ALORC-Bottle-Craft-512-Logbook(Ⅱ)

AよりRへ。記録を継続する。(二冊目)

《黎明をもたらす者レイヤ/Reya Dawnbringer》/『極黒のブリュンヒルデ』第127話

(前回感想はこちら) (第1〜3話の無料閲覧はこちら)

極黒のブリュンヒルデ The Moment (JUMP j BOOKS)

復活の 代価……?


≒≠前回粗筋:第9話「心の痛みを判る人」⇒第10話「愛情の絆」⇒第11話「情熱」⇒最終話「」

      /   人=ミ、/   //   /     /}  / ハ    i     ハ
  、_ ノ   {{ \/   / / /  /   /  /  / /ヾト、   i    i
   `ー彡   弋//   /  /  / _∠   /   ∠ _ j| ヘ  }    }
     ノ     〃ミ/ / i  / ''"~/    /  /     「  i  j   } j
   /     {{ // /  {  i  /_,,xz云ミ /イ/   ァ云zzx、,,_} ハ   /i
  /        乂j     i  i 彡う ̄ j}    {    {!L,,,;) )`jミメ  / 八i
  {{  ノ  __  {/ヘ    {i⊂ ゞ''“~゚        ゚  ̄“"つ/  / / { \
   ゝ/j  / / /{ 癶   八 ////////   j   /////// ///} i ゙、
     { ト(  {/  (   ト  \\                /彡 イ ノi i__ \
      乂       ノ \\ ミ=              ィ"  ̄ ̄_  ̄ ミx、
  _r< ̄ ̄ ミ丶、 /  ノハ  O    '"   ̄ `   / o  -‐ 二三ミ  }
⌒ ̄ 三ニミ `ヽ、 \-‐"   乂 ゚              /  /     __   ミ〕
、 ({ (     `ヽ、\ヽヽ   O   `ト ...,,,_    _,,,...ィ 7 />-< ̄     ̄`ー"
'" ̄ ̄ミ丶、   \ ヽ}ノ     ---―――┐ r‐__二{/ ,斗-―┴- 、
三_   \\   ヽζ    \  ̄ ̄ ̄ ヽ ! j 「   У " ̄ ̄   ミ \
    ̄~`ヽ ヽヽ          〉       }}/ノ   { ̄/~ "''ーミ   \ ヽ__
     ノ \ }} / ̄ ̄ ー-〜イ \  _{//彡   弋 {      \\ ヽ/  /ハ

―――どうして、どうして。何故かくも、過酷な運命の中でこそ彼女達は強く結びつくのだろう。絆を紡いだ彼女達をこそ供物に選ぶのだろう。まるで、枷のように鎖のように、その出逢いを戦いを根こそぎ否定できないように……セレクターバトルなんかも似たような空気あったね(一足早い最終回の浄化っぷり)。そして開始時点に至るほぼ全てが仕組まれたもので、そこまでしなくてはならない理由とは―――本気で詰んでるというか「もう終わってた」。まさしく、絶望的……更に激戦で「この瞬間に全てを懸けて」残り1話しかないんですが、本当どう着地するんだアレ。

 他方、中の人とかいうレベルでなく「同一人物」が完全確定した『東京喰種』のこと。今此処に生きることの全てが幸いであるわけでなく、されど失われた(忘れさせられた?)過去だって悲運にも程があり。誰も彼もどいつもコイツも、喪い失わせて「被害者の目、加害者の手」。まだどちらかでしかない者も両方揃う素養要素はバッチリ()。しかしどちら側にも心を繋いで「繋がれて」……たとえ現在の環境が、どうしようもなく薄氷の上にあるとしても。そして香りが、臭いが……結びつける。



