「決意の復讐 哀しき決闘者（デュエリスト）シャーク」＼(｀д´)ゝ

　思えば、カイト戦でも敵からナンバーズ奪ったのが罠で魂を抜かれたのにシャークさん……２期含め、何気に喋るナンバーズとは縁が多いな。トロン側からして彼を刺客とする為に渡す気満々だったし（ミハエル君に負ける気があったかはともかく）。遊馬の影響もあって精神支配からは逃れたが、内側に楔は残したという良い話と悪い話。シャークドレイクがRUM無しでカオス化できることを知ってたことか、単に渾名からピッタリだと選ばれたのかは定かでないが。後者の場合、他の七皇だってRUM必須のカオス化を単独で行えるというリーダーポテンシャルの春呂、なんて深読みするだけ無駄にワクワクさん。あとあちら↓もこちら↑も妹を害された兄の復讐心が肝だったりする奇縁。

　あと「君を舐めなくてよかったよ」「俺の方こそお前を舐めなくてよかったぜ」と、“相手の力を信じ”た上での読み合いは好き。後々の最終決戦といい、あるいは決闘鉄といい。まあ今回は、誘導の意味合いもあって一度喰らわせたシャークドレイクの効果を忘れる方が不自然な気もするが。

「さあ……ハンティングゲームの時間だ」

　さてさてさて、登場当初から色々怪しまれてやっぱり敵方と繋がってて視聴者視点からすれば「知ってた」な衝撃の真実が今明かされるぅ！　……真ゲス零さんの時はそんなに怪しんでなくて。ともあれ観客視点だと実際「アカデミア？　正体？　一体何を言ってるんでしょう？」に違いない。デニス大暴れに喜んでる彼らと、トラウマを刺激される黒咲＆ユート同調遊矢の対比。またカオスジャイアントがアンティークギア系に割合つきものの罠耐性に加え攻撃時相手モンスター効果無効、おまけに全モンスター攻撃を「君も知っているだろう」とは言うが視聴者には初情報だって……なんとも複層的対照的な話。しかしシティ上層部、干渉されたくない事なかれ主義なら社長の行く手を阻むんじゃない、というか初め長官を邪魔してるように見えたのが欺瞞でズブズブってこと？　かと思えば次回指揮権を奪おうとしてクーデター起こされ何がなにやら。あとソラさん、チラと顔見せただけで特にアクションなし。

　エクシーズ次元にも潜入してたスリーパーなデニス、長い期間名前だけだったが遂にビジュアル出たルリさん（割合セレナ似）を発見したことがアカデミア侵攻の切欠だったとは。侵攻開始後も現地人のフリをして手引きをするとか、改めて考えるとエグいな。いやスタンダードの時もそうだったんだけれど。一方で任務とは別に手品師やってるのが好きなのは本心臭い、かもしれない。
　そして怒りの黒咲更なるエース、サテライトキャノンファルコン（しかしデッキに何枚何種類RUMを入れてんだ）。カオスジャイアントに比べると地味だが、攻撃力を削ぐ重複効果のグォレンダァ！　から逆転勝利。攻撃時もそうだが、演出重視と見るべきか冗長的というべきか……にしてもあっさり決着してしまったな。「君の勝ちだ……」ガクッとか微妙にざーとらしいのか僅かに罪悪感でもあったか、これを観衆の前でカード化できてた場合大騒ぎ不可避だったんで社長インターセプトはナイス……とも言い難い。評議会やメリッサ及び観客またギャラガ―ら、シティ住民の総合的に凝り固まりすぎ感からするとな。リアルなら一面無理もない話だが、現実に脅威が存在してスパイに好き勝手やられてる（しかもスパイから利益を受けてる者も多い）というクッソややこしさ面倒臭さ。かといってシンジさんの革命を応援したいかというとね……シンクロ次元の明日はどっちだ。