ .|i .._|i |i !|i .!|i` 、゚.i!|/ j{ ヘ ヘ,' ,'; -ニ_ .|iニ..|i |i _ニ..|irぉiひ''*x!|i. ./ ,イ ヘY `ヽ ´ _ニ- .|i_ |i_.ニ!|i ...|i __ .|i /-=ニ ̄! i´ ヽヘ ̄ .|i |i |i_三ニ|i ̄ ̄`ヽi!.|i `i|*。..| { `ヽ }、` ト 、 .|i |i-三.|i _ニ|i―ニミヽ .|i`ト、..i| `.i| 人__ } Tヽイ ≧=- .|i |i_.=-.|i ̄ !|i `ヽ|i` 、...i|i、 | |i /i|`ト、 _,. ´ / ヘ ヘ .|i=-|i |i !|i__ !|i>...!i| `i!| |i' |iヘ Y ̄`ヽ ̄ ヘ^丶 .|i |i_-ニ!|i-ニ .|i ̄ ̄> !|i |`'守| /` |i ー'ト i| ヘ j .|i..,x|i |i !|i__ !|ト .| !|./`ト.|i>。 | >i。. ヽ _/ .|i. . |i_ - .i! ≦´i| ̄ ̄ミ>。|i .¨ト i|' .>iト` ト.、 i| |`ー', ,i .|i-. |i |i_ニ |_ニミ .|i>。 !| iト _ |i >。トi、 .i| | .|i |i-=ニi} ̄ ̄|i `ヽ |i。 ト 、.!| =-|i 、 |>。!|、 !| .|i-=|i |i !|i .|ト゚' * |i |=- |i `ヽi| | |
「ちっ・・・」
「まだまだ・・・」
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「発射!!」
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「うわっ!!」
シュウウゥ
「お姉ちゃん まだやる?」
「まだ反省しないなら・・・ 頭を吹っ飛ばしてから ハーネストを物理的に破壊する」
「……寧子・・・」
「あなたは絶対 私には勝てない・・・」「……なんでよ」
「あんたと違って 私にはもう 守るモノなんてないからよ」
`'-、 `''-..、`'ー ,,, `''ー ,,、 .`"'ー ..,_ `゙''''― ..,,_ '、 `'-、. `'ー..、 ゙゙'ー、、 `'''ー ..,,, .`゙'''ー ,,,_ .`゙"'― ..,,_, `、 `'-、, `'ー、、 .`'ー ,,, `゙''ー ,,、 `゙'''ー ,,,_ . ´゙''''ー ..,,_. ヽ, .\ \ `''-、、 `''ー、、 `゙''ー ..,_ `゙'''ー-..,,_ ´゙'''〜 '、 ヽ. \ r― ,,_ ‐ 、゙''-、 `''-..、 `''ー、、 `'''ー ..,,, `゙'''ー ,,,_ ヽ \ .\ .ヽ `''ー∧ `'-、, `''-..、 `''- ,,, `''ー ,,、 `゙'''ー ..,,, ヽ .\ \ \ . |. ,,_ `''-、 `''-、、 `''-..,、 `゙''ー ..,,, `" 、 ヽ ヽ. .\ .゙\. ノ `'v `'-、. `''-..、 .`''ー..,、 `'''ー ..,,, ..ヽ ヽ, ヽ, \. \ `'-..、 .`'-、. `''-..、 .`''-、,、 `゙''ー ,,, ヽ .ヽ. \ .\. \ ''-..、 `'-、. `''-、、 `'''-..,、 `" .ヽ ヽ. .\ \ .Y、 ゙゙'ー . `'- ____, ゙''-、、 `'''-..,、 .ヽ .ヽ \ \ L\ _,,、 `'-、 _! .`''‐、、 `''ー、、 ヽ .ヽ .ヽ. \ ̄―'" `'-、 `'' /´ .''-、 `'ー..、 `'ー ,,, ヽ .ヽ ヽ, .\. \ `! l\ `'-、 `''-、、 ゙゙'ー、、 ヽ .\ ヽ. ..\ \ ヽ ′ `'-、 `'-、 ゙''-、、 .`''ー、. .l ヽ ヽ .ヽ. .\ `'-、 `'‐、、 `'-、 `'‐、、 l ヽ ヽ \ \ .\ `゙゙''_,, ‐''"'''-、 `''-、、 ..l .