ALORC-Bottle-Craft-512-Logbook(Ⅱ)

AよりRへ。記録を継続する。(二冊目)

「スター・ロビンよ永遠に」

 かつての恋する早乙女レイ回(GX)並にモンスターが喋くりつつ、何となくイイハナシダッタカナーと終了。またさらりと遊馬母とアストラル誕生の記憶……この時の声はCV山口由里子なのだが、今後これに該当する人物は登場しないのであった。第2期にて登場したアストラル世界の住人ことエナはCV合田絵利とありそもそもアストラルの母親という体ではなかったし、守護神エリファスも同様(むしろ創造者、ないし父親ポジ)。遊馬がアストラルの分身であるという事からすれば、木之本藤隆クロウ・リード転生者の片割れ)的な線で九十九未来はどうか……CV宮島依里で別人、と未回収伏線だった模様。
 まずもって遊戯王において主人公含むメインキャラクターの「母親」というのは「父親」に比べ影が薄い、そして「父親」も出番自体はそう多くない。そういう意味において記憶の中の父親より断然出番が多く、その辺の御婦人同様にミッチーに熱を上げる洋子かーさんは非常に珍しい部類だとも。

 沢渡さん(新デッキ「魔界劇団」)→権現坂→黒咲と三連ペンデュラムの一方、掛け合いも応酬内容も「良いテンポのアクションデュエル」……が時間切れ終了。番組開始当初はアクションカード探しが云々されていた事を思えば綺麗にまとまったものだと、それだけに未決着は残念とも。最初の方はカプセルが出たり時詠み星詠みが使われたりと二人の一戦目を想起させる展開だったしね。その反面リベリオンや覇王黒竜を平静なままに使えていたりデストーイが並んで超強化されたりと……過去と現在。
 ともあれ時間切れでアクションフィールド消滅。セレナ「私はユズではない」をいただき、ソラ退散。多分融合次元にセレナの代わりにユズが攫われたと思って(実際はユズも捕獲対象だったし、且つ攫ったのはユーリではなくユーゴになったのだが)確認しに戻った……「友情より勝つことが大事」と言ったり(友情なんて無かったとは言ってない)、融合を教えたのは余計といいつつもユズを気にしての事と捉えればまだ芽はある? まあソラが悪役のまま終了するとは思えないからこその予断。次回予告で驚愕顔を晒しているデニスの方こそどっちに転ぶか懸念され続けるポジションかな。

 はたして次回、ランサーズ結成やその為のトライアルであった事(≒デュエルを戦いの道具にする≒その為に出た犠牲を許容する)に反発を見せる遊矢と赤馬社長のデュエル再びか。今しがたまで敵の尖兵を翻意させようと(自分とユートの理想を守ろうと)踏ん張ってきた遊矢は、現実に脅威が迫る状況にあっては些か宜しくない評価を受けかねんわけだが。双方どう折り合いをつけるのやら。あと、以前デュエルした際に口にされた「ペンデュラムのその先」、遊矢も自分なりに探求してきて社長の解とぶつけ合う時がようやく訪れるかとも。


別々途:「やる夫は才能豊かな劣等生」 第14話