ALORC-Bottle-Craft-512-Logbook(Ⅱ)

AよりRへ。記録を継続する。(二冊目)

『カードファイト!! ヴァンガード』第55話――《女帝ガリーナ/Empress Galina》

『カードファイト!! ヴァンガード』ニコニコチャンネル
(前回感想はこちら)

レン「見せてもらいましょう。違うヴァンガードファイトとやらを」


 中堅戦、結果は予想通りでもそこそこの盛り上がりで魅せた冒険しない優等生VS冒険する賭け師
 何が正しいとか間違ってるとかじゃなく、自分が一番やり易くて楽しい戦い方で行くのが良いという話。
 なにしろゲームなのだから……相手を屈服させるのもその一つ、かなあ?
 「相手にやりたい事をやらせず、自分のやりたい事をして勝つ」TCGの基本の筈だけども。


 持ち前の記憶力を活かし、デッキ圧縮でトリガー引く確率を高める戦術。ある種極普通のプレイングだけど、ここまで大将戦に回さず勝ち進んできた以上は、余程の相手でないと寄せつけないレベルなのだろう。たぶん。デッキ枚数に比してどれだけの確率上昇なのかよくわからなかったが。
 そんな普通に強い、普通だから安定して強いミサキ姐さんを「それはそれで正しい」と認めつつも「常にそれで勝てるとは限らない」とこれまた当然の言葉を返し……勝機を逃さない()鬼引きを見せる女帝。結果論と言われようと精神攻撃は基本!

――主人公チームとライバルチームで在り方が逆ではないか?

 そういう所でテンプレに依らないのがTHE ヴァンガード。戦い終わって優しいお姉さんモードに戻った*1ユリさん。本当にギャップが激しいな! ともあれ予定通りの大将戦に入った訳だが……


「さすがミツサダ君。アイチ君を完全に読み切っていますね」
「当然と言えます。彼はヴァンガードファイターとして、最強の部類に属する男」
「レン様のような力を持たない者としては、だけどね」


―――解説で言われるほどにはライバル視をしてないとは思っていたが、AL4の皆さんがカエサルを意外に高く評価していた件。上から目線は基本!

 それ故にこそ、PSYクオリアに頼らないと宣言したアイチ君がしかも闇落ちからの復帰後公式戦初陣*2で戦う事によりその覚悟と力を試される。新カードを交えつつ布陣し、おっぱ……ソウルセイバー・ドラゴンを手札に。しかし読まれているぞ? そんな戦術で大丈夫か?

 流石に負けやしないだろうが……レンさんが見ている前で、持論を曲げず、皇帝に勝つ。両方やらないといけないのが辛いところだ。だが辛いと思っちゃいけない……いやそれも辛いだろう。なんなんだろうこの難題は。果たして敗北必至と言われる素の力で前々回チャンピオンを突破できるのか、それともPSYクオリアの新境地が顕れるのか?


―――手持ちの情報からは勝ち方がイメージし難い。だからそれが如何なるものか、如何に描かれるかを楽しみに、次回っ。

*1:同じ声優が同じキャラにあてて、こんなに印象が変わるのは個人的に初めてかもしれない。傾向の違う性格と声色の演じ分けというと豊口めぐみ辺りが凄いのだけど。あと鳥居花音とか。牧口真幸……うん、全然聞き覚えが無いや。見るアニメ偏ってるのかね。

*2:AL4やカエサル戦の前に一度は公式で戦って(苦戦して)おくべきじゃないかと考えていたが、キョウ様戦以来久々のアイチVer.ブラスターブレードのスペリオルライド降臨があまりにもキマリまくって(照明係仕事熱心過ぎ)いたので、これはこれでよかったのかなあと。