ALORC-Bottle-Craft-512-Logbook(Ⅱ)

AよりRへ。記録を継続する。(二冊目)

第19話「細胞操作怪人 Mr.セル」/荻野純 『γ-ガンマ-』

◎ (第18話感想はこちら) / ジャンプSQ.[γ-ガンマ-]荻野純

幾千万の命を救い 宿命を背負った身体
史上最強の残り火を 戦場へ・・・

 おおよそ月イチ『僕のヒーローアカデミア』感想ログ。こういう書き出しは次で最後になるんだろうか。ともあれ激突する幼馴染、スクールカーストヒエラルキーの底辺VS頂点。しっかし“かっちゃん”は……「自分は凄いので凄くない人々に代わって己が為さねばならぬ」とかならまだしも(15、6でそんな考えのヤツ普通居ない)、齢四歳から固定された「自分が凄い」を僅かでも揺るがす存在(一番凄くないと見下ろした主人公に)事実(助けられた)視線(憐れまれた/騙されたと思い込み)を許容できんだけという。無能力ゆえ俯くことを強いられ続けた主人公とは別の意味で下しか見てない見えてない……何某か目標自体はあるが、その前に皹の入ったアイデンティティ保全せずにいれない? 譲渡し受け継がれる能力と“俺が俺が”の対比。あるいは環境上、致し方ない側面というか当人に依らない歪みを凝縮されたとも。解説としてはここの記事が詳しい(投げ)。
 戦い続くも、1話で「限られたルールの中で勝利条件を満たす」に至る決着(逆に言うと攻め側は長期戦に耐えられなかったとも。また次話で「ルールに甘えて勝った」と指摘さる)。直撃させられない「力」で文字通り盤面土台を破壊するのは予想の範疇だが……ニトロ坊主からすると真っ向勝負で(当てるまでもないと)避けられた不完全燃焼が募る上の敗北感、を認める訳にもいかない。舐められて(否定されて)いると感じるのは彼自身だけという面倒臭さ―――かーらーの、事実を受け止めた上で「上を向く」に至れり。よかった、闇堕ちするかっちゃんは居なかったんだ……の一方で、静かに弱体化してるオールマイト先生の死亡フラグ。ジャンプ漫画で師匠キャラの早期退場というと『ダイ大』のアバン先生を想起。指導者としての経験値は段違いだが。
 はたして前兆、堅固な校門が破壊さる。しっかしマスコミの方々、明らかな破壊工作だのにチャンスだとばかりに侵入してオールマイト取材て……それが彼らなりのプロ根性なのかもわからんが(また門が壊れた事も報道するんだろうが)……報道関係者の中にヴィランが紛れてる可能性を考えなくもない一方、そんな事実が全く無い場合も、いつか来たる「その日」を如何にセンセーショナルな記事にし部数売る事しか考えないかもなあと(ド偏見)。それはそれとしてエンジン君は良いヤツ。「代々ヒーロー家系」(遺伝?)というのが舞台設定&ワンフォアオールと擦り合わせ難そうとも思うが、はてさて―――本筋と関係ないのにダラダラ長過ぎるな。




「あれから もうすぐ二年か・・・」

「早いね」

「それは この地球上の生物が次の段階へ進化する事だ
地球が他の惑星に怯える時代は終わる
僕は 科学者としてその進化を見届けたいだけだ」
「λエネルギーに適合出来ない人達は? どうする気?」
「別にどうもしないよ」

「進化出来なかった種族は 自然と滅ぶ」

「邪魔者はいなくなったよ リリィキュアル」
「?」
「もらうね 君の“盾”の力 リリィキュアルの能力は“最強の防御”・・・どんな攻撃も通さないが故に最強となった」

(私が やらなきゃ・・・ こいつを倒して・・・隊長を助けなきゃ・・・私が やらなきゃ・・・)

