ALORC-Bottle-Craft-512-Logbook(Ⅱ)

AよりRへ。記録を継続する。(二冊目)

『カードファイト!! ヴァンガード』AC編第34話――《次元の狭間/Planar Void》

『カードファイト!! ヴァンガード』アジアサーキット編 ニコニコチャンネル (毎週火曜19:30配信)
(前回感想はこちら)

 此処まで「謎の勢力」こと「ヴァイド」に属するクランの影も見えないと思ったらそういうことかー。詰まる所はヴァンガ脳で解決すべき二つ世界の危機。カードゲームによくあることですね。3期ワールドサーキット編(あるいは異世界編)なんて多分無かった? どうなんだろうな。

 かつて囚われたアクアフォースと衰退した一族の栄光を取り戻す為に敵と取り引きし、三英雄を売った蒼竜の仔。アイチが戦わずとも誰かが勝てばロイパラ達は解放されるのではと思ってたがそんなこともなかった。しかも暗黒のオーラ力にあてられ一番手が「自分こそがナンバーワンだ」とダークサイド露出。やはり元クレイ住民だったミントガムさんの最後の力で1期の記憶を取り戻した主人公、過去の己そのままの彼を放っておけず。要はプラチナエイゼルの試し斬りである。なんか唐突に降ってきたブラブレ魂は次の機会かな。

 ところで、アイチは記憶弄られたりデッキ掏りかえられたりニンジンぶら下げた馬のように競わせられたのに寛容な心の広さで許したが……蒼竜の仔は他クラン・ファイターへの裏切り云々をミントガムさんにだけは言われる筋合いは無いと思ったんじゃないかな。どうやって地球に来て、何で稼いだかは知らんが、言わば落武者だのに大金持ちの財閥当主である。サーキット主催には必要だったかもしれんがね。まして故郷を救うべく扉を開いた結果、今にも地球に飛び火せんばかりだし。手前の都合で他所に迷惑をかけてるという意味では同じ穴の狢。一族郎党没落ぶりから同情すべきは明ら、か? いやあの態度で世界に号令されたりするのも困るが……全か零かじゃなく、妥協点共存に落ち着けばよいのでは。