《毒牙/Venom》/岡本倫『パラレルパラダイス』第16・17話*第1巻
🌟クールなミサキの意外な一面🌟
— eヤングマガジン (@e_youngmagazine) 2017年7月31日
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— ヤングマガジン編集部 (@magazine_young) 2017年7月31日
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— ヤングマガジン編集部 (@magazine_young) 2017年8月1日
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— ヤングマガジン編集部 (@magazine_young) 2017年8月3日
ほとばしる鬼才!描き下ろし超満載の小冊子つき豪華特装版!カバーをめくると一糸纏わぬルーミが!設定資料&描き下ろし番外編収録!
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そんな訳で今日「パラレルパラダイス」1巻発売です!よろしくお願いします!
— 岡本倫 (@okamotolynn) 2017年8月4日
(前回の感想はこちら) (感想記録モーメント) (eヤングマガジンにて前回無料)
パラレルパラダイス(1): ヤンマガKCSP (好評につき早々に祝・重版)
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異世界の救世主。 : 続・黒のノエル / パラレルパラダイス第一巻収録エピソード感想まとめ
≫ ==ミメ、 ./ ̄ ̄/_/ }=} / --ミ{={ /_/=ミ_ __ // ̄ 乂>''~...>''~ ´ ̄`` /=/ 〈// \ 人人____/ / / \ . / /\__/∨ ./ ./ \ `_ ) /ニ/ .// / ./ | ヽ \ .〈___{=_乂___/=/ / ./ .| | 【即堕ち2話】 乂____,/j{ \ ./| .| | | .〈 ./ j{ ./__〕ト一 ,、_|_,.>'| | | \// j{ ィf灯うミメ ̄ ̄ ,,_|______| | | / ./ /:| 人弋_:り '^う灯ミメ、 | | / ./ / | |.、、、 , 弋:::ツノ| | | 【絶対本能なんかに負けたりしない!!】キリッ / ./ ./ /| |; 、、、. /| | | ⌒/ ./ / .| 込、 r 、 /i | | | ./ ./ / | |i:i:i:i>.. ー .イi:i:i| | | )___∧_/ | |i / ̄}>‐=≦´ ∨i:i/ | /| |' 〔_ 〉./ ./ ∨/ / .| | _〔__}__/´ /./ ./ ∨/ / ./| | ./=ニニ=\ / / | \ ∨/ / ./ .| |/ニ/ 〔,ヽ=Λ / .|/ \ ∨/ / ./ | ∨_|_/∨_〉ニ〉__/ / ∨/ / ./_,人 |:/ ̄ ̄∨=/ | ./ | ∨/ / 〈ニニ/==\ /:乂_..ノ/ .人 ./、 | ∨/
―――17話が合併号かつ次号休載で3週の猶予を貰えて本当に助かった。私事的に。展開的にも火燐石採掘クエストの途中なんだけどミサキとの件がひと段落しているしな。ひと段落……?(ボブ訝
……ああ、それにしてもですね。なんとも筆舌AAに尽くしがたいエロス&アへ顔の数々は本編を見てもらうとして(投げ
「……まあ 別にいっか どうせこいつとも交尾しなくちゃいけないんだからな……」
「お前の股間から吹き出てる汁 ビーフジャーキーの匂いがするぞ 肉ばっか食ってるからだよ」
「………!! ………!!」カーーッ
「そろそろ認めろよ 交尾をしたくて仕方がないんだろう?」
「………!!」
「お願いしてみろよ 私と交尾してくださいってな」「ふざけるな 誰がそんなこと頼むか!! 男なんかに……!!」
「これ以上私を……バカにするな!!」
「……」「そうか ごめん 調子に乗りすぎた 悪かったよ それじゃ 行こう」
「ごめんなさい!! 行かないで!!」
「お願い!! 交尾して!!」
(私…… 何 言ってるの?)