                  . ´ ̄ ̄ヽ
             /   、 、 \
               /   トイ ヽ i iトム
               ノイ i  l:::l   } ! /ム}ノ)
                Ⅴ i l、:!/レ1/く{ ´´ rく`ヽ
                l ト! | ゝ _′/|____ノ.........ハ
            八{ ヘi ト/..〈イ/⌒)〉..........}.i
                  ヽ l |f..⌒/`爪{ゝ......./.′
                   : |{..i../........./.........ノ..{
                ; 八イ/......|..........{...ノ)
                ,゜/ 〈.ノ............|.......ヽ}∠:、
               , /  Y...........ノ.....\{≧弋_
                 / .   人......./ト......ノノ.............7
             / ;    ヽイ斗.........{_>-―ゝ
               / 〃     rf/イ...........ト................`.
           /,′{      ノイ;i;|.......... |\..............}
              {ハ ヾ.、  /;i;i;i;i;ノ.......... |;i;i;i,\........{
          ノ  `ーォ)/;i;i;i;i;i;i/人........ |´ ̄ ̄ヽ...‘,
                く7 ̄ヽ:くイ!゚ )\.ノィ===ミヽ.',
                   /     ーr===f、 '/////ヽ!..}
                 /¨¨ヽ.    |  t、{ヘ  //////Y
                  / '///ヽ  . '!i 「i |ヽ)ヘ '//////,|
              / //////У......ヽヽヽ).::ハ '/////{
                / ///////イ..i...\...::ヽ}::::::::::{/////∧
            ////////.′}..|........\::::::::::::::::∨////∧
              ////////.゜  |..|..............\:::::::::::::∨/////ヽ
          {//////(    |...!...................ヽ:::::::::::∨//////’,
             V/////∧┌┤..........................〉:::::ノ∧//////∧
             V//////} }|............_∠二´>〕 ̄  V /////∧
            V////, {〈´弋rイ夭 ̄`7-=」    Vγ⌒ヽ∧
            V////,! く/>'/!\ヽミノ,「      Ⅵ '釻` V'.

「!! ユリ! ダメだ・・・力を使っては 君の体が・・・」
「おもしろいな 相談課なんてやってるのに 君が一番 精神がズタズタだ」

(私の力の全てを使えば・・・ こいつを倒す事くらい・・・!)

     ',.  ∨::/::∧::::| ト、j 、ヽ   \ \ミニニ}:.:.:.:.:.:/ / /∧ヽ
      ’.  ∨::/:i. \' ヽ\ \\  >rミ二二}:.ヽ/⌒>ヽi  \
     __ハ   ∨::::\ \\\  \/⌒i    i:.:.:.i_/.   /\_ト、
    〈::::-ヘ   ヽ:::::::\ \\\ /:.:.:.:‘.   l:.:.:.:ヽ   /i:.:.:.:.:.:.:.:/ /{/i
.     \::::::,   i:::::::ト.}  \\`|:.:.:.:.:.:.i.   ;:.:.:.:.:.:ヽ   {:.:.://    /
        \::i 、、 {\_\\_ }\}\〉:.:.:.:.:|   i:.:.:.:.:.:.:.:.i  /:.:/"      "
       /⌒ヽ     ヽ\ \\ \∧ハ.   |:.:.:.:.:.:.:.:.l /:.,,/   / ハ/彡
        〈〈 i::::::\.   //  \ \\ i | .l  {:.:.:.:.:.:.:/´/ / // ⌒´ イ
       ≧、}、::::::\// ト、.  \ \\i/   \__彡"{.. /./ /    / /
        \ 、\}. `} }\\WW\. 「r'r r┐f¨ヽ} / /__.    /   / {/
        ミ`   ゛゛\. \\ z≦ iレj .j j l   イ /{,,,,,,,   /   '""
        ⌒\     >ミ ‐=≦  `¨. Y   /'´ / < /     {__
           > 、  ゛ミ三  ‐=≦.    ∨\i<   <   /        彡
           ミ     ミ三  ー=≦彡⌒∨ .{ 、{ ̄ ̄`  〈        /
  ‐==ニニ二二 ´ ̄      >        \∨"           ‐=≦
           ≧        """WWWWWW ヾ  ‐=<          彡
    ‐=≦三三三              __/}/\√\\⌒\√ ̄ ̄ ̄
             ̄ ̄ ̄/ / ̄ ̄}/

「無駄だよ Mr.ロストマンでも僕を殺せなかったんだ ヒーローでもない君ごときには 何も出来ない
そんな絞りカスの力では 何も出来やしない」

(とっくに 分かってる・・・ 私は・・・ヒーローじゃない・・・)

(今の私には・・・大切な人も守れない・・・悪いやつも倒せない・・・
何度も実感して・・・ とっくに・・・受け入れてたと思ってたのに・・・
やっぱり悔しい・・・悔しくてしにそうになる・・・)

(やだ・・・ やだよ・・・
守りたい・・・ 私が守らなきゃいけない・・・
私は人々を守らなきゃ 赦されない・・・
ミドリちゃんは もう助けてくれない・・・ 私がやらなきゃ ダメなのに・・・)

