ALORC-Bottle-Craft-512-Logbook(Ⅱ)

AよりRへ。記録を継続する。(二冊目)

続々*月イチ『僕のヒーローアカデミア』感想ログ(12月分)

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  r―‐-ミY:. :.|: ;Ⅵ ィf「r,Ⅵ;{ fリ }(:イk'          _/////////////八=====ハ//ハ
 くLy  {7八: :K7ヾ   ゞ' }!  イ八:ゝヽ, - 、     r///////////////ハ }ヽ=ノ   ,/く
   ー仁ノ///7ハゞ'   ァ、   _>≠ミーt:.y)  ,ィ//////////////ムイノ /´   Ⅷ}
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  巛 rにノ!/////\////,//////√//////り/////}//////√  {.__|////∧    У    , -=ーぃ  ____  ',//ハ
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            ,} {`i;:r,;'ニ (;;;;、` , r'
            .{i'  i:.'ー<.・)}:ム ヾi,
            ノ // -r /:::ミ ('ーヽ            【4人組ネコ科ヒーローの中で一人だけジャンルが違うおっさん】
            i゙ i:/ /二./ /',=、__ノi/
           ヽ ヽ! {:::} //::::''´`'7!/
            ヽ、__ヽ!l::i:::::ii;;;;;;;|,ノ
               `ヽ、`ー""ヽ
              /::  `'ー-'''" \`ー-、_
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□ (先月分の感想はこちら) (僕のヒーローアカデミアとは) (スピンオフ「僕のヒーローアカデミア すまっしゅ!」

オールマイトも 救けられなかった事はあるんですか…?」
「………あるよ たくさん」

「今でもこの世界のどこかで誰かが傷つき倒れているかもしれない 悔しいが私も人だ 手の届かない場所の人間は救えないさ…」
「多分、逆恨みかなんかだろうさ 彼が現場に来て救えなかった人間は今まで一人もいない」

「出久… もうやだよ お母さん心臓もたないよ…」
「ごめんね 大丈夫だよ 何ともないから泣かないでよ ヒーローと警察がしっかり守ってくれてるよ」

「オール・フォー・ワン 今度はちゃんと捕らえよう」
「うん 今度こそ…………」

「てめえ 骨折してでも殺しとけよ」
「ちょっと爆豪 緑谷がどんな状況だったか聞いてなかった!? そもそも公共の場で“個性”は原則禁止だし」
「知るか とりあえず骨が折れろ」

「え?A組 補習いるの? つまり赤点取った人がいるってこと? ええ!? おかしくない!? おかしくない!?
A組はB組よりずっと優秀なハズなのにぃ!? あれれれれえ!?」トッ「ごめんな」

「心は18!!」

「緊急時における“個性”行使の限定許可証 ヒーロー活動認可資格 その“仮免”
(ヴィラン)が活性化し始めた今 一年生(かれら)にも自衛の術が必要だ」

「………下らん」

「おのれ甥! 何故緑谷くんの陰嚢を!」
「ヒーローになりたい連中とつるむ気はねえよ」

「ホラ…いるんスよ… 今日日 男女の入浴時間ズラさないなんて 事故…そうもうこれは事故なんスよ…」
「ヒーロー以前に ヒトのあれこれから学び直せ」

「僕の周りは昔からヒーローになりたいって人ばかりで… あ 僕も…で この歳の子がそんな風なの珍しいな…って思って」
「当然世間じゃヒーローを良く思わない人も沢山いるけど… 普通に育ってれば この子もヒーローに憧れてたんじゃないかな
マンダレイのいとこ… 洸汰の両親ね ヒーローだったけど 殉職しちゃったんだよ」

「『自分(ぼく)を置いていってしまった』のに 世間はそれを良い事・素晴らしい事と誉めたたえ続けたのさ…」
(とても無責任で他人事な言い方になるけど 色々な考えの人がいる 立て続けに聞く価値観の相違に僕は何も言えなかった)

「今日から君らの “個性”を伸ばす 死ぬ程キツイが くれぐれも…死なないように――――…」

「前期はA組が色々目立ってたが 後期は我々の番だ いいか? A組ではなく 我々だ!」
(先生…! 不甲斐ない教え子でごめん!)

「筋繊維は酷使することにより壊れ…強く太くなる “個性”も同じだ 使い続ければ強くなり でなければ衰える
すなわち やるべきことは一つ! 限界突破!!」

「よォォォし まだまだキレキレじゃないか! 筋繊維が千切れてない証拠だよ!!」
「イエッサ!!」
「声が小さい」
「イエッサァ!!」
(ノリ怖え!)

