ALORC-Bottle-Craft-512-Logbook(Ⅱ)

AよりRへ。記録を継続する。(二冊目)

「地獄のタッグデュエル!悪魔のヒーローⅣ(フォー)」\(`д´)ゝ

「お前たちのデュエルは素晴らしかった!
コンビネーションも、戦略も!
だが! しかし!! まるで全然!!!
この俺を倒すには程遠いんだよねぇ!!!」

 出た! トーマスさん伝説のファンサービス回だ! 「まだ私が動く時ではない」「僕は君たちに知ってほしいんです、デュエルの無限の可能性を」「なんだコナミっていいやつじゃんなんか、Ⅳっていいやつじゃんか!」「希望を与えられ、それを奪われる。その瞬間こそ人間は一番美しい顔をする。それを与えてやるのが、俺のファンサービスさ」……思うに、この流れを楽しめてる楽しまれてる時点で、遊戯王的な意味でのエンターテイメントの広大さは明らか。あるいは、トーマスさんが普通のチャンプで窮地を演出しただけだったとしても大して問題があるとはいえない。物言いの凶悪さとジャイアントキラーのエグさとオーバーキル追い打ち、紋章力によるリアル衝撃? が相俟ってそう見えるだけだよなあと。身内や友人を傷つけられた遊馬やシャーク視点ではまた違って当然だが。

 「忘れたのか。お前の一番のファンの顔を」フォオオオオオ!!。他方、狙ったようなシャークドレイクを渡す為の流れでもある。結局2期の最後までいってもトロンがシャークに目を付けた理由を明言するシーンはなかったけど、九十九の親父さんが遊馬が何者であるかを知ってたように神代家の家紋・系譜を調べていてもおかしくはない……と妄想補完するのが精々。あと先週書き損ねたが、つい最近アストラル出現と共に撒かれた筈のナンバーズであるのにラッキーストライプが伝承が残るほどの期間存在していたり、2期で七皇にまつわる遺跡ナンバーズを探したり時系列上アレであるのと噛み合うというか辻褄が合わせられたというか……まあもう終わってしまった話ではある。Vジャンプ連載の漫画版も夏前に完結したらしいしアニメとは別物だし。

 特殊OPは前回きりじゃなかったのな。一瞬前回が777回目じゃなかったっけ? となった。ともあれこないだ水入りになった勝負の再戦。「我々(視聴者メタ視点)にとっては重要」かつ社長にとっても。さりとて疑惑の目を向けられつつ引いた融合に「僕に何をさせたいのかねぇ」とは……実は何の変哲もないカードではないのか?(杞憂) あるいは引きそのものに対してか。実際手札を覗かれそうになるわけだし、下手に負けて正体を隠そうとするより、デッキとドローの導くがままにみたいな雰囲気を感じなくもない。
 相手のORUパクって特殊召喚はまだしも、攻撃力高めで複製エグいシャドウメーカーの連続展開で総攻撃力15500とかライズファルコンでスリーキルかました数値を彷彿とさせる。それらを凌ぎつつ、デニスに疑心暗鬼を向ける黒咲さんの姿はメタ視点抜きだと「何言ってんだアイツ」状態……そう、ソラと戦った時も同じようなこと言われてたね。はたしてエンターテイナーを象徴する道化師の仮面が砕け、融合を衆目に晒した途端に、

―――アンティークギア・カオス・ジャイアント、だと? 5D'sで言えば機皇帝的なポジションかな。そうするとトラウマいっぱいな黒咲が逆にイリアステルやZONE(実際下手するとエクシーズ次元最後の戦士かもしれない)になってしまうのだけど。しかしこんなタイミングで、こんな風に正体をバラしてしまっていいんだろうか。社長からしたら「想定済みです。シンクロ次元にも内通者がいるのでは?」と告げる(そしてアカデミアの脅威を警告する)には絶好の機会だったけど……ことによるとダブルスパイとか? そして次回予告、勝負が中断されたあと、何かを確認しに行ってくれたように見えなくもなかったソラさんお久しぶり。“デニスが手伝った”ユーリは目的を果たせておらず、攫おうとしたユズはシティに居たのでした……これって何かマズくないか。だからなのか、なんて憶測に憶測が重なり脳内を駆け巡る頃。

 デニスのハンティングゲーム次第では大会の続行自体、は危ぶまれないかなたぶん(マイナス面への信頼)。リアル革命煽りのシンジは別に、セルゲイ擁する長官(融合次元スパイ)の思惑もあるし消化すべき伏線があれこれ溜まってる。となると観客視点ではあくまで普通のデュエルの範疇を逸脱しない……といいね。嗚呼それにしても……ユズVSエンジョイ戦⇒白銀の剣⇒ユーゴ感応⇒レイラからの伝言と来て、躁鬱レベルにアップダウンな主人公メンタルがまた下降してしまうのか。バトルロイヤル中に「友達」になって以降は、その実二人で話したりしてなかったけれども。


別々途: 「罪かぶり姫」