蟷螂の逆転

「そのスライムをハーネストに戻したら 初菜は生き返るかもしれへん!!」
「……なんだって!?」

「あり得ないわ そんなこと・・・」
「うるさい!!」

「今は考えてる場合じゃないだろ!! 今 出来ることがあるなら 全てやるんだ!!」


プルプル プル

                 ,.   ,./
                  ,イ! ,.ィl/
                }llll! lllll/
       li,        lllll' ,lll/
        llli,      ,llll! .,lll/.
.       lllll}   ,i|  ,llll' .,llll'
.         lllll!   ,ill! .,llll! ,llll!
.      lllll'  .,illl| .llア ,lllア
      lllll!  .llllll! ,/  ll!'
      .lllll!   llllリ   /'
      lllll   .lllll'
.     lllll   .!lll'
.     ,illll'   llll'   マ-__       ,/
      lll!   .llll! __   ヾ=ム、   ,.ィ/
      lリ   .llll! マニ=-__ `` ,ィl/    ,
     l!   .!lll    ` ̄‐=',.ィil/   ,.ィ/
.       !   .ll/      .,.イll/  ,.ィlllll/,./
.          l'      ,.イll/   ,ィil//ll/
        !    ,.ィlll/    " ,.ィ/
              ,ィllllll/     ./"
           ´

ビュルビュルビュル ビュル ビュルビュル

            <ヽ  <ヽ
           r-, ヽ:;ヽ ヽ:;ヽ
          _ヽ:;ヽ ヽ:;ヽ !:;:;!   r-,   ,;,   ,;,;,
          i ヽヽヽ ヽ:;ヽ}:;:;ヽ  i:;:;i   ;;    ゙゙
          ヽヽ ヽ:;`´:;:;:;:;:;:;:;ヽ-´:;:;}   ;;
           ヽ_:;_:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;./    ;;
               \:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;!
                \:;:;:;:;:;:;:;:;ヽ ;,;,;,
                 ,;\:;:;:;:;:;:;:;ヽ ゙゙
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                      ヽ:;:;:;:;:;:;:;ヽ   ;,;,,                     ヾ,;,;,;,;,,,
               ,;,;,      ヽ:;:;:;:;:;:;:;ヽ   ゙゙                      ,;,;,;,;,
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         ,,,,,,,              ヽ:;:;:;:;:;:;:;:;\                        ,;,;
       ,;,;,;  ;,;,;,;;,;,;,,            ヽ:;:;:;:;:;:;:;:;:;`ヽ                      ,;,;,,
              ,;,;,;,;,,,,          ヽ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ヽ                     ,;,;,;,;
                 ,,,          ヽ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ヽ          ,;,;,,        ヾ,;,;,,
                  ,,,           ヽ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ヽ         ヾ,;,        ヾ,;,;,;,,
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「ちょっ……… マジ?」

