ALORC-Bottle-Craft-512-Logbook(Ⅱ)

AよりRへ。記録を継続する。(二冊目)

《戦争門/Wargate》/『極黒のブリュンヒルデ』第150話

(前回感想はこちら) (第1〜3話の無料閲覧はこちら

極黒のブリュンヒルデ The Moment (JUMP j BOOKS)

バントの魔道士は天に向かってなおも助けを求めているが、それに応えるのは天使ばかりではない。





戦  姫  絶  唱

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                      \,.イ/// /l   /ハ  :l l 'r 、ハ二ィア
                        Vl/r┘:/.:lハl/  ∨人 lノl : 〉-}/
                         / j : : l/Nー 、   j'  ノムイ : l、_
                       _,レ'ノl从l ァ戊i'    '戊iハ l、l人「
                    ,. --V,lイフ.::::ト八Vノ   ,  Vノ.ノ/ l\l
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                     l .::,. ィ:ヾミヽΝ ,.、 ヽ .ノ '⌒>lN/丶、 _
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.            マl,丶 \:::::... ー− 7 /l:.:.:.r< . : : : :Vl::::::::::::::::::lノヽノ _,.   '"    l  ト、l-、lr' 二ニ==-
            マヽ\ ` ー─ァ 7 /二>'/ ヽ: : : : :l:::::::::::i,::::::::l  〉       _ゝへ._〉、リ 二ニ==-
              マ` ニニニ- '' /........./...........l: : : : l:::::::::::::::::::::l l -‐_''"  ̄l:.:.:.:.l    ノ
           -==ニ二`i> ┬--r 个j.../´ ̄ ヽ....l: : : /!:::::::::::::::::::八l.....\   ̄  7''^ rrfiフ
       -==ニニ二二孑Vi,:.:l:.:.:.:.l/l/.::/`ヽ:::::l...l : /;;;l:::::::::::::::::/,;;;;;l..........\........../.` 7''"
    --===ニニ二二孑   Vi,:lヽ/イ.::::/,;;;;;;;;;;;l::::l./∨,;;;;;l::::::::::::::/,;;;;;;;;l..../../〉. 、/.:::::/
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ニニニ二二孑 _-_-_-_-_-_ / /: : :\      \;;;;/:::::::l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/.:::\,.  -‐┘/「l : : \
ニ二二孑 _-_-_-_-_- _,. / / : : : : : \      V.:::::::::l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/.::::::::/    /. : : l ! 、: : .\
二孑..: _-_-_- _,. '" _, l l: : : : : : : : :丶     ∨.::::∧ニ>‐r '.:::::::::/     / . : : : : l l \: : .\
孑...:::: _-_,. '"_,.  '"   l__l: : : : : : : : : : .     l:::::/  `¨マl::::::::/       / . : : : : : :l ! \\: : .\
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Statement / Testament

