ALORC-Bottle-Craft-512-Logbook(Ⅱ)

AよりRへ。記録を継続する。(二冊目)

SS/スレ観測ログと遊戯王ヴレインズ(∞)







「今度こそ、本当にあばよだ。行けよ、兄弟!」「あばよじゃねぇ、一緒だろ?」VRAINS 第116話

―――ああ、これは多分、諸悪の根源・話が進むほど増える罪状カウンターこと鴻上博士が実は生きてるとか復活するとかいう展開はもう無いな……そのイメージを焼き尽くす。

 つまるところ、今を生きている者しか、今居る相手とだけしか、「戦う」ことはできない。都合よく殴り倒されてめでたしめでたしにしてくれるラスボスらしい存在は第3期には実質不在である。もうちょっとしたら現放送枠に別の番組が入るってんで(番組の終了か引っ越しか定かでないが)、なおのこと遊作とAiの決戦をもって終わりになる可能性が強まる。当初はAiとの戦いの「更に先」があるもんだとばかり思っていたけどもな。それがソルテクの大株主キング一党だか、ライトニングとボーマンが予言した真実だか、いや後者についてはこれから消化されるんだろうけども……このまま終わりとなれば、穂村尊と鴻上了見の「戦い」はほぼ終わっていると言える。

 ロスト事件そのものもそうだし、それ以降のリンクヴレインズとイグニスにまつわるあらゆる案件において、ハノイの騎士は言い訳の余地がないほど重犯罪者集団である。電脳ウイルス連続昏睡、世界規模EMPテロ未遂、脱獄幇助に収容所爆破までついてるから本当洒落にならない。そこのところを「イグニス抹殺」「人類のため」でやってきた彼らを、根っこから精神的にぶっ千切るどんでん返しを個人的にはずっと願っていたが、多分それはない。なら罪は罪として相応の刑に服してもらうくらいしかできない―――彼らはどんなにか重い刑罰を受けるとしても、既に(やるべきことをやったという)「満足」を得てしまっている。「悔い改めさせる」ことができない。そこが1期の頃からモヤモヤだった。リボルバーがどんなに格好良くても物言い難解・内面不器用野郎としてもどうしようもない。
……それはそれとして、今回は本当によく燃えて、作画も凄くて、熱い戦いであったとさ。


「やる夫はこの世界でたった一人の,;:.;:,う,.,.i;,l;」