.                      _ _
             - ― - <´    ` 、
        > "´        `  .     ヽ
.     /                   .ヽ
     /.               、       V
.   /  .              ',       }
.    l                 }      ,
.   l                  `ヾ    、/
  . ∧               、__',_   ', __ /  ̄ ヽ
    ',     _                   ̄ ´.,       }ヽ..
     ',     > 、               /       ,
     ∧       ヽ               /      イ
      ',         ' ,           . /     /
       ',        丶         /       /
       ヘ          ヽ     ′  /      ,
        .ヘ           .≧=z..{  /      /
.     ー-- .',          i  八 ./     ,    ヽ                     `'' <
           ',         | {  /     /  ,. -  ´ ̄                     `'' <
            ',        | .J ./   __ /ーく       .ィ ´  ̄          /~~`< __
           ヽ         ,  ′  ´  `''ー ≧z..,,_ ≦_             _〈 / / ., ` <
.       ― -- ,,__       ノ___,.i                       ̄ ̄ ゙''ー--  __  ーマ__{ ./ ,ィ   _
.             ` ー― ´   ',             __       、 ー-、ヽーァ    `ー'  ̄ ´
                      `  ̄ ̄ ̄ ̄           ≧、    、_ ̄ヽヽ\
                                         ` ー--、 \\\ア
        :i|         . : : :i:i:i:i:i:i:/    i|: : : ://   : :Ⅵi:i: :|:. : : : : : : :. :
        .i:i|  |:  ‐- .,,_:i:i:i:i:i:i/       ||: : ://     : : Ⅵi: :|、:. : : : : : : :
        :i:i|  |:    : : :|i:i:i:i:/=- ...,,,_ ||: ://.     : : Ⅵi:|i:\: : : : : : :
       .:i|i:i| ⌒>‐- .,,_ :|i:i:i:i′      :|「ファ‐-=ニ[_  : : Ⅵ|i:i:i:i\.:.:. :. :
     :i:i|: -=≦竺竺三二ニ=‐- ..,,_     ||:/{  _)i:i:i:]ニ¬=‐-ミi:i:i:i:i|\ : :
     .i:i:i|i:i| く竺{ : : : : : : -=ニ三竺三ニ=-」|,,_rくi:i:i:i:_,,, -‐=ニ三竺㍉|  \
     :i:i:i|i:i|:〉 ⌒\:. : : : :|i:i:|「 ‐-=ニ三竺竺竺三二ニ=-‐ァkく⌒i:i:i:|\
      i:i:i|i:i|:∧.   \_: : |i:i八        {      }//: : : : :Ⅵi:i:|: : \
     :i:i:i:i:|i:i∧     : :|i:                   /イ    : :Ⅵi:| : : : :
       :i:i:i:i:i:i:i∧       |i:   ⌒ぅo。.,,_______,,, '′       : :Ⅵ| : : : :
      :i:i:i:i:i:i:i∧      :|i:        `~¨二二¨~         : :〈i| : : : :
       :i:i:i:i:i:i:i:∧    |i:       ̄ ̄ ̄ ̄          : :'| : : : :
       :i:i:i:i:i:i:i:i∧     |i:                          : : : : :
         :i:i:i:i:i:i:i:i:∧   .|i:                        . . . :

「初菜ちゃん!!」
「初菜!!」

ザッ

ズルッ

ドシャ

「初菜!! 無理するな!!」
「うるさい!!」
「!?」

                      _
              __  ィ __´   }}` '' 丶
          _ -''´ __ィ'' ̄ <  ,)  /      \
         ''--   フ::::....   ` ー―/―      \
      ,:::、´ /_;;::::. ` '';;;;,- ,'    ̄/ ̄ ̄       ',ミi、
__ - ''´ i:::;;ュ|||||_i::::    { | :: / ¨/¨¨¨¨ ヽ 、、   {ii}ミ,
      ',:::;_i|||||i_}:::    =ー   /  _       ',、  }||||ヘ,
       ',::;,{||||||_i:::        /   }_>-ヾ_-  ヾ:. '//||||i、
       '::;;||||||/::        /    }     i} }   }:i /////∧
         ' ̄'´        (     ',::..__ ノ' /   ,/ //////
         `ii´         ヽ     {;',。/    //ii, {/////∧
         | |  ___  ,     }}     ',ci    /'  || i///////二三、__
         | |    ', {    /'      };;i   ,'||{  i| ||/////////-三三===、
          i|   ヽi )     !          |||||  }∨////////////三三ミ、
              i| {{              |||||  / ///////////////三三三ヽ

ズッ
「!?」

ビュル ビュルビュル

「まぁこいつは・・・ 他人のケガを治せる時点でAランク相当の魔女だったが・・・」

「死んだ人間さえ生き返らせるようじゃもう・・・ コードネーム付きでもおかしくない力だな・・・」
「……」
「なんでこいつが Bクラスとして処分されるところだったのか・・・」ジュワァアァアァアァアァ