「すっげ まだ動くんだ」

「汚い手で リリィキュアルに・・・ 私のユリに触るな」

       .l;;i′      /     .!圭/ .イ、圭圭圭/ |圭/       ィ幺才     ,イ゙ .,〃      ィ幺才
       .|/       ノ      .l圭!  l圭圭圭ゝ !Ⅳ           ,,ilr'"     ,i'./        ,ィ幺才 .,.
       :l゙                 | !  /圭圭Ⅳ  /Ⅳ         '″      .,l./        ,,ノ才  ィ幺圭
              _,,          !゙.,,.,i圭圭Ⅳ  .iУ                             ,i'㌢ rィ幺圭圭
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圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭_.-‐'' 二ニ  ―ニニ`-'”'"゛     .,_iiir=`-''''"´

「怪人でもヒーローでもない矮小な生物が 僕に触れるな」

    ∠ ̄\
    { \,,>  i
   \    人
.      -=彡へ
        \/\
         \/ > ――=ミ
           Y /<__ )____ \
              | ∧<__) 〇\} }
              | ∧〇 〇 人(__
            、 乂 \_彡' / ̄|
             -=ミV フ/////\
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                                              -=ニ二i

「見付けた! 見つけたぞ!!」

「大丈夫か? ユリ・・・」
「そんな・・・私の心配なんて・・・」
「戦いが始まる直前 ずっと所在が分からなかったフレイムベインに榊の位置情報をリーク出来た・・・間に合ってよかった・・・
情けないな・・・ やはりヒーローに頼らなければ・・・ 軍だけでは強大な悪に勝てないのかもな・・・
でも・・・君だけは 守れてよかった・・・」
「…………」

「なんで・・・ なんで隊長は 私にそこまで・・・私なんかの為に・・・何でですか・・・」

「私は君に・・・命を救われたんだ・・・」

4年前・・・私が軍に入りたての頃・・・ ドゥライズ星人の最初の攻撃があった時だ
市民を守らなければいけないのに 私にはなすすべが無かった・・・ ただ恐怖していただけだった
そこへ現れたのがリリィキュアルだ

間近で見たリリィキュアルは 思ってたよりもずっと小さく 華奢で ニュースなどで見るよりもずっとただの少女だった

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       У. : /{\::::/.:::::::}:ヽ、: .ヽ、:. :.\: : : :。 , -‐ }: : ト:\ `
.     /{: : : {{:{: . V.:::::::ノ: { r \: : >‐-ヽ       ハ : }: }ヽ}\
     / :{: : : ∧: : {`::<: : :ヽ. ニ='ゝ、 : .\ \    {: }ノ}: } }⌒`
   __ノイ: : : :ヽ \:V.::::::.\: : : : : . ヽ \ : ヽ .r‐ :´:ハ} j/
.       {: :ヽ{: : : : . \ ̄ ̄` ‐-:_:_:_:V j:ヘ} ′ }/ j
       \ 、`: }\: : :`ー-    〉::::::}三ニ=-{_
        ヽ\}  \: ヽ     >‐<     vハ -、
        `^j   \:.   /    ヽ     vハ ヽ
                ヽ /    ⌒ヽ{_rvぅーr'^ぅ、 :.
                   {         \゙T⌒{^vぅ  :.
                     } /        \ ヽ vぅ  ヽ
                    /         } o } }ぅ  _ノ
                 {           } / / /ぅ /
                   ヽ      / / / /ぅ__/