「私に種付けして!! お願いします!!」「私!! ヨータの精子欲しいの!!」
(もう……自分を)「大変よく出来ました」
「後はおれがやる お前らは下がってていい」
「えっ?」「今まで女しかいなかったから お前たちクインテットが戦って他の女の子を守ってたんだろ?」
「でも こうして この世に男が現れたんだ」
「これからは… おれがお前たちを守るために戦ってやる」
「……」「ヨータ……」
なんだコイツ、本当なんなんだコイツ。どこで学んだそのやりくち。男ぶりというかオスぶりというかが上がってるのか下がってるのか、ともかく「普通の高校生」からはドンドン離れていってる。「元からこう」なだけで、そういうヤツなんだと読者が知っていくだけのことなのか、それを含めてなお欲情の泉が心身に大きく影響しているためなのか……そこんとこがずっとわからないままに少女たちが撃墜され続けてる。あるいは順調に陽太が絡めとられている。そして交尾の覗き見と危機一髪つり橋効果で、野望系女子のモモさんも今回守護騎士らしさを発揮できなんだクール系ハルさんまでもが紅潮した感じに……男側が推定オスらしさを増幅させられているように、女側もメスとしての機能に翻弄させられてる異世界の業。適応の結果とは言うがいくらなんでも自然の摂理とは思えず、誰が何がそうと定めたのか(それでいて生態的にヒトだけが異界の所産ではない疑惑もあり/もしかすると「逆」かもしれないが)。いかにもエロゲー的であるからこそ疑わしくもある。
ミサキもミサキで、鬼畜王ヨータ先生の生殺しに二度も耐えたのは割とたいした精神力……だったと思われるけど、THE SUNにグッチョぐっちょにされた果てに、
(どうして? どうして? あんなに嫌いだったオスに触れられてるのに……)
(私……こんなに発情してる……)
(私もやっぱりメスなんだ……!! オスと交尾するように出来てるんだ……!!)
「ヨータ……」
「私 ヨータが好きだ」
「はぁあぁあぁぁあぁあぁ!?」
「ミサキあんた 何言ってんの!?」
「仕方ないだろう 肌を重ねて わかってしまったんだ」「私はヨータと交尾をするために生まれてきた肉なんだって事を」
「ちょっ……」
第2話の事後ルーミなんて木の洞に頭つっこんで尻隠すのを忘れるくらい恥じ入ってくらいだから、より真面目そうな娘が正気に返ったらそれこそ「死んだ方がマシ」的な言動に出るんじゃないかと予断もといくっころ的先入観を重ねていたのだが……完全に逆方向で驚いた。あと15話の段で陽太が「可愛い」と評したのが初めてであるように、陽太にはっきり面と向かって「好き」だと告白したのミサキが初めてだよな多分。ルーミはヨータ枕にチュッチュしてるところを見られてで、リリアはある意味告白だったのかなアレ(「月が綺麗ですね」的な文脈で)。
……ただ、陽太が“異世界の少女達を寿命の頸木から解放するために”交尾していることをミサキはまだ知らされてないのだよな。クインテットのリーダーであることを考えると知っておくべきなのか、逆に知らせないべきなのか判然としない。陽太というオスに絆されてしまったことと、街ひとつを仕切る守護者の長であることの板挟み、になるのかどうか(それもこれもミースの街が帰るまで無事だという前提だが)。
これを解消するには文字通りの意味で「ヨータはみんなのものだよ」を実行するか、ジーニアスの言う「嫉妬深い神」を殺す、を成し遂げる他にない。少なくとも現在本編で明らかになってる分では。けど陽太が目指す後者も、図書室の文献も解読できなくなった彼女たちから有効な情報が得られるかは怪しく、また可否を判断させ辛いという問題がある。陽太はクインテットと順調?に仲を深めつつあるが、「神殺し」のための情報を持つとすれば第一にジーニアス次点で王城サイド姫巫女、番外でサユリさんかな。前作『極黒』でも各々言ってる事がどれくらい本当でどれくらい間違ってるのか判然としない側面があったが……ことに現状ジーニアスがマスコット的な見た目から逆に信頼性が微妙なのがなあ。名義上は「神」*1でおおよそ把握してそう、だからこそ信じていいかどうか……神の側も何を教えるかはかりあぐねてる可能性はあるかもしれない。寿命が呪いであり男と契れば生きられると教えていないこと、一方で陽太に「お前が教えるのは自由だ」と言ったこと。ヒトを気遣ってるようでもあり、悪魔のように観察してるようでもあり。