‐ ‐
二 ニ − ‐ ‐
三三三二 ニ − ‐ ‐
三三三三三三二 ニ − ‐ ‐
三三三三三三三三三三三二 ニ − ‐ ‐
三三三三三三三三三三三三三三三二 ニ − ‐ ‐
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三二 ニ − ‐ ‐
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三二 ニ − ‐ ‐
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三二 ニ − ‐ ‐
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三二 ニ − ‐ ‐
             ____                                 ____
        _,. ,ィセ:;ア――― ‐≡ミ                        ィ≡‐ ―――エ;::-、.,_
.         /´,'::/     __    ヾ;:ミ、 ヽ              ,r' ミ:;/     __    ハ::',`\
       ., '  .i::;′  .,ィ::::::::::ヽ     'ハ. ヽ              /  ハ'   .,ィ:::::::::::ヽ    ';::i.  ' ,.
       |  .!:|    i:::::::::::::::::i     !:!.  、           ,.   .!:!     i:::::::::::::::::i   |:!.  |
       ',  !:!     ヾ:::::::::::ノ   ./::}   ',          ,'   {::l.   ヾ:::::::::::ノ     !:!  ,'
          .', ';:、      ` ´    ,.タ:;′ ., '           ' ,.  ;:ム.,      ` ´     、:;' ,/
         ヽ. マ>...、___,...ィタ::/ , .ィ               ゞ , ゙i::ムェ...,___、...<タ .,r'
          ``゙ ‐-==== -‐ ゙´´     ......            ``゙ ‐- ====-‐ ゙´´

ガ バ ッ

ミーン ミーン ミーン



村上!!

「高屋・・・ もう 体の具体は大丈夫なのか?」

……これは一体 どういうことだ? 夢だというつもりじゃないだろうな?
「……」

「孵卵した初菜は魔法で生き返った そしてお前を治した 簡単に言えばそんなところだ」
……若林も 生きているのか?

「……ああ お前を助ける為にまた一回溶けたけどな それも もう治った」
若林はどこだ?
「温泉に行ってる そろそろ戻るんじゃないか?」


「あっ・・・」


「高屋君・・・」

……若林・・・

「なんか ごめんね 昨日 高屋君のこと食べちゃって 痛かったでしょ」
……

体なんて 何も痛くなかった
「……そう」


約束を 覚えているか?
「約束?」

おれと付き合うと言ったことだ

「……ああ・・・」

「……そうね 仕方ないわね 付き合ってもいいよ」
……そうか


ならまず セックスするぞ
「は?」

つきあい始めの高校生がすることなんて 他に何がある? まずは セックスからだ
「……」

「えっ? ちょっと 何こいつ・・・」
「ああ 初菜は知らないのか」

「高屋は こういうキャラだぞ 前から」
「……」

お前はもう おれのものだ 拒否権は ない

さっさとおれに セックスされろ
「……」

「ちょっと離して あんたと付き合うとは言ったけど そんなことをする約束なんてしてないわ」
ああ?

なら答えろ 普通の友達と恋人との違いはどこにある
「えっ?」

イ/〃ハ}从リ::::::.:.:.,,:''" {{  '';;::::'''"{{~ ,癶、:::::::::::::::::::::\ヾヾ、.\\\\\
リイifイハWlf::::::::.:.:.:_二._ 》、 〃    V´  ` ̄`ヽ`丶:《^\ヾ\:、\\\ヾ
f〃|l{V{{iiリ:::.:,≠´:::::::::::\、ハ、 ( └j   }〉   》、 }}二::\ヾヾ\\ヾミミ
Wリ{ぃソリリ 〃f::::::: r 、 .::::::゙ト、 \ ヽ {. 〃 / ./ィ´:::::::::ヾ、∨Wハヾヾミミ
リ/八イj乂《  V:::::..`┘::::::リ ヾ:、\:ヽ:.//:/:/ィf::::: r 、 :::::::} }}リハヾヾミミ
//ィ介 ヾミtュ、ゝ、::::::::::::ン_,. - ゝ\ヽ∨//,イ  V:::. `┘::::リ 〃ソハヾミミvV
/イリ::.:.:. `ヾミ三三三三ニ/"^ヽ::::|l::|ll|ll /ヾミtx.ゝ、:::::::::ンノ{{l巛リ川リハY}
爪{:::.:.:..           /     v|l::|ll|ll!:::::::::`丶ミ三三三 ゝ:ヾ\《(wV
{Wハ::.:.:.                   ゙l!::|ll|l!::::::::::::.:.        .:.:.ヾ\\ミミ
川リ}::.:.:.                 ! :|ll|!::::::::::.:.:.          .:.:.:.::}}lハvj\
ィ'//::.:.:..                 |ll|:::::::::.:.:.:.          .:.:;ノリノハw川
ハ/::::.:.:.:..                |ll!:::::::.:.:.:.:.         〃ィノjリ川lWリ
|l{::::::.:.:.::.                |ll:::::.:.:.:.:.:.         {{f〃ィリ川l|j川

セックスをするかしないかの差しかないだろうが!!! それ以外にあるのなら言ってみろ!!

