続々々＊月イチ『僕のヒーローアカデミア』感想ログ（１月分）

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□　（先月分の感想はこちら）　（僕のヒーローアカデミアとは）　（スピンオフ「僕のヒーローアカデミアすまっしゅ！」）

「威勢だけのチンピラをいくら集めたところでリスクが増えるだけだ」
やるなら　経験(・・)豊富な少数精鋭」
「オールマイトなら……何て返してたんだろって思って…轟くんなら何て言う？」
「…………場合による」
「言葉単体だけで動くようならそれだけの重さだったってだけで…大事なのは“何をした・何をしている人間に”言われるかだ…
言葉には常に行動が伴う……と思う」
「唯！　吸っちゃダメこの煙―――」
「ん！？」
「有毒！！」
「さァ始まりだ　地に墜とせ　敵連合“開闢行動隊”」

　【第７３話】年明け早々からスーパー平穏クラッシュタイム。肝試し中に４人どころか精鋭１０人の襲撃。分断戦闘だってのもヤバい（特に戦闘力高くないお茶子＆梅雨ちゃんにトガヒミコが来てるのが）けど……この襲撃と同時にオールマイトの方にも手が伸びてたらマズい……先々月からの「間に合わない」「救えなかった」「手が届かない」文脈からして。いやむしろ今回はオールマイトが安全に過ごせてる状態で、後から知らされる、そして「次回以降」同時襲撃を匂わされたりしたらとってもエグいよねこれ。実際にそうする必要はなく、ただ急がなければと焦らせるだけで精神攻撃としては十分。そりゃあ狼煙というか布石だわ。考えたのがシガラキ君か黒霧さんか荼毘君か知らんが……いや多分シガラキ君なんだろうが……オールマイトの全部をジワジワぶっ潰す気満々で寒気がする。
―――シガラキにせよ、荼毘らにせよ、行きつくところがわかってんのかなあ。わかってないんだろうなあ（もしくはどうでもいいと思ってる）。正味ステインも判っていたとは思えない。ヒーローはそうさせない為に戦うんだろうが、そうなった後の現実に直面しないことには気づけないこともある気がする、なんて甚だ傍迷惑な堂々巡り。ヒーロー志望でも民間人でも、現状の社会体制に違和感があったり適合できない者が少なからず出てしまうのは事実として、人類ほぼ能力者に変質した社会をどう治めるか試行錯誤した結果としてあるはずだろうに。当時の施政に関わった人とか官僚やってた人とか出てきませんかねえ（血飛沫の悪寒から目を逸らす）。

「あれぇおかしいなァ！！　優秀なハズのA組から赤点が５人も！？　A組からは一人だけだったのに！？　おっかしいなァ！！！」HAHAHAHAHA
「どういうメンタルしてんだお前！！」
「何で敵が――……バレないんじゃなかった！！？」
（考えたくないな…！）
「！」
「心配が先に立ったか　イレイザーヘッド」
「生殺与奪は全てステインの仰る主張に沿うか否か！！」
「その倒れている女…ピクシーボブは最近婚期を気にし始めててなぁ　女の幸せ掴もうって……　いい歳して頑張ってたんだよ
そんな女の顔キズモノにして　男がヘラヘラ語ってんじゃあないよ
「マンダレイ！！　僕　知ってます(・・・・・)！！」
「止めるな拳藤！　１年Ｂ組ヒーロー科！　ここで立たねばいつ立てる！？　見つけ出して俺が必ずぶっ叩く！！」
『犯人は現在も逃走を続けており、警察とヒーローが行方を追っております
“個性”は単純な増強型で非常に危険です。この顔を見かけたらすぐに110番及びヒーローに通報を…なお現在左眼に
ウォーターホースに受けた傷が残っていると思われ―――…』
「必ず　救けるから」

