ALORC-Bottle-Craft-512-Logbook(Ⅱ)

AよりRへ。記録を継続する。(二冊目)

「激闘!運命を賭けた黒い羽!」

 皆様方、「墓地からトラップだと!?」と何回言えば気が済まれるので? てな連呼からドローの由。そして戦う理由が似通う二人は仲良しに()。そもそも墓地発動はスキルサクセサーの方が先……あの戦いは観戦者が居ないどころかダイナマイトで水入りになったけども。何にせよ時代を追うごとに類例が増えコモン化していくのは多分にTCGの常。

 はたして大将戦。チーム戦の結果と捉えればハンデとは言えないがあまりにアド不利なのは否めず、更に初手から手札三枚でオーディン召喚ときてる。OCG版では発動制限かかってるので良し悪しだが、アキが良く使う夜薔薇の騎士と似て、かつ最速レベル10シンクロはエグ……とはいえレベル6はまだしも10ともなると縛り上、他に三体しかいないしシナジーも考えれば聖帝一択という考えるだけ益体なさ。
 そんなこんなで、倒しても倒してもノーコスト復活の神が三体という。短所があるとすれば効果モンスターを並べた小回りがきかなさそうってくらいだが……まずもって神を呼ぶ為の構築で呼んで守れば勝てるというコンセプトだから仕方ない、というより単体でアド稼ぎ過ぎだ!

 率直に言って、スタートダッシュ切るのが遅すぎなのは自分のツケを自分で払ってるに過ぎないし、今年ダメなら翌年に出ればよいのではないかな……その頃には街中にペンデュラムが氾濫してるかもしれないが。年齢制限でダメとかならもうそれまで、ないし他のルートからプロを目指す他無い。デュエル中なら幾らでも逆転しても構わないが、それ以前も以前の出遅れを取り返そうというのは……いささか情緒的かこれは。ここまで視聴前。沢渡は着々とアニメ万丈目的ポジションを確立していくな……。
 残り4試合全勝、という絶妙な不足。(3期で教師を闇堕ちさせるほどの)十代の勉強意欲よりかはずっとマシで、そもそも彼の性質で出場資格を問題なく満たせている方が不自然(ド偏見)。権現坂道場から紹介された相手で戦績稼いだというあたりも、なんとも。そしてストロング石島に勝ったことが良かれ悪しかれ……大会前に強敵と戦う機会を得られたのだから結果オーライとも。

 他方、主人公のペンデュラムと同じくらいにキーアイテムくさいヒロインのブレスレット。ユズストーカー青いのは単に「アカデミア」LDS絡みを追うのみならず心情以外でも重要人物である彼女を守ろうとしているのやもしれない。今のところ、そういった計り知れなさは本人や周囲からは全然感じ取れないけれど。行方不明の遊矢父とLDSの「敵」云々の方がずっとメイン臭。

 しかし最後の人影、あれ、犯人は別人? 同一人物? 新たな同位体さん? 青いのと現地のがどうも似てない事もある反面、どうにも見分けにくい。またソラ曰く「こっちの人じゃない」、ユズに融合教えることを渋ったり、DDを気にするそぶり……彼も彼でそこら市外の住人だったという訳でない気配が濃厚。むしろ繰り返すが舞台である街の方が何かと疑わしい……? まだ明らかになる日は遠いだろうけども。