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    |:.:/ .|:.:.:.:.:.:.:.: l {:{! {:{ l li!| .l }}         〃 /   ヽ. マト泌|!:.:.:.:.:.:.
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    |′.|:.:.:.:.:.: ′  マ、    "        {{ .l   ノ  リ 州、|:.:.:.:.:
     |:.:.:.:.: ′   斗抖=≠         、 ー‐ ' ,,   ,リ |:.:.:.:.:
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そしてお前はおれと付き合うと約束した!!
つまりそれは おれとセックスすると約束したことに他ならない!! 違うか!!

いいからさっさと服を脱げ!! 早く!!


「村上君・・・ 助けて・・・」
「……」

「まぁ・・・ こんな奴だけど・・・ それでも孵卵したお前のために 命を投げ出して告白したんだ」

        i
        |     i       _..
 i:       |     {    .>く
 |:        |゚.    廴  '´  ヽ         :i
 |:        |: ゚.  /ム       ゚.        |
 |:        |  X ./∧      ゚.      :|
 |:        |イ  V ハ 、     _廴____|_
 |゚。    /|  イV ∧ \_. -=ニ三=---=冬|l
 | ゚.     |    V .≫翁レ'´         ゚マ!
 |  ゚.    |    ∧ィ翁:'´  ´ ̄ ̄`ヽ    }! /
 |   ゚.   | ./:/為攷  .′         /:/:/
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「多少変態だったとしても 差し引きしてまだちょっとプラスになるくらいじゃないか?」
「そっ・・・」


村上 天文台を借りるぞ
「うわぁ!! 離して!!」
「初菜ちゃん!?」
「何これ 何やってんの?」
「お!! なんや面白そうなことしとるやんか!!」



生殖本能

 TRPGの舞台の一つに、“ラクシア”なる世界ありき。其処では「魂が新たな輪廻に入っていない事」と「頭部・脊髄が残っている事」を満たせば、(ペナルティが累積するけれど)比較的容易に死者を復活させうる。ただもう一つ条件があり、蘇生魔法の対象に黄泉還りを拒否された場合これを強制することはできない―――二週ぶり、今回のサブタイ見た時点でそんなことを想起したが、そんなことはなかった……のが幸いかどうか、本気で判断に困る次第。

 あんだけ絶望的な状態から【再生】一つでなんとかしてしまった*1初菜マジバランスブレイカ*2(ついでに条件整えるだけで帰ってくれたマキナさんマジ機械仕掛けの神様)、されど其処に至るまでの想いの錯綜は何だったのかとも……そんな懊悩を完全に吹き飛ばす「火野並と言うと過剰だが尻屋先輩以上かもしれない変態ぶりをカミングアウトする高屋」。男気とは硬派とは一体何だったのか。オスらしさ? お前にカズミをビッチ呼ばわりする資格はぬぇ! そして保護者公認で(見捨てられて)戦線離脱の初菜……哀れ? あのまま蘇らなかったり記憶無くしたり(せめてOKした記憶が飛んだり反故にできてれば……)するよりずっとマシ、だったかどうか……どうにも自分の中ではっきりしないモヤモヤ、孵卵時とは別の意味で「卑怯」・「持っていかれた」感。

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 ああでも、初菜だとあっちの方も再生してしまわないかなー(下世話)。とりあえず次回(奇っ怪にも発売日はクリスマスである)の頭、あからさまに事後だったら少し泣くわ。元より「そういう」話でいく漫画家ではなかったし氏の男性キャラとしてはむしろ標準()だし極黒は“純愛ダークファンタジー”らしいし……コウタとにゅうが風呂で仲良くしてるところを目撃しハイライト消えた(フラグ折れた)マユがあの坂東さんと……てなった時は全然問題なかったんだけどなあ。

