ALORC-Bottle-Craft-512-Logbook(Ⅱ)

AよりRへ。記録を継続する。(二冊目)

《周到な計画/Well-Laid Plans》/漫画『戦闘破壊学園ダンゲロス』第2巻


 幸いにして今回も一部残っていた初回限定版をGet! 再びのラメ表紙に、描き下ろしのマウスパッド付き。はて、月刊ヤンマガ掲載時のカラー口絵再現は、通常版では無しなのか?

 ハイライトである所の7話ラスト・邪賢王ちゃん誕生と8話冒頭の間にカラー4コマが挿入されてるのがまず目立つ。番長が美少女の方が士気が上がるというのは、ある意味これまで積み重ねた番長グループの雰囲気に由来するかもしれんね。爪弾きの異能者で変態揃いでも、むしろだからこそ? まあ仲間思いでほのぼの集団でも変態には違いないのだけど。
 今回も巻末のおまけ漫画、の前に更に小ネタ漫画。生徒会の電子戦担当ことXX、ある意味究極の引きこもりと言える彼が「本体」を生徒会女子に世話されてまんざらでもない……だと……? おまけの方、番長グループの三年で忘れられがちな立川トシオ君が余計不憫に見えるぜ―――女体化してバイク組み上げてるツナギ姿は結構なメカニック系美少女なのだが。


7話:《神性変異/Divine Transformation》 邪 賢 王 ち ゃ ん 爆 誕
8話:《貫かれた心臓の呪い/Curse of the Pierced Heart》 邪賢王さんマジ漢前⇒マジ萌え美少女
9話:《残忍な裏切り/Murderous Betrayal》 惨劇のカレー爆死事件
10話:《倒れし者の記憶/Remember the Fallen》 想い出が為に、涙を拭いて
11話:《突撃の地鳴り/Seismic Assault》 ブ ッ コ ミ 開 始


 来週発売月刊ヤングマガジンに掲載されるのは第12話。今からでも話に追いつける仕様再び。前巻感想で「血で血を洗う闘争の本格化は、近い。」などと言いつつ準備段階・交戦開始直前までで一巻丸々使う長尺。しかも漫画版オリジナルエピソード込みでとは、編集も横田卓馬先生も、丹念に丁寧に、かつ激甚に物語を連ねていく気概強しと見た。ゆるりと、しかし豪快によろしくっ。

 巻末予告も含めて次回は、次回こそはダンゲロス・ハルマゲドンの全面衝突開始が確実……その時、両性院男女は……おいィ? なんで一緒に留守番の鏡子先輩に迫られてるんですかねぇ? この状況でDTの称号を捨てるのはド正義会長に極刑に処せられる可能性があって極めてリスキーだと思うのだが。ん? 突っ込む所が違ったかな。ともあれ来週水曜日までのお楽しみということで。

―――そんな一方でリンドウ・夜夢に架神、口舌院言葉と……おまけ込みで割と頻繁な回想の中で、既に命を散らした者達の姿を見る寂寥感。この先、本格化する激戦においてどれだけの魔人が生き残れるか……死者の列を想う時がどれほどあるのだろうか。その生き様を見届けて尚、きっと。