ALORC-Bottle-Craft-512-Logbook(Ⅱ)

AよりRへ。記録を継続する。(二冊目)

今週の遊戯王アークファイブ

―――すまない……ようやく始まったエンタメとやらで笑顔になれなくてすまない……思うに、榊遊勝のデュエルとは今のところ文字通りの意味での「ファンサービス」であってそれ以上ではない。それで笑顔になるのは基本、元から彼のファンである遊矢や赤馬社長(レイラに負けたかと思ったら勝ってた。でも結局何も得る所がない事実)。「知っているのか雷電」的なノリで、しかし画面のこちら側は置いてけぼり気味。あとそこはかとなき万丈目サンダーオベリスクブルー時代)と戦った時の三沢大地的なアトモスフィア。

 ああそれにしても、本編でユーリに高評価を受けた直後、予告で更に上をいかれるユーゴって本当に不憫なやつだったことだなあって。やりたいこともやるべきことも殆ど成し遂げられないまま独り放浪して大切なものを奪われ壊され、当人の明るさとホーム自体は失われてないことを差し引いてもユートと負けず劣らずの不幸。知らない間に敵の親玉の手で洗脳が解かれちゃったリンとも再会できず呑み込まれた分ユートより可哀想まである(挙句リンも遠からずアークファイブに転送される)。はたして今後、ユーリの言動やらデッキやらにユーゴの片鱗が現れることがあるとしても……それが挽回と言えるのかどうか非常に疑わしい。ユートが消滅する前後からの長い付き合いだったが、つくづくズァークとレイに翻弄され続けの日々であった。本当に、EDばかりが癒し。