ALORC-Bottle-Craft-512-Logbook(Ⅱ)

AよりRへ。記録を継続する。(二冊目)

『カードファイト!! ヴァンガード』AC編第26話――《大渦の放浪者/Maelstrom Wanderer》

『カードファイト!! ヴァンガード』アジアサーキット編 ニコニコチャンネル (毎週火曜19:30配信)
(前回感想はこちら)

「フンッ。冗談は顔だけにしなさい」メラメラ

 PSYクオリア能力者同士の勝敗よりも、アジア編ラストと思われる日本開催よりも、双子の大人しい方が「うるっせぇんだよ、ド素人が!!」的反転を見せた事が印象深かった回。何あの姉妹面白い。
 実際問題、視聴者視点なら双子が交信してるんだな、と知れるが観客と解説側からすれば何が何やらだ。蒼龍の仔が風云々世界云々と大仰な物言いをしてるのも意味不明だろう。カムイも、ミサキ姐さんもか。チーム内で認識がズレてるから仕方無いのだが、来週の対ウルトラレアでも彼女らに事情を尋ねる機会は訪れないかもしれんね。コーリン姉さんがアイチをバイクで連れ出したりしてくれたら話は変わるけども。
 この辺の情報格差をいつまで放置するんだろうなー。関係者以外にはあくまでも「普通のカードゲーム」アニメであるように、貫徹するつもりかね。まあ双つ世界を同調させる者なくして只のTCGには違いないのだが。

 レンさんが傍証した“PSYクオリアを使っても必勝とは限らない”を第2期で発病もとい初描写。使い手同士のファイトもか。「僕のイメージが……」となった要因はイメージ力の優劣なのか戦術的敗北なのか単に運なのか、どうも判然としないのも第1期と同様。推定第3期でどこもかしもこ使い手ばかり居る状況になれば変化はあるだろうか。あるいは、待ち望む純粋技量によるPSYクオリア打破も。それこそ、PSYクオリアの事など何も知らない者によって成されればいいと。

 ところで、仮説ひとつ。第1期でクレイ住民を襲う謎勢力。第2期で中核3クランが消えた所に滑り込むゴルパラ鳴神。かつてクレイを制覇して突如消えたアクアフォース。その変遷に影響を受けた蒼龍の民。翻って、降って沸いたように現れた(ように見える)財閥当主―――椅子取りゲーム? そして謎の敵とは、実はゴルパラ鳴神ではないのか。超官式黒幕説でアイチは尖兵候補とか。レンさんの方が現状強いので再びラスボス役が回るかもしれない。それともレンさんにも勝てる櫂を……? ステージ優勝チームが呼ばれた晩餐会で何を話したのか全く描写されないので取っ掛かりが足りないにも程がある。