ALORC-Bottle-Craft-512-Logbook(Ⅱ)

AよりRへ。記録を継続する。(二冊目)

SS/スレ観測ログと遊戯王ヴレインズ




覇者の夢とは一体VRAINS 第112話

 いくつかの側面からして、ますます暴走気味なロボッピとパンドールは似通いつつも対照的であるね。かたや考えようによっては速攻捨て石か囮にされ、かたや早々に「お前の役目は終わった」とか造物主に言われてしまう。ロボッピは意志があるとはいっても実質Aiに言われるがまま誘導されているが、Aiも何かよくわからんものを託しておいたり。一方リボルバー先生も迷いはなくなったと仰っしゃりつつパンドールを諸共に消されなかった理由を云々したり大仰に自分で考えろとか言ったり。君本当に遊作らと同じ年齢なの(まず遊作からして年齢相応に生きられてはいないが)?
 はたして「夢」やら宇宙征服やら、Aiすら押しのけラスボスの座に至る懸念はその実かなり薄れたように思う。同時に「ロボッピ個人」の自由意志らしきものが芽生えていきそうで、パンドールもまたそうであるような。というか役目が終わった(果たせなかった)パンドールに次の命令を与えるでもなく処分するでもない了見君はまだかなり同情的な気がする。

 他方、リンクヴレインズの無料開放はボーマンの意識データ蒐集とライトニングのエクストラライフ変換の合わせ技で現世人類の記憶から「イグニス」およびデータマテリアルの存在を消し去ろうとしているのではとか勘ぐるが、当然さだかでない。Aiのギャグ面での物言いにも真面目な真意が混じってると仮定すると、穏やかに放逐したロボッピの成長にも期待しているとも取れるし。そもそも遊作とも敵対した上で成し遂げたい何かがあるのと並行し、妹様に守ってみせろと叱咤するようにどこか敗北を求める……矛盾した感情を抱いたまま動いているっぽい。そして彼は言うのだ、誰にもわかってほしくはないと。たった一人をのぞいて。ロボッピを離したのは、これからの自分に巻き込まないためか、自分が居なくなった後のためか(バックアップ的な意味ではなく)。はてさて。


……ところであのタイミングで財前兄妹のもとに駆けつけたら、遊作と尊がプレイメイカーとソウルバーナーだって早見にバレちゃわない(というか妹の方もソルバの正体までは知らなかったはず)? 一応悪人の部類ではないけど兄様のためと悪い動きをしかねない印象があるのだが大丈夫か。


「IS 亡国機業殲滅ルートRTA 男子チャート」