それでも何も知らない陽太からすれば示された道を行くしかない……ここまで「地球に還る方法」を一度も探そうとしてないのもおかしくはあるんだけどね。八咫烏が長話に付き合ってくれたら違ってたかもわからんが……今回の大言壮語からするに、たとえ火燐石の採掘から帰って街が無事で一時の安息を得られても「自分だけが助かる」道を探しそうにない。むしろ皆に隠れてちょっと模索するくらいの望郷心や幼馴染*2への未練があった方がこちらとしても理解しやすいのだが。カルがどこまでも女を嬲り殺すだけの存在であるように、少女たちを守るための存在という概念にとらわれている……? 「役回りに酔っている」くらいなら正直まだマシじゃないかと思ったりもする。
ところでカルといえば斬られてもジュビジュビ再生する非生物っぽい存在のクセ、生々しいモノを内側に仕込んでやがりましたね。
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過日カルの顔面四つ目と股間の裂け目が似ているなと思っていたけど、まさか口蓋垂(のどちんこ)とはね。全身これ性器……(猫耳軍師曰く)全身性器男……恋姫の種馬……陽太という男と接する限りにおいて全身性器も同然だったり感度三千倍(対魔忍的発想)なのはむしろルーミ達の方ではなかろうか。ボブは訝しんだ。少なくとも欲情の泉が反応しない時点でカルは「オス」ではない、はずだが男と同じ声でヴィ―ルヴィ―ル言って(不意打ちで優勢取れてたのに)今回も陽太から逃げてった。あれらがどういう存在なのかも、まだ当分わかりそうにない。
また猫耳といえば、過日14話の扉絵で予告された通りに特装版の冊子に出番があったな自称はぐれエルフさん。巻末でクインテット達が「城から出てきたばかりの娘たちを歓迎する食事」について話し合う短編*3ではなく資料集の解説役としてだが―――なかなかヤバイなこれって。説明されてる内容自体も色々妄想の種になるけれど、それらへのサユリさんの語り口自体も想像力を刺激する。はぐれエルフと名乗りつつエルフとは違う種族であると匂わせ(これは当初から嘘くさかったが。また別途「エルフ族」が存在する模様)、また漢字のみならず他の地球言語にもある程度精通していると思しいこと。あ、あやしい……ただ前作における伏線の扱い(【張った伏線は早々に回収されず、忘れかけた頃に顔を出す】【新情報が出ても謎が逆に深まる法則】)を思うに、また通常版と特装版で大きく情報格差があるのも望ましくない(希望的観測)ことから本編でもいずれ……そう い ず れ は 各々の要素が違った形であらわれてくるんじゃないかと。
―――それでも今、手元に特装版があることのお得感は揺るぎないと信ずる。もう発売日から十日以上経ってるし無い所には無いかもしれんが、もしかすると特装版まで重版してくれてたら実本が入手できる可能性が残らなくはない(希望的観測)。そうでなくても電子版があるからな! いやあ、やまだかつてなく電子版のありがたみを感じるね。電子書籍派は是非ご一考あれ。
さて、取り留めなく書き散らしたが、ひとまず幕。猶予の残りは二週間弱。それまでに何をするか・できるか……少なくとも次話の感想作業にすぐ入れるようにはしておきたいところだ……(ピコーン