ALORC-Bottle-Craft-512-Logbook(Ⅱ)

AよりRへ。記録を継続する。(二冊目)

《開闢の巻物/Scroll of Origins》


「ヒーローは フィクションの中の物が初まりなんだよ」
「! じゃあ・・・総隊長がヒーローになったのって・・・」
「そう これらの作品への憧れからだ
超能力に目覚める人間が出てきても 誰もその力を正義の為に使おうとはしなかった
私はそれが不思議でならなかった あの力があればヒーローになれるのに・・・と」

「だから自分に力が芽生えた時 私は迷わずヒーローになった 子供の頃の夢が叶ったんだ」

「そっか・・・昔はヒーローは夢の中だけのモノだったのか・・・」
「私達の世代では想像がつきません 最初のエイリアンが来る前は人間に敵は居なかったのですか?」
「人間同士の争いはあったが とくにこの日本は平和だったよ」
「“平和”・・・平和ってどんなだろう・・・」
「………」
















―――人から人へ、夢から夢への連なり。「虚構の中の」現実と虚構、はたまた「小説より奇なる」事実と虚構の関係性。良きにつけ悪しきにつけ、想像力を絶するほどの現実が、そうと知らないだけで現在にも過去にも、きっと未来にもありふれているが為に。

 だから、どうしたって、はっきりとした答えのある問題提起なんかではない。ツイッターの入力頻度が下がって尚、いずれタイムラインに埋もれていく言の葉/事の端を取りまとめておこうと思ったというだけのこと。そのくせ前回よりも更にとりとめが無く、自分でも意味不明な趣なんて有り様。何の故に、何を語って、何の意味があるかなんて以前に……文章を捏ねくる心の筋肉がはなはだ衰えている、ないし元から殆ど鍛えられていない……それならそうと下手にでっち上げ取り繕おうとせず、ツイート文面を貼り付けるだけに留めておけばいいものを、実際にはそうしていない。少なくとも現段階では。



 全てが過去になる前に。更新する気力が萎え果てる前に、強引に無理矢理にでも綴じて閉じておく。以上。