「ふぁ〜・・・ 食った食った!!」

「昨日食い過ぎたから 今日は学習して腹12分目に抑えとったで」
「……それ 抑えたうちに入るのか?」
「昨日は20分目やったからな」


「マジか!!」「一体何だよ!!」

「……なんだ?」

「ねぇ村上君 テレビのニュース見た?」
「え? いや・・・ なんかあったのか?」

アメリカの大統領が 今日これから 記者会見で何かの発見を公表するんだってさ!!」
「…… なんでいきなり アメリカの大統領の話?」

「それが一体なんなんだ?」
「だって アメリカの大統領がわざわざ全世界に記者会見を中継するんだよ? きっとすごい発見なんじゃない?」

「だからみんな アメリカの政府が 宇宙人との接触を公表するんじゃないかって予想してるよ」
「!?」
「ひょっとしたら すごい肩透かしかもしれないけどさ」

「まさか・・・ あのことを発表するのか・・・?」
「あのことって・・・ まるで村上君 心当たりがあるみたいに・・・」ププッ

「ちょっと悪い!!」ガタ
「えっ!?」

ダッ
「ちょっ・・・」

「……自意識過剰だなぁ」


   l:i:f:|i|!「¨=- _
   |i:i:i:|i|!| ̄   - =- _
   |i:i:i:|i|!|       ̄¨ =-  _
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   |i:i:i:|i|!|                  |!
   |i:i:i:|i|!|          _ -=≦=¨
   |i:i:i:|i|!|   _ ...rif≦ニ三f ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 二l
   lj:i:i:|i|!|i:f:「i:i: rfニ|三≧三ニ=-¨   _ - ¨ :|
   _ ¨ ≦=ニ三三こ三ニ- ¨   _.. ‐―――┤
-= ¨  '======   _ - ¨     _ .-¨|
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         | r         _ -¨    _-¨
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         | ¨_ ¨
          j_-
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

「……ホントだ・・・ テレビは 全部この話だ・・・」

「現地時間の朝9時・・・日本時間の夜23時に発表だって」
「……あと3時間・・・」

「ネットの予想でも 宇宙人が半分 肩透かしのどうでもいい話半分ってとこや」
アメリカのサーバーに侵入して確認できないのか?」
「やってはみたけど さすがに大統領周りは物理的にネットと接続されてへんから どうにもならんわ・・・」

「まぁ 考えすぎとちゃうか? 別に宇宙人の発表とは限らん」
「……」

「小五郎と連絡が取れないんだ」
「えっ……」

「小五郎には 宇宙人の受精卵を一度預けたことがある その時のデータを使って 宇宙人の存在を公表するんじゃ・・・」
「けどそれじゃ 証拠として薄いんじゃない? わざわざ大統領が大げさに会見するほどのことじゃないでしょ?」

「受精卵なら 分割できるんじゃないか?」
「えっ?」
「双子みたいにだ」

「それなら生きた宇宙人の現物を持っていることになる 大統領発表でもおかしくない」
「……」


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  ゙ー=||     ()´               |||  .{{         > ´
     `i =i-..,, j{!                |||   {{      > ´
        ̄   `   ..,,          |||   {{    .> ´
              `   ...,,     |||  {{ >'´
                        `   .., |||>t_}}
                        'ー'^´

「ははは 今ごろ世界中は大騒ぎしているだろう 合衆国大統領が 一体何を発表するのかと・・・」

「大統領 メディアの反応は UFOとの接触が半分 肩透かしが半分といったところです
というよりも・・・ UFOの発表以外は全て肩透かしととらえれているようです」
「……ほう」

「で あるなら・・・」

                        ,,.-‐…==…、、
                       ,;'´  ``ヾ ゙゙´  ̄ ``ヽ
                      ,'′ ,.;' ,;' ,'.:;;;:..:.: ´ _--゙、
                     ,′  〃;'.::;,:;;'゙´ _,ニ_ ニ '、
                     i   ,;彳´..:, ´ ,..、、、、、,,, ,,.'.
                     i   ,r‐、 :  `;ゝt式f゙´{;;;′
                     i;,  ,{ い'、 ::、   `゙゙´  ゙,:i
                      ';;;;,′ヽ j       }ゝ_;;;,〉
                      ';′  ``i  i { ,';゙´,,,,,,;,;;}
                      ,j   ';:.{;,,、  ` ` `゙゙゙゙;′
                     /`ヽ、  ;.;:.;:.丶、、、、,,,,;,ノ
                   ,.ィ´`ヽ  \ ゙; `';.:;,'゙゙´
                 ,. '´`ヽ、  ヽ  \.;  ,;′
              ,.  ´      '.  \  \/^ヽ
           ,.  ´         ',   \ ./::::::::.'.
          /             '.    \:::::::::」
        / ´ ̄ ̄``ヽ         '.     `. !:`ヽ
       /  .:; '´     ヽ        ゙,  c  ∧l:::::::::',
       /,: .:;′        ヽ       └‐--- /  ';::::::::::!
      /           ゙;, j i         /   ';::::::::|
     ,′  ;            j り ノ       /     ';::::::|
     i i !         レイィ′        \    ;:::::| 

