ALORC-Bottle-Craft-512-Logbook(Ⅱ)

AよりRへ。記録を継続する。(二冊目)

《ぶどうのドライアド/Vine Dryad》

 『氷菓』第19話。図書館デートと言われた前回にも増して……な回。千反田の挙措にむっつり折木が反応し易いのは割といつもの事だが、常なら「気になります!」で距離を詰める千反田が顔が近いのに気づいて赤面というのは珍しい。他にも半眼で突っ込んだりと感情表現豊か。
 前回の件で意識度合が変わったのか……と思わなくもないが、はて、「氷菓」・「愚者」間の短編は原作においてより先の話だったのでは? 今回の件は原作では何時にあたるのか? とまあ、気にしても詮無いことか。アニメはアニメ独自の表現で、アニメ独自の順序で流れている。

 「自分がいかに頼りないかを分からせる」という後ろ向きな方針で始めた思考実験で、なんやかんやと事件の核心に触れていたことを翌日の新聞で知る。放課後に千反田が何を言い出すかと、不在だった福部伊原がどう反応するかと……結局のところ順調に灰色から遠ざかる折木奉太郎の学校生活を想像しては和む。

 『もやしもんリターンズ』第8話。残り話数からして第8巻・ビール編は無いと今更気づいたり。残念!
 ワイン蔵元(ドメーヌ)の娘マリーの声優は沢城みゆき。この日は色々と踏んだり蹴ったりな彼女だが、沢木らにとっては正に渡りに船。原作的には三人目のそっくりさんでもある。金城さんェ……。

 第2期どころか連載最新に至るまで、沢木が状況を「引っかき回す」場面は此処くらいのもの。とはいえ彼自身が活躍するでなく、ヒロインは長谷川でも、手を引くのは別の奴。そんなもやしもんクオリティ。

そしてイブニング連載の方はというと

「ダーリン」「は はい」
「帰宅できる電車が今無くなったので
今夜はダーリンの家に泊まろうと思います」
(゚Д゚)