ALORC-Bottle-Craft-512-Logbook(Ⅱ)

AよりRへ。記録を継続する。(二冊目)

《鏡の精体/Mirror Entity》/漫画『戦闘破壊学園ダンゲロス』第13話


―――彼女の業からは、誰も逃れられない。

 月刊ヤングマガジン掲載『戦闘破壊学園ダンゲロス』。第2巻からの直行の次、第13話である。
 いつもなら第2水曜日だが、今回は少し発刊が遅れたり。

―――いやーしかし、前回以上に喘ぎ声と汁が満載の強烈な回だったね……。
 まるまる、番長小屋で留守番しつつおっ始めた二人を制圧に向かった生徒会メンバー4人……を更に迎撃する遠隔セクハラ、もとい歓ばせるビッチ・オブ・ビッチ無双。そして彼女が魔人覚醒した経緯。

 魔人の基礎設定については第1話および2話で語られているが、要は『禁書目録超電磁砲)』における「自分だけの現実」と似て、非なり。自身を、世界をも塗り替える妄想を確信と共に現実に変える能力への覚醒……鏡子の場合、友釣香魚とは真逆の方向性で、日頃募らせた妄想を木刀を切欠に炸裂させた歩渡とも異なり……齢七つの頃からビッチの片鱗を見せていた少女が、「鏡に映るべきもの」について認識を改めたその瞬間に。月刊ヤンマガやっちまったな! 元から半ば以上成年向けみたいな青年漫画も載せてたけども……あの衝撃は私にはとても言語化できぬので、是非とも何処ぞで本誌をば。

 閑話休題。「転校生」一人を屠った事すらあると噂される鏡子はハルマゲドンにおいて最優先撃破対象の一人であり、幾人か玉砕覚悟で彼女の元に辿り着くために選抜された4人……最初から避雷針扱いの一ノ瀬がまず彼女の魔手に倒れ、次いでツミレ嬢も制圧。残る二人の内、鏡子が狙ったのは三年生の夢見崎アルバ……眠たげでやる気の感じられない、しかし彼こそが攻略の鍵だったのだ……。


「もっと・・もっと・・もっと・・もっと・・もっとだよ・・・・もっと・・もっと・・」
「ああもっと・・鏡子ちゃん・・いやだよ鏡子ちゃん・・行かないで 僕を・・・・放さないで・・!!」


……一度彼女の手にかかれば、誰も逃れられない。しかし彼女も、唯一人残った敵が迫る状況で動きを封じられた。相性が悪い、否、良過ぎた為に危機。鏡子と、前回から同時進行で弄られっぱなしの両性院の運命や如何に。次号、なんとっそこには信じられない光景が!! との煽りの、答えは。