「私は 全世界の期待を裏切らずに済むようだ」

「今日・・・ 人類史上 最大の発表を行うことになる この私が・・・ 何という幸運なのだろう・・・」

「神は 実在したのだ」



NASAの知り合いにサンプルを送ったが・・・ まさかこれほど早く発表するとはな 見る人間が見れば明らかに地球外生命体の胎児だったということだろう」

「選挙で劣勢が伝えられる現職大統領が 得点を稼ぐために勝負に出たというところか・・・
歴史が動くのは 大体いつも 誰かの個人的な事情だ」

「せっかく人類最強の国家が味方をしてくれるんだ 私は私の方法でお前を守ってやる」

「良太・・・ お前のように 撤退戦ででいくら戦っても決して勝つことはない 攻撃こそが最大の防御だ

      ィ//////////////////////////////// ハ
      |i///-‐ '  ¨  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`i/// ハ
    ハV                     |i////ハ
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     |//|                        |//////|
     |//|             _ ,. -―,¬''‘¨ ̄|/////ハ
    Viハ¨ ̄「 、 ̄ ̄ ̄      ,.イ   \i  |//////i|
     |//i|  | ,≧ミx.、、  ヽー''´xrテ示iヤ|i  |//////i|
     |//i|  八 Vr心ヾ    '゙ Vじリ/゙|i  |//////i|
     |//i|  i   `うソ         `¨´  |i  |//////i|
     |//i|  小.         l         |i  |//////i|
     |//i|   |∧      :|         |i  |//////i|
     |//i|   |i ∧                  ,イ   !//////i|
     |//i|   |i  \   ‐=-    / i|  |//////i|
     |//i|   |i  │个 .、   ー   /|.  i|  |//////i|
     |//i|  ハ. ハ ト、}.> __, イ,.x┴‐く|  ,从/////i|
     |//i|  |/ V/∧| 「 \   , '     /   ,小////ハ
     |//i|  |///////}   ‘, /       /   ////////ハ
     |//i|  |//斗''¨´    V      /ィ ///////// ハ

アメリカ大統領が 全世界に向けて記者会見? いやな予感しかしないわ」

「しかし・・・ もし他国が介入してくれるのは 俺たちにとって悪い話じゃねぇと思うぜ
ぶっちぎりで 世界最強の国だからな」

「ヴィンガルフも 日本じゃ権力中枢に食い込んでいるかもしれないが・・・さすがにアメリカ相手は無論だ
無論おれたちにも介入できないし 黙って発表を待つしかないさ」
「……」



『間もなく 大統領が会見場に現れる予定です』

「それで・・・ これが受精卵の発表だとしたら どうなるの?」
「ひょっとして・・・ すべてを知ったアメリカがヴィンガルフをやっつけてくれるんとちゃうか?
そしたらもう・・・ 研究所だってうちらを追っかけてる場合やなくなるやろ」
「ちょっと黙ってて!!」

「会見が始まるわよ!!」

                     r'T´|>―ニ三三三ニ―<| `TY
                    γ7フi   θ /  t}}   Tヾ`i
                        ,ィ/  | θ..|| /   .t}} ||∽.ト-ヽ`i
                    }/_   | . |  || .t}}....|| .||  ||   `ニ、
                rrY'i<´ヾ, / | |/|| /|| || .|| . |∧ γ´>i'Yj'jx
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「おはよう アメリカ国民の皆さん そして・・・」