最強と言われていたリリィキュアルは 涙目になりながら必死で戦っていたんだ

「私よりも年下の幼い少女が・・・
痛くて・・・苦しくて・・・怖くて仕方無いのを堪えて戦っていた・・・」

「私は 君から消えない勇気を貰ったんだ
私の中に確かにある・・・ 君から受け取ったんだよ」

「私は・・・君の為なら何でも出来る みんな 君に救われたのだから」


「私は 大切な人を失いたくない・・・絶対に死なせません・・・」

                /⌒j∨⌒V /  _/       ′ ||
              /|  /^|  r'jI斗‐ j/ ̄ ̄∨ '  j ,
             .j | ,/  乂_ノ´: : : : /: : : : : : :ノV  :} ′
               /ア¨:弌=ア: : : : : :/: : : : : : :| |   }  ',
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/           _',: : : : : : :} ∧}: : : : : : ,′___乂ニニア   / /    マ__,>へ、
     /     __,ア⌒/,: : : : : : }/// }: : : : : :′ ̄    ̄∨  _/ /_     , __    \
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      __ア       `、     \// レ´    /      , '′   /    __   \ }  i|
     __ア          `、    人/〈      i{     ./   ィ´  .  ´     `丶∨ .ノ
     _7            ∧   {/∧ ∨    ',     ,′ / i| /   -=====-  | ∧
     7          /∧ _ ∨∧ {  ==ミ ′   ′/   |/  /          ヽ| {⌒\
≧=- i{             //⌒ {/ ∧〉′   {   i{ /   i| ./          | ∨ 八
    .人         _ -/     寸 }      ∨\{ヘ    ∧/             | |   `¨
      ≧=---   ̄  ./     ノ ノ   、  ∨ ⌒\_/ ∧            l  八
            _//  /  / / |  } } ‘, 、     /∧               | ./    _
           /厂{「 ,. -┤ ,′〈  j / .ノ  i⌒          、          | ′-=≦⌒
           〈  j| {  .i__ノ   、_j } iノ .ノ!__ノ          `、          厂
             ` (_ノ         V_ノ¨´            \         /
                                            ≧=-  -<

「私の力は 戦う力でも 守る力でもありません
“救う為”に 望んだ力なんです」

(リリィキュアル・・・)

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「力の全てを・・・ あなたの命に・・・」

「リリィキュアルには 癒しの力もあったか・・・
消えてしまう前に手に入れないと」


「その前に 君の力を手に入れるのが先か
大事に育てた 最強の暴力・・・」

 冒頭ミユキ姉さんとヒカリ嬢のベロチューが日常的なのがバレバレで妹様に代わりミカちゃんがちっちゃ可愛い成分補完、そして血飛沫舞う現場でもキマシタワー成分添加。双方とも表面上真面目な分、エロチラが余計に目に付いたり、なのはさておき。


―――次話、推定最終回のサブタイトルは「史上最強のヒーロー リリィキュアル」ではなかった。忘れた頃に戦隊と二分する人気ヒーローだという「ライダーマスク」、しかし新米。半年の空白期の間も榊のヒーロー狩りは着々と進められその犠牲となったか、そうならないまでも力を使い切って引退となったか、その後釜次代(というか“スタッグ”がモロにカガーミン示唆)。つまるところ、ヒーロー相談課への原点回帰。これでいざベルト巻いて変身しようとした瞬間、ゼクターがすり抜けて天の道を往く男に取られたら笑う。
 またそもそもにおいて、リリィキュアルの物語は開始時点でもう終わっており、力の残滓と呪縛と自責とがユリを最前線へ衝き動かしていたに過ぎない。その残りカスでも劇中二度は人命を救い、ある意味最終防衛ライン的な扱いだったと言えなくもないが……それも今回で完全に終わり。Mr.セルこと榊境弼を倒す役目はフレイムベインことゼン君に託された。

 榊の思惑はジェイラス回・棗回に憶測した深読みも然程ひっかからず、単純にMAD精神と「それなりに」地球の未来を慮ってと、少なからずλエネルギー適合者としての選民思想。実際問題として、どれだけ軍が頑張っても、人数も耐用期間も限られるヒーローに依存した防衛体制がいつか破綻しない保障はどこにも無い。特に対怪獣をほぼアルトゥロマン頼りというのがキツすぎる。彼が引退する時、ちょうど次代が育って(選出されて?)なかったら街の一つや二つ簡単に消し飛ぶ……そういう現状を、Mr.ラストマン総長と並ぶ最古参ヒーローにして防衛軍人というキャリアから誰より悲観してたって別におかしくはない(にしちゃあ愉快犯と外道が過ぎるが)。
 結局の所、最初の時点で若かりし日の総長に弟子入り申し込んだのはどういう心積もりだったのか……あるいは善意でヒーローを志したにしても何故変節したのかが語られないと、どうにも。だのに次回で終わり……因縁決着とその未来と、おまけに回想とを1話でまとめきれるのかなと、懸念。いっそ新米ライダーマスクさんの部分は最小限でも良くなかろか。これまでも結構、タイトル冠したヒーローの扱いがぞんざいだったことあるし―――何より、あんまり追い詰められてユリ自身が忘れてるっぽいが、彼女なりの答えは既に出ているのだ。