ヽ \ ヽ \ \. .ー----‐'″ ゙''‐.',゙\、 `''-、, . l ヽ .ヽ ヽ .\ \ ヽ `'-、 l, . l ヽ ヽ, .\ .\ .\ `‐、、゙''-、 ..l l ヽ ヽ \ .\ .\ `''-、,,゙''-,, l. .l ヽ ヽ .\ .\ .ヽ `''ーミヽ、 ..l .l ヽ .\ .ヽ \ .,,丶.ヽ ー-、 __/ ̄ ̄ l. l, ヽ ヽ .ヽ ` ! | .ヽ :`───∠ ̄ .l .l ヽ ヽ .\ / l.、. ..ヽ l l ヽ ヽ \ ./ / `- .ヽ ──、 .l l ヽ .ヽ \ i_!----― ヽ .! l, l ヽ ヽ .\ .` ̄ ̄¬、 .ヽ .l .l . l ヽ ヽ ヽ, .! ヽ .ヽ,
「!?」
「「なっ!?」」
パ キ ン
゙_、 `゙'ー 、、 \ .`'-, 、 ヽ\ヽ 、 .  ̄"'''―- ....,,,_ `''ー..,, `'-, .\. .゙ミ、. ヽ\ ヽ `゙゙''''― ..,,,_ `''-、、 \. \ .゙ \ ヽ ヽ ム ´゙''''― ..,,,_ `''ー、、 \ \ヽ \.ヽ゛ .l `゙''''ー ..,,_ `'‐、、 .\ ゙〈L ヽゝ .l, .___ `゙'''ー-..,,,_ `''-、 .\`ゝ l,  ̄ ゙゙゙゙゙゙゙̄'''''''¬―-- ..,,,,__ `゙'''ー ,,,_`''=x、,_ `'ッ、 `' .゛ .l `゙゙゙"'''―- ..,,,,_, `゙'''ーミ;;ミニ ..,_゙' \ ! `゙゙''''― ..,,,_ `゙''''i `''″ ! . ______________________ `゙゙''¬r-──- " │  ̄ ̄¨¨¨¨二ニ='" ._,,,,..、_ l _,,,.. -‐''''"゛, ー'''''^゙゙,゙ン‐'"゙゙./ } _,,, -'''''"゛ _,,,.. -‐'''″ ,.. ‐'" ,,.彡t | _,, ー'''"゛ ._,,.. -‐'''"´ ._..-''" '~゛.,.彡 l _,, ‐''"゛._,,.. -‐''"゛ _..-'"゛ ,、,x!!'"./ 、 ! _,, -'''',゙,, -‐''''” _..-'"゛ _..-'´ . / ,/,/ / .,i .,! _,, ;;ニニ-''''"´ _..-'" _ / .,// ノ,iレ/ .,/,! .l .| ,..-'´ .,〃゛ ,/ilケ./ / .,| .i{ .! | ,..-'´ ,r'" .,/.|″/ ./ . iリ l ! .,l .! ,..-'″ / ./ . / ./ /!li!│ |! .| ,..-'″ / ./ / / ソ | .,ll .l _..-'´ / / ./ / | リ l _゙''ー ,,、 ,..-'´ / // l l .l゙l ! `゙''ー ..,, _..-'´ / .,i./ . / l .| /,! l `''ー 、, _ / / メ" / l l゙/ ! ! `''- ,, / / .、 ./ ! .レ .l ./ , / .`''‐、、 , .,/ / / l ./ /.i′ ,/゛ `'‐、、 ノl、 / / / // . / `'-、 ,/ .l, ./ / ./ l/
「……」「寧子・・・!!」
「大丈夫!?」「大丈夫だけど・・・」
「あっ!!」
../ / ./ _ イ'"゛ l゙ / / .,、 // / ./ ./,iメシ゛./ _,, -‐''" ̄ ̄ ゙̄”゙゙''ー ..,、 / ./ ,/ ,l!゙〃 / _..-‐'″ `''-、. /! iリ / / ./ / / / _..r'“" ̄ ̄¨¨'''''ー _ -=ミュ . | l ,! 〃 / . / /.〃 _ `゙'ー ,, `'ミヾ . |│ ! .I 、 .、 /〃 l゙ / .i!i7 _z-''" .`゙'''-、 `'-、 . |.| .| iト ,l. 〃/ .l l ./ ´i′ ,,..ッ  ゙゙̄'''-、 .、_. \ ゙'-、 . |,! ! !