「そして今日は アメリカ国民だけではなく 全世界の皆さんに大変重大な発表があります」

「この会見は間違いなく・・・ 人類の歴史に残る 偉大なマイルストーンとなる事でしょう」

                                 r―==二 ̄`ヽ
                                  >‐-_'´ u V:::::|
          r―-―== 、               , ' r-- 、   }:::::|
          アー-'^⌒}:::::!                (  '    }  「r、:::|
         /    u  〉:::|                > i}  リ  |ヒ}}: |
         ヽ ==ヘ  /-、::!    _  __       / ー-u'   |ン::: |
 _ rァ__   / i   }} |ヒ}!::|   > ^´  ヽ    ∠__r=_`-イ丁ヽ.|ヽ:::::|
>::::^':::::::::'. /  =u彡  |ン::::|   イ/⌒く  |   、---ヾエヱ二」 ! \|r
そ:/ヽ:::::_::! `1工エエハ ./\:: 「`ヽ  .> i う ヒ}l    <r 、V^ー ´`ー '_| //
 ハ。=Y{.)|   _}-r‐://   ヽ\リ <_r-┬!ト、|_  ∠≦リ::}  , イ //.....
  <.`_^、/く:|  Lー-イ/  //:.:.:.\  f=' j | ヽー-<j /イ   \//..........
  〉-- / /\ (_,イ /:.:./:.: |`Y´|\イ-、 l |   /`ヽ#\  /...................
  ヽ__//   \    ( \:.:.:.| | |:.::__| | K´   l   \#Y=―- 、.........
\   }-― 、  \r──  `'┴┴r!(___  _ア´ ̄`ヽ{     }/.................ヽ....
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「宇宙へ旅立った アポロ11号の月面着陸のように・・・」

「!?」

「……宇宙?」ザワザワ

「えっ!?」「ホントに!?」「宇宙人の発表来た!!」

「……あいつ マジでソーサリアンのことバラす気!?」


「広大なこの大宇宙で・・・ 我々地球人は孤独ではありませんでした」

「先日NASAは ある重大な発見をしたのです!! 決定的な まごうことのなき大発見です!!
それは そう・・・!!」

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『えっ・・・ ちょっ・・・』

ホワイトハウスが・・・!!! ホワイトハウスが攻撃を受けています!!!』


                ,. -==   ̄ ̄`   、
              ,.イ/////////////////> 、
                ////////////////////////>、
               ,イ////////////////////////////\
           ////////////////////////////////,ヽ
          /////////////////////////////////∧ヽ
          l'/////////////////////////////////∧ }
          l'////∨///////////////////////////ハ,!
          l///{ :.i/////// lハ'//.!////////////////ハ
.            ノ//ハ、l/////,代ッ\Vl !////////////////ハ
          ' //////V///,乂 ` ´ ヾ j///////l////////リV!
         ノ/ィ/// ∨//,ハ`  、_ノ/,///‐j//////// ソ
         /'r‐-' 、  \'(      ̄´{、''>ァ/////// /'
          ノ     \  、 ヽ     _;  ///////
         /       \.ヽ    ‐    イ//>//ソ
.         /二ニ‐-__    > ー    ´ ノ//{ノ//'
       /ニニニ>‐" ̄ 〈       ´,.>'//
.         /二ニ/       ヽ         ノ'"
      /ニニ/            i
      /ニニ/ 、          、
      ,仁ニニ!
      !ニニニ! / .}       _ ー }
      lニニニ!  ノ  _ -‐   - 、 ヽ
     lニニニ,       -= ⌒\j
       'ニニ二、ヽ   、  ―‐     ヽ
.       'ニニニヽ\ \        、
      'ニ二二二、 ヽ              、
       'ニ二二二, 丶