 はてさて、一転「きみだら」と似て非なるギャグエロス突入寸前で締まった第二次孵卵事変。翌朝ということは断りに言ったデート(妹の誕生日プレゼント選び)の当日だが、こんなことになろうとは誰が想像できたか……二人が再生で復活し得るやもと考えた人はいるにはいるが。またあんだけのことがあったのに、呑気に天文台で日曜大工と温泉てことはヘクセンヤクトはあのまま帰ってくれたようで……良太達も追撃の確証も無いまま逃亡生活に入らなかったみたいだし(そうしてれば高屋視点では夢じみた臨死体験で終わってたか)。初菜が「冥界へ死者を導く」ヴァルキュリアと対比的に死者(半死人?)を復活させ得る存在となった(同時に一般の男と懇ろに)ことは物語の大筋上、小さからぬ意味を持ちそうな一方でそれを覆い隠さんばかり*3の高屋のオープンスケベという言葉では言い表せないケダモノ加減。脱線脱線。

 しっかし結果的に誰も失われずに済んで……となると、あの時点では逃避でしかなかった考えが僅かに現実味を帯びてきたように推量する。第2部で誰より先に姿を消すのは村上良太ではないか、とな。まだまだ尚早で無意味な危惧かもしれないが……こうも「良太が居なければどうにもならない」わけでもなく「良太が居てもどうにかなるわけでもない」が増えてくるとな……元より“魔法や腕力で守る”なんてことは出来ないし、佳奈にもそう言ってたけども。魔女達を守ってきた信頼と実績は比類が無い一方、真子来襲以降それだけではどうにもできんことが多過ぎるのよさ。


このノノノノに出てくる皇帝、こと、尻屋潔(シリヤキヨシと読む。決して、シリヤケツではない、通称・アナルショップ先輩w)の個性を、色濃く引き継いでいるのが、高屋なのですが、高屋と皇帝の最大の違いは、個性はほぼ一緒なのに、読者への好感度が正反対なところですかねぇ(ぉ

 皇帝は、登場当初、わけのわからん暴力キャラとして登場し、うわぁ、このバイオレンスさならば、ガチで人を殺しててもおかしくない、と散々、ヤキモキさせておいて、実は純情ないい人だった!ただし、
節々に言動が変態で、性知識がオカシイwという愉快な人だったのに対して、高屋は、登場当初、ちょいワル純情いいやつアピールで、あ、こいつはかなり良いやつなんだな、けど、ちょい言動の節々が皇帝をマイルドにしたような感じで、個性が薄いなぁ、と思っていたら、本性は皇帝ばりの野人だったwwというこう、実にガックリくるオチで(ぉ

初菜のキャラクター性やら万能キャラっぷりからしたら、ギリギリ笑えるレベルだが、初菜本人からしたら、すげぇ怖いよこれwちょっと気になる、いいやつっぽいと思っていた男に、根負けして交際オウケーしたら、豹変して野獣になった挙句、周囲が誰も助けてくれないシーンなわけだし、嫌悪感を抱く層が一定上出るのも仕方ないこと。まして、女性読者受けは悪いだろうから、そういう面でも、火野回と印象がダブるんだよなぁ。