| .|.! .|l゙ l .! ! .l゙ l、 .l / / / ̄ `\ .ヽ ヽ ̄ \ l! .! l!.l ! l .!| l | .l |.! ! .l | ./ ! .7i.l ヽ, 、, \ ` !.l .l │ l.|| ! !│ l..l. ..l. ..l, ヽ} ., | .〃゙ll .゙'lュ \. ヽ .‖ ! ! .ラ!,! | .|. l ヽ ヽ. ヽ, .\ / .i./ .` .l ..l\.ヽ l l, │ .l,! l,..l ヽ `'-、 .\、 `'ー-z_〃 .'″ ! l .ヽ.ヽ .″|, ,! .リ ヽヽ l\ .\ .`''ー-z_ニ=- ./ , .l l'、 l ヽ ゙l、 l ゙'Vi、 ヽ`'-、\、 . _,,.=ニッ ,彳 .l| .| l ヽ .l '、 .t、 . l. .! `'‐ \ `'''〜 _..-'" ,/゛ ! ,!| | .、.| l .l . ヽ l\ .ヽ .l \、 <_z─´ / /.l │ l| ! .l } ヽ.l .\ ヽ . l \ミ= / ./ .l゙ ! .|.l .,! ∨ソ 、 `゙ \ .ヽ...l `¨ーz.____Z ̄ _/ / ,! i′ ,! ! | .l . ヽ, .x、 \ `、.l, _..-'" ./ . l .,./ / .!.l ., ! \,.゙ l、, `-、 .`ぇ ,.. ‐'" / ,/ ィ/ │ |/ .} .l `'-ヽ\, . \ ._ ,..‐″ / ./ ./ / l .i | ! `' !i、゙'-、. `'-、 ヽ`゙"'―-z___z--―‐'''″ ./ イ/ ./ ./ }l │ `゙' `''ー..、 `゙¨¨ ̄ ,/ .,,;;シ'" . / / .l .! .,.| `'-、 .'i、 `''―-z_____ ,/゛ .,..‐“ ./ / .! .| .!i.! `'-、 .゙.l'、 _>‐゛ _..-'´ / / ! l ! !| .`'''│゙'-、 、 ‐==ニニ二_ ,..-彡‐ジ゛ ./ / ,! .「 ‖ `''ゞ゙'‐ ,,、 _..-"゛ >=゙‐'゙.,/゛ . / / l゙ / `'=―'''" ´ _..-'´ _/゛ / ./
「……しまった・・・」
「アンチマター・・・ さっきの・・・ この街を吹き飛ばした時よりも大きい・・・」
『一度作ってしまったアンチマターは 対消滅して爆発させない限り 消えることはない!』
(まずい・・・ このままじゃ・・・確実に みんな死ぬ!!)
「あなたが 羨ましいわ 寧子・・・
この世界に まだ守りたい物があるだなんて・・・」
(……あれ? ヴァルキュリアは なんでアンチマターでは死なないんだっけ・・・)*1
「そうだクロネコ!! お前 今 瞬間移動は出来てたよな? それで遠くへ一旦避難しよう!!
ここにはもう 助けなきゃいけない人はいない!!」*2「……」
「瞬間移動は出来る・・・ けど・・・」「けど?」
「自分一人しか 移動できないの・・・」
「……そうか」
「なら選択肢はひとつだ ヴァルキュリアを倒せるのはお前だけなんだから」
「クロネコ おれたちに構わず逃げろ」
「そして戻ってきて必ず・・・ ヴァルキュリアを倒してくれ」
「よけられるものならよけてみろ!! きさまは助かっても地球はコナゴナだーーーっ!!!!!!」
アニメOPと同期するが如くに集英社バトル漫画らしさを漂わせても、極黒が極黒であることに微塵も変わりは無いという帰結、かもしれない。
疾うに覚悟は決まっていて、何度となく行動でそれを示し、助け助けられて涙を流してきた仲。しかして今、ただ一人の中身・内心が読めなくなっていることが恐ろしく思う。ここで久々の問題だ! この状況でどうやってあの攻撃をかわすか? 3択−一つだけ選びなさい。
- 良太を守りたいクロネコが退避せず全力防御⇒ボロボロな上にハングアップして再生不可の窮地
- ギリギリ自力でか良太の助言でか「最強の破壊魔法」が発動し反物質を迎撃⇒力を使い果たしハングアップ
- あっさりクロネコが退避して良太と佳奈は死ぬ。現実は非情であ、る?