「……これでいいのかい? 全部ぶっ壊すことも出来るけれど」
「これでいい」

「中枢の半分は生かしておかないと 国としての体をなさなくなる」
「……慈悲深いね」

          _ノハヾヽー〃〃〃∠-ンiノiヽ,
         ノ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ゝンi
        <´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :l
        <: : : : : r='"¨ヾヾヾヾヾヾヾ¨ヾ〃>jノ:_: : : :ゝ
       ミ: : : ミ`                彡: : ミ
       ミ: : ミ                  彡: :ミ
       ミ: :ミ                   彡: : ミ
       状: ミ                    〃: :ミ
      ,ヘ: :く,.-三三三ニー、   ,.-ニニ三三ミ、彡リヘ.
.     /,ヘ 〃}{ __,.-t====、ヾヽ_f´ィ‐t===- 、_ iレヾ/i l
     l V ハ リll  ¨゙ー`ニ´彡}::i ̄:l `ーニ´‐彡  }リ/ヽl l
     l ', ゞ∧lヘ,         /::l  :ヘ,        ノlくヽ //
     ヽヽ〈k ',l `ー──‐'':::::l  :  ゝ------‐'' l)) 〉//
.      \\{l        〔_{  _ 〉        /_//
       ヽ、_',        ヾ¨j´        /_,.-'"
.         ∧      _____      /从
         彡ヘ       __       イjリゞ
          ∧l ヽ、           / l
           _l  ヽ、       /    L
           i `ー-- ≧======≦---‐''" l
          l        ̄ Y´          l
          /          l         l___    ,. ---、
r‐‐、__,,. --==''"ヾ、         l            〉     ̄¨tニ==゙≠─
_,.-'"_ノ ̄      `ヽ、_       l     _,,.-'"
-'"´             ̄lー─'゙ゝ-─''"
                l /フ入ヽ、
                  { {ヽ    ∠}
                l.ゝ、,.-、∨/

「これが 我々の宣戦布告だ」


ホワイトハウスが炎上しています!! 大統領の安否はまだ不明です!!』
「……」

   i 、  /    / ./ /  i |       i   ヽ  \       ヽ      i
   | ` / .、  /  / /   .| |∨     |   \  \         ',     |
   |  .′ /`゙ 、/ /    .i | ∨    |     \  \      .',    |
   | 、 i__≧x.、  / /`'' 、   ', ! ∨    ,     .\  \     .',   |
   |  \/rーマ弐=- ,,_ ≧. ',|  ,V    ',       \  \__,,.. -',  ̄|
   |  | /\  マ_):::::::::::>、 ー ''. ∨    ',____   - =≦´ \    ',  !
    , レ ヾミ=-  `''ー一 ´  ヾ \! ∨   .',   ____,,.. --===ニ <  ,
   ', i       | |` ̄ 二 ´     ∨   .,  ア"´ マ_):::::::::::::ノ   >:::>   /
    ',{        | !             ∨   ',  `ミ  `ー一 ´ -=彡 ´∨  /
    ',        !|             ∨  ',  `  `  ̄ ̄         /  ./
     ヽ       |!               ヽ   ',                / /
      \   i                  、 .',                 ,. //
  ',      ト、\               i       \',          // ,
  ',    ', \              j         \        // /   /
   ',、    ',                           --=彡 ´ /   /
   ', \  ',                               /   /

「……見ろ!! 小五郎は 何もわかってない!!」


「おれたちの敵は・・・ 人間じゃないんだ!!」



世界が 外れた日

一応 私からの忠告だ アメリカじゃ 電話で「プレジデント」と「ボム」が含まれる会話をすと音声を自動認識して発報するシステムが20年も前から導入されている いくら呑気な日本でも 20年も経っていればその程度のシステムが導入されていても不思議じゃない

ましてネットはデジタルだ V機関を検索しただけで 向こうの網にひっかかるぞ
わかってる そこまでバカじゃないわ(第104話)

