『極黒のブリュンヒルデ』アニメ第１０話
「生きている証」(ﾉД`)ｼｸｼｸ
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―――“トイレの回数から下着の色まで”判り合った仲ならば、もう結婚するしかないじゃない！（『ノーゲーム・ノーライフ』話
アバン抜きに始まる全１３話アニメの１０話目からの新OP（『禁書目録』『キルラキル』なんかも話数キリ良くなかったが）。ごく自然に奈波が映ったので流れ変わるかと思いきや合掌落涙不可避、かつ結花は海水浴の出番ナシという謎待遇。そしてEDラストカットにスタンド状態の娘が挟まってアイエエエエ！？ ……ツンデレさんの方は、原作のままだと一年近く出番無いのですが。
話数にして、３７話から５８話へと超ジャンプ早巻き。瑞花編こと第４章「夢見る魔法使い」の事件部分をほぼカットし期末試験勉強⇒海水浴、時同じくしてヴァルキュリア藤崎真子（CV能登麻美子）解放という更なる急加速。逆に言えばそこまでしないと１クールに収まらないということで……カズミちゃん様の大活躍が読みたい方は５・６巻をどうぞ（DrM）。それにしても御褒美海水浴を自分から提案（オリ）しておきながら鉛筆転がして赤点で土下座参加（原作通り）とは……前回頭が回るかのように見せたのは何だったのか保存食さん、食いしん坊成分も「若干」削られたけども。読み比べるとギリギリ詰め込みなのが良くわかる回……それでいてシリアスエログロギャグが七転び八起きの「らしさ」は損なわない構成の妙。ここから先は今度こそ何がどうなるか、どこまで原作通りかは読み難いけれど、その下準備は万端の模様。
ただ間接キス騒動⇒カラオケ記憶喪失やら水着ポロリやらが１話にまとめられた事で、メインヒロインの空気化防止に伴い相対的ちゃん様のヒロイン度数低下は否めない。いや秋葉原前後は大満足であるし、原作の方がメインを食いすぎてたかもわからんが、おっぱい星人DTには二段蹴りも辞さない。犠牲になったのだ……尺の犠牲の犠牲にな……予知夢少女も眼鏡腐女史もマスコットさんの介護イベントも（）。
ラララ全然悲しくなんかない〜
誰が誰と間接キスしようが気にしない〜
間接キスなんてキスのうちに入らない〜
全然気にしない〜
全然全く何も気にしない〜良太「全然全く何も聞いてない〜」
こ れ は 酉告 い 。
特に、海のシーンのやっつけ感たっぷりだったのが残念。あのシーンは結花ありきの場面でもあるし、サービスシーンというよりも最後の日常という意味合いが強いシーンだったのに。尺的に厳しいのなら、このシーンは丸ごとカットしても良いと思ったな。
ただ、悪いところばかりではない。ちゃんと良い所だってある。新ＯＰの初菜ちゃんが登場しているところで斜めにカットを入れているところなんかはいかにも初菜ちゃんというキャラクター性を強調した遊びであるし、寧子の自作ソングが相変わらずの爆笑。そして、ＥＤで奈波ちゃん（の幽霊）が最後に追加されていたのは憎い演出。本当に新ＯＰの件が無かったら、ここまで大変なことにならなかったのに……。本当に悔しい。
テスト後は海水浴へ。
いろいろとはしょってるけど大事なところ(ネタ的な意味で)はしっかり回収するスタイル！
カズミの水着姿お披露目時のBGMよｗ
ナンパのシーンがないから余計にカズミが残念な感じになってるなｗ前半と後半の雰囲気が全く違う回だったな。
そして最後はヴァルキュリア登場で引き！
ぼくの思ってたよりだいぶげんさくまんまな感じだな。ほんとの最後の最後だけオリジナルなのか？
むしろ、終盤とはいえ、バンドとのタイアップが確定したってことは『極黒のブリュンヒルデ アニメ版に、一定の商業的価値、宣伝価値が見出された』と、前向きに考えるべき材料かと。そう解釈すれば、OP変更は、悪いことではないはずですよ、ええ。生臭い話になるけど、金が動かないとアニメは作れないのですよ。何事もそうだが、この国が資本主義で回っている以上、これは否定してもしょうがない話であり。
今のところ、海水浴編での結花乱入は描写されてないが、寧子さん周りの海水浴編でのエピソードは、ほぼ完全に消化している点を見ても、やっぱり『黒羽寧子と村上良太の物語として最終章を再構築する』方向性で改変されている。問題は、ココに『初菜ちゃんという恋愛関係における第三のライバル』がいきなり入ってくるんだよなぁ。その裏で、藤崎真子の暴走と、ヘクセンヤクトの暗躍、九の野望を全部まとめて３話にまとめるとなると……これは相当に難題だぞ。
ましてや、そこに繋げるまでに消化しなければならないエピソードが多すぎて、どこをカットしてどう繋げるのか、ちょい、重度のファンである僕から見ても予想が付かない。
はたして次話、監視魔女を速攻（規制）した真子さんの御乱行、また魔女狩りヘクセンヤクトの登場。順序スキップされた小五郎との相談⇒端末解放やら５人目いやさ６人目こと初菜の登場はどのタイミングになるやら。海水浴で満喫した平穏と幸福が……がががが……いざやいざ、佳境来たれり。