―――どれでも駄目じゃん! 閑話休題。良太とアイコンタクトで通じる気脈はさておき、本当に「予知と引き換えに動けるようになった」だけ、なんだな佳奈。界隈が予想してたように本体は死んでて精神実体化とか、時間制限つき怪物化制御で瞬間移動してきたとかのオプションも無く。それで何故あの場面に間に合ったのか……時系列上、
- 良太を気絶させ夜中に寧子達出発/「みんな死んでしまう」と予知発動(82話)
- 初菜粉砕、カズミ首刎ね、小鳥崩落/刻限過ぎても予知変化なく、寧子の死を視て緊急手段(89話)
- イチジクが真子を庇って死亡。真子のアンチマター発動で街が消し飛ぶ夜明け(91話)
- 良太が注意を引いている隙に(徒歩で急行した)佳奈バックスタブ(93話)
……これはどうして良太ライダーキックが間に合ったのかという疑問に通じるのだけど。対フレイヤ電網情報戦後のカズミの言「前にキカコと戦った湖の近く」からして、そもそもイチジク隠れ家〜湖〜天文台〜廃村〜柱谷邸の距離自体がそんなに遠くないという身も蓋も無い結論*3なのだろうか。アニメ放送が始まりキカコが口からビーム吐いて初見者をビビらせる日も近いのだろうが、研究所本拠は別として*4かくも灯台下暗しな身近に―――これは二周目あったら小鳥攫われた直後に吶喊とか襲撃以前に先制攻撃しかける伏線*5、だったらいいのにな。まだまだ小鳥の死を呑み込めてないわ……未練。
良太と佳奈の二人は、チラリと目配せしただけで、もう決断ができている。この寧子に関しては、言葉を交わさずともお互いに全てを解り合ってる感が実に良いねwだが、クロネコの方はどうなのか?当然、良太を見捨てるような真似はしたくないだろうし、黒羽寧子としての記憶があろうがなかろうが、二人を見捨てるとも思えないけども、
姉を蹴り飛ばして即座に追い打ちの破壊魔法をブチかます時の表情の邪悪さは、やっぱりヴァルキュリアなんだなぁ、と思わせるだけの凄みがあるわけでw
となると、確実にクロネコが人類の味方なのか?と断言してしまっていいのか、誰しも半信半疑になってしまうのではないかなぁ。少なくとも、絶望的な状況で良太を救う救世主としてクロネコを描くならば、こんな
表情はさせないわけでw狙ってやってる描写ですよね、この辺りはどうみてもw
うっすらと皮肉めいた笑いを浮かべつつの、真子さんのこのセリフ。所長が世界の全てだったことを考えれば、なかなか味わい深い物がある。所長を守って死にたかったのに、所長が自分を守って死んでしまった。
ならば、もう世界に復讐するしかない。それが、自分を守って死んだ所長への手向けになるわけですから。案外、妹を本当に羨ましがっているのかも。愛する者を守るため、愛する者と共に死んでいける妹を。
そして、いざ戦闘になると、もうドラゴンボールかと勘違いするほどの化け物じみた戦闘。ビルを壊す壊すわ、大地を削るわ削るわ。沙織とはいったいなんだったのだろうか、キカコとはいったいなんだったのだろうか言わんばかり。確かにこんなやつが暴れたら、地球が滅びちゃいますよ。
それにしても、今週のクロネコは先の含み微笑を含めて、いい表情をしているな。バリアを張っている時の不敵な笑み、蹴りをかました時の歯を食いしばった顔、そして気弾らしきものを発射する時の悪顔。あまり感情を表に出さない寧子と違って、見ていて愉快。やっぱ、こういうのがヒロインですよ!!
