ALORC-Bottle-Craft-512-Logbook(Ⅱ)

AよりRへ。記録を継続する。(二冊目)

「歪められた過去」「新たなるライバル」

 制御のきかない船でベルトも着けずワームホールに突っ込んだ上に外装に穴が開いて一人MIA。『シドニアの騎士』ならミキサー状態の時点で血染みが三つ必至……なんて状況の割に死者も無くあっさり帰還。しかし世界の記憶は書き換えられていたのだった!(シグナー+α除く) シェリーは真実を求め、推定ZONEに拾われる。

 あらゆる次元へと繋いで歴史を改竄するターミナルて。そんなもんが既に実用化されている時点でほぼ詰みじゃあなかろうか。普通そういうのは稼動開始する前に潰して平和を保つものだが……単に公権力の頂点に居座られているよりずっとロクでもない。前回ラストで罠にはめた眼鏡が会社ごと「無かったことに」されて容赦無さでタイムパトロール出動不可避。ついでに人気をパクられたことを認識できてしまうラグナロク涙目、でもなかったか。シンクロが主体の時代に他の誰も持ってないシンクロキラー使って何故人気出るのかは……主人公達だって世界に一枚しかないドラゴンとか使ってるからかな。そういえばジャックとは因縁がある筈が、元キングは全く覚えの無さそうな顔である。

 機皇帝、三極神。御大層で華々しい彼らとは色々な意味で対比的なチーム太陽。通常モンスターデッキにマシンは一台のみ、サテライト時代の遊星を彷彿とさせるハンドメイド……とはいえ「カードは拾った」にも関わらず完成度の高いジャンクデッキ、高名科学者の天才息子という事実を加味しても遊星号の強度やデザイン等、色々隔絶。親近感は得つつ得られつ、チームカペタの躍進前後とか幕之内一歩と山田直道くらいの差異。だが舐めると足下掬われるぜ、という反骨心でもなく彼らなりに渾身の戦術が効を奏すればこそだと、魅せてくれ。

 融合召喚! 手札アド損に定評のある融合召喚じゃないか! ZEXAL一期で爺ちゃんのブルーアイズスタチューとかアルカナジョーカーぶりかな……良く考えなくてもペンデュラム召喚の方が消費激しいけど。リターンが見合ってるかどうかは、今後OCGでの結果が待たれる?

 芭蕉の弟子ソラ、と聞くと「バビュン!」が口癖のPKプレイヤーを思い出す。外堀の懐に潜り込むのが上手いストーカー系追っかけキャラ。デッキは凡骨の意地っぽいガシャポンからヌイグルミを出すレオン(無印DM)&丸藤翔風味、かと思いきや融合したら一転ホラー。しかし塾生徒が融合を初見というのは、紹介回にしても若干もやっと。
 また「デュエルに勝ったら」弟子になるのを認めてもらう(+堂々ストーキングする)なる条件からして妙……究極的にはペンデュラム召喚目当てのイチ個人、としても背景が真っ白とは限るまいな、と。