ALORC-Bottle-Craft-512-Logbook(Ⅱ)

AよりRへ。記録を継続する。(二冊目)

《荒廃の巨人/Desolation Giant》/漫画『戦闘破壊学園ダンゲロス』第22話

そして 誰も いなくなった

 月刊ヤングマガジン掲載『戦闘破壊学園ダンゲロス』。例によって第4巻からの直行。横田氏の言うには折り返し点、の筈なのだが……。


「やっぱり危惧していたことが怒りましたなぁ 結局「番長グループ」は両性院を仲間に引き入れました
ええ そうでしょうよぉ まあ……邪賢王さんもそこは苦渋の選択だったんでしょうなぁ・・」

「というわけでド正義さん(・・・・・) 友釣は引っ込めておいてくださいや
「番長グループ」全員“女”になっちまって もう【災玉】は通用しませんからなぁ」

『ふっ・・・・あの邪賢王も“女”にか? 一体どんな化物が生まれたんだ? バルくん』
「いやぁーー 実はこれがとんでもない美少女でしてなぁ
見せたかったですなぁーー 腰抜かしちまいますぜきっと!」

『邪賢王が美少女? 想像もつかんな』

『……………了解だ バルくん 報告ご苦労だった・・
“転校生”の件と“女体化”の件 この二つを考慮して作戦を練り直すとしよう』

『…………すまんなキミには・・・・いつも辛い役目ばかりを押しつける・・
敵とは言え・・三年間も共に過ごしてきた仲だ・・・・思うところが無いわけではなかろう』

「ふっふ・・そうですなぁ・・ みぃんな気のいい連中ばっかりで 名残惜しいですがなぁ・・
でもよぉド正義さん それ以上にオラぁ「生徒会」を あんたを信じてる」

「あんたが「正しい」って 「やるべきだ」って思ったことはよぉ そりゃ何がなんでもやるべきなんだ
オレたちぁ それを全力で 命張って 手伝うからよぉ・・!」

「・・・・さて それじゃあそろそろ切らせてもわいますわぁ みんなXXを警戒して携帯不所持を徹底してますからなぁ こんなとこで話してるの見られたらいけねぇ」
『どういうことだ? キミの【裏切帝】なら不審な行動も目に入らないのだろう?』
「確かに 「番長グループ(・・・・・・)の連中になら(・・・・・・)見られても構わないんですがねぇ」
『なるほどそういうことか』
「そういうことですわぁ ではまた・・・・後ほど・・・・」

「バルさん・・・・? 何言って・・」
「せめてもの詫びだぁ・・・・ オレも一緒に・・・ 逝くからよぉ・・・・」

「あげはッ 逃げるんじゃぁ――――ッ!!」

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「ツ・・ッ ぐふっ・・」
「駒沢ッ あげは―――ッ!!!」

                         ⊂⊃         (´∀` ) //)
                         ∧∧        ⊂  ⊂)/
              ⊂⊃    (\\(´∀`)//)     U U
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          (\\( ´∀`)       U U
    ⊂⊃
    ∧∧  死 の 安 ら ぎ は 、 等 し く 訪 れ よ う 。
(\\( ´∀)
  \\  ⊃     ⊂⊃
     UU      ∧∧
          (\\  ´)        ⊂⊃
            \\ )        ∧∧
              U.U    (\\(   )//)  ⊂⊃
                      \\ハ//    ∧∧
                                         ⊂⊃
       人 に 非 ず と も 、 悪 魔 に 非 ず と も 、 ∧∧
                                         (∀` )//)
                               ⊂⊃      ⊂  .//
                          .      ∧∧       UU
                      ⊂⊃      (´∀` )//)
                      ∧∧     ⊂  ⊂)/
              ⊂⊃ (\\(´∀`)//)  U U
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          (\\( ´∀`)      U U
           ` ⊂⊃  ⊃
            ∧∧ U
        (\\( ´∀)      ,、,     ,、,
         \\  ⊃   (( (⊂(。Д。⊂  ⊃)) )
                 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
            大 い な る 意 思 の 導 き に て

うおッ うおおおおおおおッ 逃げろオオオ!!!