―――結果的に、これが伏線になるだなんて誰が予想しただろうか。正確には爆弾が使われたわけでも爆弾で殺されたわけでもないが……「佳奈含む全員で石垣島に」「秋山殺した小五郎野放し」「『南か……』」という話の流れからして①石垣島に「沐浴」明けのマキナが来襲②松本市で小五郎が何かやらかす、のどっちかだと思うだろ? 実際小五郎が(「私の方法で守ってやる」という台詞が滅茶意外に感じてしまう印象弊害)アクション起こした結果アメリカが動いてそこを高千穂(マキナ)に消し飛ばされたわけだが。それにしても超遠距離という表現に収まらない射程と精密性(小五郎父のペンを破壊した時どころじゃなく、たぶん効果範囲も本気出せば真子を軽々超えるかも)がヤバすぎる……ここまでくるとヴァルキュリアの「世界を何度も滅ぼすほどの力」っていらないんじゃないかな。あるいは、一定水準を超えて以降力の強弱は戦乙女(ニヴルヘルへの鍵)という役割の「本筋」ではないかもしれない。もしフリストがスペック真子以上だっていうのにあまり意味がないとしたら、ますます可哀想な話だ……。
 そもそも、高千穂丸眼鏡の目的(円卓参加者と首領の意志までもがすれ違ってない限り)が仮にヘクセンヤクトの言う通り「現生人類の絶滅」で、そののち新たな神になるとか支配構造の再構築とかいう部類であるなら……『GS美神』の魔王アシュタロス(核搭載原潜ジャック)や『サマーウォーズ』のラブマシーン(惑星探査機を原発に)みたいな手法でとっくに実現できているんではないかと。グラーネを孵卵させての地球上全生命融解だとかアンチマターだとかマイクロブラックホールだとか大袈裟で制御し難いシロモノなど用いず、カズミ〜フレイヤ級の【操網】魔法使いを使えば容易に達成できる。いや「物理的にネットと接続されてへん」場所が多ければ難易度は上がる、が絶対的な障害とも言えない気もする。

 極論、高千穂ヴィンガルフがその持てる力を「適材適所に振り分け」「適切な目標」に急襲を仕掛けたなら、それに対抗できる組織なんて存在しえないどころか抵抗する暇もなく大体終了の筈なのだ。人類絶滅「だけ」を目的とするなら、再製造中のグラーネ魔女の精神を苛め抜いて孵卵を早めるという方法でもいい(良くないが)。何某かの不足により、また目的との関係から、それらが出来ない理由が存在しているという推量により「この日」まで一応の平穏は保障されていた―――としたら、単に話題の主導権イニシアチブをアメリカに持ってかれるのを拒んだという場当たり的な事情のみならず「宣戦布告」(ただこれ、そもそも魔女狩りか良太達くらいにしか伝わってないのでは? 下手をせずともそこらのテロ屋が自分の手柄だと喧伝しそうな気も)と言わしめる条件が既に整ったのだとしたら……それはまさしく、「日常の全てが終わるとき」であるのか。どうにも、頭が整理し切れない。けっしてシンフォギア生放送TSに一意専心していたせいではない。



 なんとな〜く、今後の展開が見えてきたような気がするな。そんな日常の終焉を告げる150話なのでした。これ、修学旅行中にマキナが来るというよりも、修学旅行が終わったと同時に、世界の構造が一変しているという意味での『日常の終わり』だよなぁ。となれば、マキナが4日のうちに来ない可能性もあるような気がする。いや、だって、あんなの今、来られても、全く対処しきれないだろうしなぁ。それこそ、為す術無く、寧子さんが拉致られて、残りの全員、生死不明で石垣島壊滅エンドになりかねないし。

 その展開を果たしてやるのか、どうか??そうなると、本土への帰還を兼ねた、合流編で最終決戦までにもうひとつ、章が入る予感するし、あと、過去編の構想とか岡本先生にあるらしいよね。過去編をやるとしたら、ここらが、絶好の入れ時な機会ではある

良太『まさか…』『あのことを発表するのか…?』
柏木『あのことって…』

『まるで村上君心当たりがあるみたいに…』 (ぷぷっと笑いながらw

村上良太、完全に、自意識過剰な厨二病だと思われてます、本当に(ry

 いやぁ、これはひどい!!!w まぁ、村上君がハードボイルド気取りの厨二病野郎という評価は、高屋が以前に下していたことだが、ひょっとして、言動の突拍子もない感じに見える発言や、一連の奇行(と誤解される行動の数々w)が祟って、校内でも有数の変人と思われているのかw尚、小説版には、その辺の描写がある(ぉぃ)。

