《移ろいの門/Erratic Portal》/岡本倫『パラレルパラダイス』第89話
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— 蔵間マリコ@パラレルパラダイス応援中 (@kuramamariko) 2019年7月29日
今回は、週刊ヤングマガジンで絶賛連載中の岡本倫先生の異世界ファンタジー漫画『パラレルパラダイス 第89話』の感想でも。
興味のある方は、遊びに来てください!!
白河屋のC96新刊、 #源君物語 香子さん本「藤の香り」とお品書きです。
— 白河きよみ@C96土曜日南ユ24b (@KiyomiShirakawa) 2019年8月2日
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(前回の感想はこちら) (感想記録モーメント2) (eヤングマガジンにて前回無料)
残酷な真実。: 続・黒のノエル
―――8月の一発目は合併号=一週お休みなのでちょっとズレ混んでもセーフという思い込み。はたしてアマネは陽太にだまくらかされても尚、ガーディアンとしての使命に殉じることを覚悟している模様。それ自体は本作の少女戦士たちに多く見受けられる傾向であるし、銀眼を使おうが使うまいが様々な要因で易易と命を失い得る環境ではある。「罪深い自分は死ぬべきだ」という自責を払拭できても、それでも「この命を使うべき時があるなら」そうする、してしまう。
まさしくそんな風に生きて戦って、新人の片割れ(ナゴミ)が死んだキア。二人の関係がどんなもんだったか、まだほぼ語られてはいないが……明らかなのは、「温度差」だ。陽太は男なだけだと言ったミサキでさえジーニアスが可能性を提示した途端(同時にキアも扉の存在に言及しているが)、少なからずその希望にすがろうという(同時にまた会いたいという)熱を帯びている。ルーミやリリアは言うに及ばず、モモが比較的に冷静と映るが……ともあれ彼女達先輩らとキアの違いは「陽太という人間を知らない」ということ―――知ったところで割合に欲望に生きてる側面は否定できまいが、この世界の現世人類にとって一般的な、天敵カルと同じ声を持つ人型への嫌悪感。思えばリールではほぼミースの女剣士「ヨータ」で通って、サンドリオでは最初から男であることがバレてて解呪のため交尾三昧だったから、こういう風に本来「当たり前」に見られ得ることは少なかった。それこそミサキに出会い頭に斬られそうになったくらい。
そんな風なキア(得物的に自爆特攻しそう)、ミサキ(平静を保ててない)とフラグを抱えつつ魔女ガリア=サンドワームと相対しないとならない。「扉」の電池切れでリリアが移動できなかったのはさらっと歴史が変わったのかそうでないのか当分確かめようもないが、(本来ならミース最年長で崩月が近いかもしれない)彼女のテルテル坊主化にまつわる不確定要因がガリア戦では除かれたとも言える。それが良いか悪いかもわからないが。そんなこんんなで、いつでも何事も不明確不透明なまま、今日、がもう終わってしまう時分。
さしあたって次話を見てのひとことふたこと。序盤から気になってた部分にやっと触れだす。何がそこまでガリアを享楽志向にさせるのだろう。動揺キアかわ。三つだった。