「馬・・・・ 鹿・・な・・」
「あばよぉ・・ 「番長グループ」・・」

「?・・・・?・・ こ・・・・ま・・ざ・・く・・?
こま・・・・ざ……ッ こ・・・・ く・・・・」



「………そうか・・ わかった・・・・ご苦労・・・・」
「XXくん・・・・ 校内放送を頼む」

『生徒会長 ド正義卓也から 「生徒会」役員諸君に報告する・・・・』

『職員校舎中央廊下にまで侵攻していた「番長グループ」は
バルくんの“最終手段”により“魔人”あげはの能力を暴発させ・・・自爆』

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『 全 滅 し た 』

『“転校生”が未だ学園敷地内に潜伏中のため 依然予断を許さぬ状況ではあるが とはいえひとまず』

『ダンゲロス・ハルマゲドン・・ 「生徒会」の勝利だ・・!!』


「ぐッ・・ ぐ・・あ・・ 痛ッ・・」

(「生徒会」の尋問室・・? 今・・・・何時だ・・・・?
僕は・・エース先輩に捕らえられて・・気絶していたのか?
ハルマゲドンは 今 どうなってる・・!? 邪賢王ちゃんたちは今・・ッ どうなってる!?)

「・・キミが 両性院男女か・・・・」
(こッ・・ この声は!)
「一般生徒であるキミが・・・・「番長グループ」に与するとは・・・・」

「馬鹿な判断をしたものだ 自己紹介は必要かね?」

「いえ・・ 生徒会長・・」(ド正義卓也・・!!)
「そうか ならば 早速尋問に移らせてもらおう・・!!」


―――結果見ずに尋問シーンかと思ってたら、結果見てから尋問余裕でしたとさ。よく考えると「一応」主人公は両性院、の筈、かもしれないのが長く番長グループ目線で読んでたせいで少なからず衝撃が……本当に全滅死亡してしまったのか? これまでがこれまでだから、どんな強キャラで真価を発揮する前に/真価を発揮して尚死亡してしまう事も止む無しとは思えども。

……「転校生」達は何故この決着を看過したのだろうか。範馬が敗死に一刀両をアブダクションしたとはいえ、生徒会側の戦力は消耗し切ったとは言えず、各人の能力を詳らかに観察できてもいない。遠隔視+αで何時でも何処でも見れて「手を出せる」彼彼女達が一方的自滅を見逃したのは、現段階で一方が全滅しても残りを自力で処分できると判断したからだろうか? 実際そのくらいの実力はあるだろうしムーなら敢えて両グループが協力するよう仕向けるかもと思ってたがそんなこともなく。
 となると最前、一刀両嬢をアブダクションした結果起きた何かしらの為に、番長グループの特攻作戦とそれを封殺する潜入工作員をどうこうする余裕が無くなった……? 生徒会最強剣士+福本剣の力が転校生に太刀打ちできたのか、あるいは不意打ちで落命し脳プリン化⇒最強剣士黒鈴爆誕/鏡子の能力が使えなくなって状況を把握できなかったとか?

 両性院尋問シーンに入る前、鏡子襲撃部隊(これも内通者の情報で端から番長小屋居残りが鏡子と両性院と知った上での布陣だった)の4名、3巻末から此処までの死亡率からすると宇宙一ビッチさんの不殺に救われた感があるものの……命を捨てた筈が射精しただけで終わった事に泣き濡らしたりナニをされたのか良く解ってなかったり、寧ろ殺して欲しかったのに寸止めに啼いて升かいた挙句「飽きた」の一言でフリチン徘徊したり……遺された鏡子の手に付着した血痕を訝しんだり。さてこの辺が「転校生」相手にどう転ぶやら、どうも次回程度でド正義会長の存念理由が詳らかになってくれる気がせず。