オールマイトから身に余る“個性”を授かった… グラントリノから身体に見合う使い方を教わった… )
『器を鍛えれば鍛える程 力は自在に動かせる』
(“貰って”ここまで来た! ここからは正真正銘 僕の頑張り次第! )

「轟ー! こっちも火ィちょーだい」
「皆さん! 人の手を煩わせてばかりでは 火の起こし方も学べませんよ」チャッカマン創造
「……」
「いや、いいよ」ボウ
「わー! ありがとー!」

「“個性”を伸ばすとか はりきっちゃってさ… 気味悪い そんなにひけらかしたいかよ “力”を」

「頭イカレてるよ みーんな… 馬鹿みたいにヒーローとか敵とか言っちゃって殺し合って
“個性”とか言っちゃって……ひけらかしてるからそうなるんだ バ――――カ」
(ヒーローだけじゃない…。“個性”…、超人社会そのものが…)

「友だち… 僕の友だちさ! …親から“個性”が引き継がれなくてね
先天的なもので稀にあるらしいんだけど… でもそいつはヒーローに憧れちゃって
でも今って“個性”がないとヒーローになれなくて そいつはしばらくは受け入れられずに 練習したんだ
物を引き寄せようとしたり 火を吹こうとしたり…」

「“個性”に対して色々な考えがあって一概には言えないけど  そこまで否定しちゃうと 君が 辛くなるだけだよ」

「うるさい… どいつも… こいつも…」

「今回はあくまで狼煙だ 虚に塗れた英雄たちが 地に堕ちる その輝かしい未来の為のな」

 【第70〜72話】先月、シガラキ君のバックヤードにて仄めかされた現在の劇中社会に対する疑念・歪み、みたいなものが形や経緯はそれぞれながらヴィラン以外でも遍在しているという筋。親が子を、子を親を想うということも含めて。轟オリジン、かっちゃんオリジンときて各々ヒーローたらんとする夢に向かって邁進するというのが「ヒーローアカデミア」の主線軸であると思われど、憧れの光強ければこそ影もまた濃い……。
 根本的に、ヒーローという概念がなければ『γ-ガンマ-』で言うMr.ロストマンが立つ以前……【オールフォアワン】以下が好き勝手してた時代に逆戻り以上であるならば、子供にヒーローへの憧れを植え付け(極論)力あらばヴィランと戦うべし、てな教育理念もやむなし……で済まないからこその物語、ハプニング。そもそもヴィランというか超人がいようがいまいが世に悪徳や犯罪ひいては闘争・危機が無くならないだろう事を思うと、「平和を守る」職業を必要以上……必要? ともかく否定が過ぎると治安の悪化待ったなしになるから……当然、安全地帯から批判を飛ばす者の周囲も含めて。そうなったらなったで……嗚呼、ややこしや。
 更に言うと、直近に迫ったヴィラン連合新人を率いる荼毘はヒーロー殺しの意志を引き継ぐと仰るが、ステイン自身はオールマイトの憧れが始点の人なのだよなあ。オールマイト←ステイン←荼毘/トガヒミコ。なんだこの……なんだ。明後日の方向に火が灯され継いでしまった感。

 閑話休題。バス移動中から崖下の森に叩き込まれて宿泊施設までのハイキング()からの、「個性そのもの」を伸ばす特訓コース。前からちょっと思ってたけれど、ことに雄英教師(格上)相手に実技試験やらプッシーキャットの土石流⇒土くれ魔獣を見るに……単純に経験や個性の強弱という範疇を超えて「出力」が違い過ぎるなとは。つまり『うえきの法則』で言うところの「レベル2」への道というやつ。オールマイトやデクは数世代跨いだ積み重ね、轟は良くも悪くもハイブリッド、委員長はサラブレッド的側面こそあれ、(個性婚が前時代化したならなおのこと)誰しもがそうというわけではない。逆に言えばそういうの無しで馬鹿みたいな破壊力が出せるかっちゃんは勿論、限界超えたとはいえそれを使わせたお茶子って何気にすげえって話にもなる。
 ともあれ、既に人体の機能の一部として存在するものを限界まで酷使するぶっちゃけ荒行(見た目はギャグか地獄絵図)。それでも、ヒーローになるのに不可欠な行為……というより己の「個性」自体を肯定的に思えるかどうかという観点で、マンダレイの甥っ子・ラッキー助平洸太少年と轟焦凍は対照的な描かれ方だったように思う*1あんな風に穏やかな顔で「火」をつけられるようになって良かった、と感慨深い。あとは体育祭決勝かっちゃんとの一方的確執と、物言いが時々天然なことを除けばパーフェクトじゃあるまいか彼。まーハンドクラッシャーとかボケてるほうがかわいい()。


 他方、拳藤の姐さんや茨嬢とか以外が目立たなかったB組女子(峰田欲情)やら担任ことブラドキング氏の顔出し。あと少なくても今の件が終わってからだろうけど林間学校直前、体育祭以来の心操人使(ヒトシ)君がイレイザー先生と一緒に歩いてたのは今後のヒーロー課編入への伏線と取れる(なんとなく誰かが居なくなった後の穴埋めになりそうな悪寒が……)。もちろんのことヴィラン連合が荼毘&ヒミコ以外にも新人二人……おのおのの御活躍を期待……期待します?(白目) そんな新年明けてのジャンプ発売日までズレこんだ前年分更新。前は何処にも居なかった、だが今は此処に居るから仕方ない。

*1:描写からすると洸太の個性は両親譲りで水属性っぽいしな。しかも幼いながらに高出力。ヴィラン連合の荼毘があからさまに炎熱系なこともあり、なんやかや個性を使う展開になりそうな気はする