ALORC-Bottle-Craft-512-Logbook(Ⅱ)

AよりRへ。記録を継続する。(二冊目)

《金切るときの声/Battle Screech》

 『氷菓』第5話。多分に第1巻目終了。てっきり帰途で「話さなかった事」の補填をするのかと思いきや、さにあらず導入。福部が提示した「薔薇色」への疑問視と姐さんの傍証を切欠に、「千反田えるの疑問を解消する手伝い」のみならず「折木奉太郎が知りたい事を知る為に」という動機で以って回答編へと。
 鍵は方々の感想記事で名前が注目されてた糸魚川先生。61歳⇒16歳へとコマ送り逆行していく描写は見事。京アニの為せる業か、老いてなお彼女は割と若き日の容姿を保っていると言えなくもない。

 事実真実はなんとも暗い代物であったが、ともあれ謎としても主人公及びヒロインの心情としても一端の解決を見て、この先何が描かれるやら。
 後日、見返す。今の想いが、いつかどうでもよくなっているかもなんて、そんな事を考えながら過ごしてやるものか、と《今を生きる/Seize the Day》。

 『坂道のアポロン』第6話。あからさまに演技派で裏のある新キャラが、友達付き合いの下手糞な二人の間を掻き乱した挙句物別れに終わる話。これまで喧嘩のち合奏で仲直りという事が幾度か合ったが、それさえも遠ざかった状況となると如何に解決されるんだか。恋模様も相変わらず込み入っているようであるしな。
 また此度のサブタイトル曲は、それを失うまでは愛なり恋なりを君は知らない、という歌詞であるという。劇中で明確に失恋を経験しているのは薫のみだが、だからといって上手くやれるということではなく、また別の事に思い煩い続けるのだ……それらを全て投げ捨てれば、真に「灰色」を満喫できるであろうか?