 しかし、高屋にはある程度の想像が出来て、良太は何故小五郎がやらかすことを疑わなかったのか。良太が小五郎との連絡が取れず真意を聞くことが出来なかったこともあるが(そういった描写を今まで入れて欲しかったというのが個人的意見)、身内だからそんなこと無いだろうとセーフティが甘くなっていたのだろう。読者から見たら小五郎が一番危険な存在だというのに、良太はそれに気付かなかった。皮肉な話である。
 その一方で、小五郎も相互不理解。良太はヴィンガルフのことなんてどうでもいいや、匿っている魔女たちの安寧が守れれば良いとおもっているのに、小五郎は攻撃は最大の防御、アメリカに宇宙人の受精卵を叩き売って攻撃しようぜ。これはもう、完全に考え違い。だが、秋山を射殺するだけのトンデモぶりをする人物だけに、過激な行動に移ってもおかしくない。小五郎がいなければ鎮死剤が作れないが、結果としてしっちゃかめっちゃかになってしまった。

良太らのためというのはウソではないだろうけど、やっぱ好奇心自ら楽しんでる感があるよなw
ってか、このために知り合いの生物学者を殺してる時点で、すでにまともではないわなw
最終的に、小五郎がどういう立ち位置に落ち着くのか、すごく楽しみだな!

アメリカ大統領の会見が始まり、ついに宇宙人の存在が世間に・・・
と思いきや首チョンパからのホワイトハウス爆発!
首が飛ぶ瞬間「UCHU・・・」ってなんで日本語のローマ字読みで宇宙人と言わせたしw
意図的なんだろうけど、このせいで、大変なことが起こった感じが全然しねぇw


―――実際問題として、良太の戦いを撤退戦と言わしめた小五郎の考えは一面で正しい。死線を何度も潜ってやっとこさ鎮死剤をなんとかできたと思ったら、孵卵という何をどうしたらいいのか誰も知らない教えてくれない問題を、それに対して何も出来ない(加えて寧子さんに嫌われぬいた)自分自身を突き付けられ、打ちのめされていた。最初から寧子達に平穏を与えてやりたいという意志に変わりはなかったが、彼女達の運命を弄んだ研究所その他に対しての積極的攻勢という考えを持ったこともない(奈波の死後「絶対に許さない」と独白した事はある)。目標の場所もわからなければ戦力も全く足りなかったし危険に晒す気もないから当たり前ではあるが。そして孵卵問題に対しての手の施しようのなさを思い知り、完全に看取り待機姿勢とさえ見受けられた(高屋の告白や美奈女史との対話を後押したり)。ただの高校生にそれが不足だという道理は誰にもなく、魔女達もそれを不満に感じてもいない。もどかしかったのは読者視点と、彼本人くらいか。彼ひとりでは、本当にどうしようもなかった。それは確か。いずれ、寧子達が死ぬ(孵卵の兆候が出て自殺するor良太がイジェクトする?)日まで……いやその前に諸氏の予想みたくマキナが寧子を攫いに来たかも。その序に皆殺しバッドエンド。一人ずつ欠けていくよりかはマシ、かなー? あくまで個人主観で言えば。

 小五郎(そういや無理もないが、良太は鎮死剤の時と違い孵卵問題で相談したことないな)と、アメリカ大統領と、マキナと丸眼鏡の手を介して、その運命は変わった(ように見える)。からといって、彼彼女達にとって優しい結果になるとは限らないが。あな、ドSの悪寒しかしない。細々と予想を巡らせたくない(何度目かの感想ブロガー失格)。 「俺たちの敵は人間じゃない」⇒「人間が敵じゃないとは言ってない」展開とかホント堪忍してつかぁさい。そおんな恐々たる水曜日更新。