 まぁ、何だ……。兎にも角にも、クレイジーだw岡本倫作品以外では、あり得ない落ちだわ、本当にw良くも悪くもw

 で、場面転換して、何故か高屋。これを見た時は、「ああ高屋も初菜も天国に行ったんだなあ」とホロリと思いましたよ。なんか良太は良太で会話が素っ気無いし、初菜ちゃんの台詞も何かそのようなものを匂わせるもので。特に台詞と台詞の間が上手いから、本当に死んじゃったんだなあと思いまして。
 ところがどっこい!!次のページを開いたら、もう大爆笑でしたよ。「ならまずセックスするぞ」、もう酷い酷い酷過ぎる。今までのシリアス&綱渡りの展開は何処に行ったのよ?これじゃあ、完全にアナルショップ先輩と何ら変わりが無いじゃないか!!しかも、良太はここにまで素っ気無い。流石たん、斜め上の展開が凄すぎる。悪く言えば、ちゃぶ台返しなんていうものかもしれませんが。
 それに対しての初菜ちゃんの表情が面白いのなんの。告白した以上は仕方ないけど、涙目になったコマはもう笑うしか……。高屋の剣幕な顔もそれに一役買っているし。ドナドナドナドナ、初菜を乗せて〜。

同じ作者の前作「ノノノノ」を読んだ人なら、間違いなく皇帝を思い出すところだよな!
まぁ、今までの高屋のキャラも皇帝っぽくはあったけど、もはやそのものじゃないかw
あっけにとられる初菜に対して、「高屋はこういうキャラだぞ」と当たり前のように言い放つ良太w
良太は以前に、喫茶マーメイドで初菜の萌え萌えキュンにキュンとしてた高屋を見て
こいつこんなキャラだっけ、みたいなことを言ってたけど、
超が付くほど肉食系なこいつが、黙ってときめいてるなんて珍しい、みたいな意味だったのかよw
あと、高屋はこういうキャラだぞ、の良太の顔が影がついてて怖えーよw

しかしこれは、、ギャグとして受け取らない人もいるよなきっと。
作者側も、それくらい分かってやってるんだろうけど、それにしてもだいぶ攻めてるなぁ!
ぼくは、男だからなのか、ギャグとして読めたけど。
それでも、わざと目線を変えて読み返してみると、けっこう恐怖というか不穏な感じを受けるなぁ。
まぁ次回あたり、ボコボコにされた高屋の顔からスタートしそうだけどなw

―――基本的にはカズミ推し(それにしても第2部の彼女は恋敵排除に熱入れ過ぎだとは思う)の当方でもモヤっとするのだから当然というべきか、界隈記事もコメントも賛否分かれる……て言い方はむしろ不実。素直に「良かった」と「オイオイオイ」が同居し、総じて苦(い)笑いと所感表明。まずもって急に出てきて早々に死ぬ(それ自体はエルフェンの頃からよくあった事だが)、のもアレで問答無用に結びつけるのもナニで……描き足りないからこそ「これから」描いていく、ということなのやもしれないけども……それ次第でまた今回への評価は変わってくるだろうけど……重ねて言うが、次号次話の冒頭なりで事後ってたら泣くぞオイ、てなグチグチ徒然のイヴ更新だったとさ。

*1:実際、どうしてあの惨状から間に合ってしまうのだろう。ヴァルキュリアに抉られた良太、首を刎ねられたカズミを治した時より更に力が成長しているんじゃなかろか。仮説一、力が成長するほどに孵卵は近づく。仮説二、もしも孵卵状態から食人を経て復帰できた場合、更に強化される? そもそもにおいて【再生】は「人体改造された超能力者」の枠をも逸脱し、質量保存の関係上ドラシルの孵卵に近い向きさえある。

*2:不良神父が疑問に感じていたが、孵卵の秘密を握っていると思しき小野寺にとって「魔女の孵卵は不可逆的死である」方が望ましかった為に処分される予定だったかと憶測。逆に考えると現行最新のヴァルキュリアも再生魔法は持っていない……あるいは小野寺だけが持っている? また条件付とはいえ、かくもリスクを軽減され乗り切られてしまうと奈波が仲間入り寸前で融け死んだことや「困難に打ち勝つ」を突破“できてしまった”後日に支払われた代償なんかを思わずにいれない。

*3:「こうして陽光玉は死んだ。しかし核天は生き返らなかった。」(『封仙人娘々追宝録』第1巻) 不意に思い出した例のようにならず良かったと思う一方で、復活直後に何をさしおいても高屋を復活させようとする初菜、のあたりまではイイハナシダナーだったのになー。