当然ながら、ここでクロネコは彼らの元に戻ってガードしました。
「当然ながら」と自分で書いておいて何ですが、重要な点かなと。『クロネコ』は「寧子ちゃんであって、寧ちゃんではない」事実。それぞれが、それぞれに「欠けた記憶の在り処」でもある関係性。
自分であって自分ではない事実。それは気になっているところで、仲間に対する想いまでは変わらないとしても、現在の彼女は……?今まで我が押しメンが今一つ推されないで、何だかなって状況で、
「正ヒロインが地味」と極黒界隈感想で書かれてきた中(苦笑)、やっとだよ!(必死) やっとヒロインの主役らしい大復活劇よ!
と狂喜して燃えていたのですが、無条件には喜べないかもなあと。
ここで劇的な変化であるほど、ちょっと不安も芽生えますね……。
個人的なイメージでは、アンチマターがどれだけすさまじい破壊力を持ってたとしても
物理現象の域はでないから、防御魔法とかがあったら防げてしまうのかと思ってたので
そこまで驚異的なイメージはなかったんだけど。
でも、そんなものを真子が持ってたら、戦いの中ですでに使ってるか…
いやでも、ドラゴンボールみたいな瞬間移動で不意をついてるから、そうもいかないのか?
アンチマターのみを防ぐ魔法っていうのも取ってつけた感じだし。
一方、クロネコのバリアは、魔法は打ち消せるけど物理的なものには効かないとか?
それか、絶対的な防御力はないから、威力で押し切られる?
妄想は耐えないけど、このへんは次回以降の種明かし待ちだなぁ。
―――まあ二人の覚悟も虚しく、クロネコが余裕でアンチマターを消し飛ばしてしまったら悩むだけ無駄かもわからない。でもルーシーといいナナといいマリコといい、また禰宜田といい赫といい、各々経過は違えど力を誇った後の足下掬われ……実際クロネコ覚醒以前は最強の真子とて何度も不意打たれたし、今のクロネコにとっては良太(と佳奈)を狙われる事こそが「足下」と言えなくもないが。
はてさて、結果は明後日。連載感想としたら遅過ぎなくらいだけど、アニメ感想読んだ直後に展開ネタバレるリスクもあれど、当分このペースを守れたらよいねと徒然。
*1:思い返すだに、反物質大爆発の初出59話から推量されつつも明言されなかった部分。イニシャライザーの言からするに、解放前に発現した2種ではなく8種の内ひとつで、ヘクセンヤクトにも情報は行ってた魔法である、からしてもしかすると発動者本人が無事で済む理屈を知っていたかもしれないが……この状況では良太が自力で気づかないことには……あるいはクロネコも理論を知っているか? すっぱり忘れがちだが、寧子も学習能力は低いどころか短期間で良太を抜いてテスト一位になるくらい高いし、発射された銃弾を破壊する精度速度は『とある』的演算能力に照らして半端じゃない。ましてSランク時代のクロネコをや。
*2:……カズミと、初菜は? いや状況的に安否を確かめる余裕も無いのは事実な上、このタイミングで瓦礫の山から顔を出されても何の助けにもならなさげなのは確かだけど。また現在の「クロネコ」が二人を記憶しているかも危ぶまれる。
*3:だからって間に合わせた二人の体力脚力が常識外である(更に佳奈は全身不随からの病み上がりでという)ことに違いはないけれど。同時に、今次大災厄を良太の知己含む松本市民が免れる事がほぼ不可能だったということ。もしかすると村上の御母堂は仕事で遠出している可能性もあるが、観察者の体で宇宙人胚を培養してた小五郎だってホームタウンごとふっ飛んだ……あるいはソーサリアンの謎パワーが働いてMAD友人共々無事かもわからんが。
*4:アニメ2話を視た後だと、瑞花編終幕にも考えたことだが研究所すら割と近場にあるような気さえしてくる。
*5:付け加えるなら、一周目今後で端末の鎮死剤パスワードを手に入れておけば孵卵以外で延命に問題は無くなる、どころか第3章で奈波を助けることすら容易かもしれない。記憶を持ち越せれば、という前提であるが。ただ端末を託されて最速で小五郎に協力を取り付け電波暗室使ったりした日には色々とスキップされるイベント(カズミの夜這いや県境での写真)が……下手すると奈波が派遣される理由が無くなりかねんという。