人々を守ってるのは ヒーローだけじゃない
あんたが「戦いたい」だけじゃなく「守りたい」と本当に思ってるなら
まず出来る事をしろ

普通の人間にもね ヒーローと呼ばれる人がいるんだよ
ヒーローでいたいなら そうなればいい

あんたが走ってなかったら間に合わなかった
あんたと私の二人であの子を守ったんだよ

もう分かったでしょ あの子にとっては
ホーネットマンでも ミカちゃんでもなくて
あんたがヒーローなんだよ

 あれが元プレジデントマンおじさんを納得させる為だけの方便とは思いたくない。かといって、完全に相談課業務オンリーに落ち着くとしても、ここ数話冒頭からするとあんまり余命が残ってなさそう、なんて切ない刹那い結末の気配がががが。遺されるミユキ姉にはヒカリ嬢がついてるから安心だけど……そういえば、あの現場に姉が急行して、何の役目が残っているだろうか。彼女のスタンスからして駆けつけない理由は無いだろうが。

 播いて撒いて、巻いて巻いて、回収しきれるや否や、収まるべき所に収まるや否や。1巻までのオムニバス形式が特に好みだったから、回帰エンドは喜ばしいけれど。かくして終着を待つ長々徒然。


◎ 「やる夫の奇妙なTHE IDOLM@STER」 【完結】

       .... ,,、__
       /ィ彡'三三≧、
     , 'ィ///ィ彡'三三ミ≧、
    ,!ノイィノハf/r''^`ミミヾミ'、_'、
    /!/fwリ八   ヾミ'、メミ、_ヽ、
   {i |l|W小f    l|l{{トミヾミゝ、__,
   )!l|l|fリfモリミ;ゝ:ィ'tiテ!lトトミソ}} ヽ``ヽ
    ,川h{i洲{´ l:{:`~尢',l|l|巛  \ '、
    リノノ八イ   ':,:.:.ハミリ!ト、ミヽ、  ヽ
   ノィシイ卞ミ}_ー_',:./ハ}}l{ ヾミ'、     私が思うにアイドルと言うは巨大な
   ,.彳{{/リトミ'`ニニ,´ィi{l{lト't'、 `',リ
,. '´:/:::::|jツ リ}}iliリt洲Wjリツ}}リト、',ミヽ     「正」つまり「幸福」の塊だ
::::::::/:o::::|{ヾハリハ{ゞ'、' 'fシ'、//{{!ヾミミ',
:::::/:o:::::::|:.:.:`メ'、(ヽ丶 j入::ヾリゞ,ノリヾj     本人が、その事を幸福に思っているかどうかでは無く
::/:o::::::::::|:.:.:.:{:.八} | )〈:.:ヽ:/o、fツ'リト、\
/:o::::::::::::|:.:.:.:V、_リ |::.  ヾ:.ヽ:::::{il、::::::::::::::ヽ   ベクトルとして、産み出す・・・つまり
ヽ::::::::::::::|::::::::∨|`` ‐::、. :}:..:'、::jリoヽ:::::::::::::|
:/::::::::::::| ̄ ̄  `ヽ   .|.::..:.:.ヽ::::::::::::::::::::|  「存在が正、幸福それらを周囲に産み出す」と言う事だ
:、:O:::::::.:::|::::::::::::::::.    |:.:.::..:.:..ヽ::::::::::::::::|
::ヽ:O::::::::|:::::::::::::::::::.   .|:.:..::..:.:.:..:ヽ::::::::::::|
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il|il|il|il|il|il|il|il|i               И_∧       ´     ./ l|il|il|il|il|il|il|il|i    何としても・・・ね・・・・・・
il|il|il|il|il|il|il|il|il|i        _ >厂 ,心、 ー -_;;´ ’  '  Иil|il|il|il|il|il|il|i
il|il|il|il|il|il|il|il|il|il|i  _ ,,. 。oil〔  /   V∧\     .:i|    l|il|il|il|il|il|il|i
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別々途:「フェンリルに勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」 (GOD EATER

――――――ぼくも、ゴッドイーターになれますか? おじさんみたいな。

「やめろ。せっかく拾った命を、捨てにいくんじゃねえ。それこそ、俺達がやったことが無駄になっちまう。ゴッドイーターになんかなるんじゃねえぞ。
 だが……ゴッドイーターになんかならなくても、ゴッドイーターのように生きることはできる。お前はそうやって生きろ。いいな。
 それは心を切り裂くような生き方だ……だが笑え、大丈夫さと言って、笑うんだ!」