「Dive into the Mirror」⇔「Alive A Life」（『仮面ライダー龍騎』第１・２話視聴）
ごく当たり前ながら、ラスト戦闘シーンは同じなのに色々差異のある『龍騎』と『DRAGON KNIGHT』。戦闘シーンも変身エフェクトやベントイン時のボイスが違うだけで違和感を覚えるのは、当方の視聴体験がミラーワールドの如くさかしま且つ中途半端な所為かな。ブランク体のソードベントが折られるのはしっかり覚えてたのだけど。
ウイングナイト（レン）は最初の被害者女性をｶﾒﾝﾗｰｲﾄﾞ！と変身して助けるが、ナイト（蓮）は変身を匂わせたものの女性は行方不明。ライダーを追うマヤ・ヤングはモンスターに襲われレンに助けられるが、真司の先輩記者*1は己が攫われかけたことさえ知らない。まず設定からしてミラーワールドとベンタラ、神崎兄妹とゼイビアックスと根本的に違う、と言い出せばきりがない。
そも『龍騎』の知識も曖昧になってると改めて感じたり。第２話冒頭の「時間切れ」「来た道を戻る」は初めて聞いた気すら。たぶん現役放送時にこの回は視てない。神崎優衣の会話力の三分の一でもレンにあれば、と思うくらい説明が真っ当。一方で封印（SEAL）カードを使えばいいと勧めた*2事と「契約すれば戦い続けるしかない」と止めた事がちぐはぐ、ではなく契約（CONTRACT）とは別物だったり。最初の決意表明とはいえ破ったのは勿体無いとも。誰しもが危険な世界で、渡すだけでその人は一応安全になる代物だのに……まあ一人を選んで渡す行為自体がライダー主人公らしからぬかも知れぬ。だが『龍騎』ならそういう事をするライダーが一人二人居るかも、と感じさせもする。
ところで、「これでお前は仮面ライダー龍騎だ。満足か？」という台詞がてっきりあると思い込んでたら、そんなことは無かったのだった。そしてスパルタ式戦闘訓練……ではなく、本気で潰しにかかってるんだろうか蓮さん。
別途：「− Arcana Online −」、第５章 １０話
書籍化より半年余り、ちと暫くぶり。