　【第７４話】おうお前ら、自分から殴りかかるわ毒撒くわ燃やすわしといて裁定者気取りか。あるいは宗教の信者。その教条を他所様へ手前勝手に押し付けるタイプ……教祖自身がそうだったけどね！
　はたして現在のヴィラン連合は３種、もしくは４種に分類できると思われる。ステインの意志を継ぐとか言ってる輩、またステインのヒーロー狩り自体に惹かれるヤツら。単純に暴れる場所が欲しいだけの連中と、最後に頭目であるシガラキと黒霧（ひいてはオールフォアワン＆博士）。天辺の意志からすればステインが何を思って行動したかもそれに影響されて他者を傷つけるフォロアー達も、遍く掌で転がされてるコマに過ぎない。だからって人を死傷させた罪が当人に帰さないわけもなく、いつ表に出るかもしれない首魁の所為にもましてステインに仮託してもな……そういや赤黒血染さんは結局どういう風に扱われてるんだろうか。裁判待ちだとして、長い期間収監されっ放しなのか。捕まった時は速攻で脱獄か、オールフォアワンの仕込みで解放されるかすると思ったけど……「開闢行動隊」（嘲笑）の連中がやる、のかな。いかにもやりたそうではある。その瞬間に刺殺されるかもしれないが。もしくはトガヒミコなら積極的に殺しにかかるか。お茶子＆梅雨ちゃんさんどうなった！

「虎！！　おかしいよ…！まだラグドールの応答がない　いつもならすぐ連絡よこすのに…！」
「緑谷ってやつだろおまえ？　ちょうどいいよ　おまえは率先して殺しとけってお達しだ」
「ウォーターホース……パパ…ママ…も　そんな風にいたぶって…殺したのか…！」
「悪いのは出来もしねえことをやりたがってた…　てめェのパパとママさ」
「悪いの　おまえだろ！！」
「できるできないじゃないんだっ　ヒーローは！！命を賭して　キレイ事実践するお仕事だ！」

　【第７５話】ステイン編も大概ストレスの溜まる感じがしたが、やられっ放しに加えヒーロー側に内通者が出てる疑い（実際問題としても出てもおかしくはない。帯同させてるメンバー甥っ子の両親が犠牲になってるのにそういう方に転ぶのが解せなくはあるが）で……「まだ」あっちの方が上かな。力こそ全てのガイア教徒みたいな筋繊維野郎があからさまにヴィランらしいヴィランであるので。
　思う。ステイン及びフォロアーの掲げる「英雄回帰」、ヒーロー絶対滅私奉公させる論（失笑）というのは、「身内がヒーローを志した者の心情」「身内またはそれに準ずる大切な人の為にヒーロー稼業に勤しむ者」とかいった観点がゴッソリ抜け落ちているんではないかと。俊典ことオールマイトにしてから、個人情報秘匿してるから家族関係がどうとか一切不明で危機管理上それが正しくもあるが……赤黒血染さんのご家族ってどうなんでしたっけ？　木の股や試験管から生まれた訳じゃあるまいに。いやあの捕縛タイミングで情報出てたらマスコミに責め立てられて更に胸糞な展開だった可能性も高いが。掘り下げてほしくないねえ……そういう一種常態化した犠牲に対し鈍感になった世界こそシガラキが憎むものなのかもしれんけれど。
　かっちゃん（何気に名指しで狙われてる。ダークサイドに勧誘的な意味でか、オールフォアワンが「個性を欲しがって」るのか……後者だと二重にヤバくない？）＆爆轟が交戦開始（＋障子＆常闇が負傷の疑い）。B組の一部も逃走から迎撃に独断（拳藤の姐さん、活躍してほしいやらしてほしくないやら）。あとイレイザー相澤先生が至近距離から火炎放射喰らって補習組も帰還組も危険に晒され得る。そんな状況下で洸汰少年両親の仇と増援なし戦闘、片腕が折れてもう片方でリミッター解除の一撃をぶっ放す……他に手がないとしても後が続かないぞこれ……自分一人でなんでもかんでも助けなくちゃ、という了見ではないのはプラス要素なのかもだが（前提としてオールマイトとその力を信じてはいても自分自身をそこまで過信してない）。もしくは「個性を伸ばす」訓練でキャパが少しでも広がってたら、なんてのは希望的観測か。かさねがさね梅雨ちゃんさん＆お茶子どうなりやがりました（不安）。

―――うーん、最近遅れがちだ。合併号連続で三話しかなかったというに、五回あるかもしれない次月に割り込むという有り様。スピンオフ４コマも毎度笑えるし、アニメ情報も続々来てるんだけど、元から月イチ書き溜め更新スタイルってのが盛り上がりに追いつけないこと必定だというね。

□ （先月分の感想はこちら） （僕のヒーローアカデミアとは） （スピンオフ「僕のヒーローアカデミア すまっしゅ！」）

□　（先月分の感想はこちら）　（僕のヒーローアカデミアとは）　（スピンオフ「僕のヒーローアカデミアすまっしゅ！」）