ALORC-Bottle-Craft-512-Logbook（Ⅱ）

ＡよりＲへ。記録を継続する。（二冊目）

続々＊月イチ『僕のヒーローアカデミア』感想ログ（１０月分）

SS紹介 感想 
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□　（先月分の感想はこちら）　（僕のヒーローアカデミアとは）

　【第６１話】全員の前でデク＆かっちゃん、轟＆ヤオモモさんを圧し折る、かと思いきやそんなこともなく各組がバラバラに移送された先で教師とバトル（ハンドカフスを相手に掛ける）orチェイス（いずれかがステージ脱出）。梅雨ちゃん＆常闇のコンビは能力と言うか挙動が似通っててカバーし合うのがうまい感。また個人的には未描写組のうち注目はお茶子さん＆青山で、重力軽減した上で腹のレーザーでかっ飛べば逃走は楽勝に「思える」、という要素をどういう風に潰してくるかかな……そーいや相手はブラックホール吸引能力でした。もしくは戦闘系に指導を受けたお茶子さんの意識が偏ってしまっているのを矯正する意図とか。そうでなくてもデクに飯田委員長に轟が実地で身に染みたばかりの「格上相手には応援を呼ぶべき」という判断・実践の演習でもあるだろう。
　またイレイザー相沢先生が轟に「お前ら」と言ったのは、先月まで思ってた「気づいてないわけない」の遅れた釘刺しとも。それにしても特待生コンビは上下関係というか指示する側される側がはっきりしちまってんな……これヤオモモの方が良いアイデア想い付けても言い出せなくて追い詰められる流れじゃなかろか。

『言イ忘レタガ…我々教師陣モ諸君ラヲ…… 本気デ 叩キ潰ス所存』
「だァからてめぇの力何ざ合格に必要ねぇっつってんだ！！！」
「怒鳴らないでよ！ それでいつも会話にならないんだよ！！」

　はたしてデク＆かっちゃんは……当たり前のように意志統一も連携もクソもなかった。相手は体重ハンデ（発目ちゃんデザイン）つきとはいえ最強ヒーローだっていうのに、判った上でどうしようもないとなると能力以前に職掌上必要な資質的問題ですらあるんじゃなかろか（つくづくベストジーニストの「何が人をヒーローたらしめるのか」とは一体）。オールマイトですらUSJじゃあ委員長が連れてきた援軍がなきゃ危なかった（思えば教師側にとって意図せぬ前フリとなったとも言える）のだよ？　いや、デク除く生徒視点だとオールマイトの時間制限も弱体化も知らんわけだから、あのままでも余裕で勝てると思ってしまったのかもな。たった一人に出来ることなんて限りがあるというのに……それでも草の根走り回って人助けで身を削ってきたのがオールマイトでもあるのだけど―――その表層的な「いちばん」「強い」が憧れ原点となるとな……↓

「勝つんだよ　それが…ヒーローなんだから」
「あのクソの力ぁ借りるくらいなら…　負けた方がまだ……マシだ」
「負けた方がマシだなんて――…　君が　言うなよ！」

　【第６２話】先月にもあったな連休を前に土曜日発刊＆表紙巻頭カラー＆人気投票結果発表。そして案外に早く、さっくり済んだ（ような気がする）かっちゃん、爆豪勝己：オリジン。泣くほど悔しがりながら血を吐くような声でデクに撃たせる（動きを真似られるだけでも憤慨していたのに、他ならぬ自分の個性を充填した装備を！）、その心情を簡単に片づけることも困難な話ではあるががが。そもそも第１話から模擬戦後彼是を含め、体育祭から注目度上げてきた轟オリジンよりもずっと長いスパンの結実……というにはまだ尚早か。だいたい今回のことだけで二人の関係（というかかっちゃん側の態度）が劇的に改善するわけもない。加えて意表を突いたくらいでオールマイトに勝ち判定が出せるとも思えない、とはいえ確かな前進ではあるようにも。

　前回の作戦会議不成立、突撃と撤退のゴチン衝突。「絶対負けない」ヒーローへの憧れ、それを見てきた者の憧れ。されどコンプレックス葛藤がために優先順位すら捻じれ狂い、負けた方がマシ発言にデク殴り飛ばし＆「自分を使ってみろ」と発破。先月も思ったがデク＆かっちゃんだとそういう形しかないわな。デク側に勝つor逃げる算段がないにしても……なんだかんだ、デクはかっちゃんに対して弱腰だったり勝ちたいと思う、のと同じくらいに要求ハードルが高いよね。君になら出来るはずだ、という一歩間違うと押し付けがましさは、ある意味「お前は俺より下」だというのと対照的なのかも。なんもかんも全然似てない二人だけど、どうしたって１話の酷さは変わらんけれど、それでも二人が幼馴染なんだなあ、って？

「ずいぶんと負担の偏った策じゃないか　女の子を慮るのも立派だが　もう少し話し合っても良かったんじゃないか？」
「学級委員決めた時おまえ二票だったろ！　一票は俺が入れた！　そういう事に長けた奴だと思ったからだ！」
「あります！　轟さん！　私ありますの！　相澤先生に勝利する　とっておきのオペレーションが！！」」

　【第６３話】ライジングになりなさい！　ラ・イ・ジ・ン・グ！（youtubeクウガもライジング使いだしたね。原子操作能力的にはこっちが近いかも）　いやあ、轟君ったらマジイケメン。飯田君の『(短く！！端的に！！それでいて…大胆に！！)皆さん…大丈ー夫！！』に全部持ってかれた感のあった委員長決め回にそんな伏線があったとは（海のリハク感）。また相澤先生のマキビシといい追い詰め方といい、轟＆ヤオモモといい、ほんのりとNARUTOのカカシサスケサクラ（下忍なりたての時）っぽい雰囲気でいて、非なる。轟のコミュ不足を指摘したりヤオモモの自信を取り戻させてやりたいがそれは俺の役じゃない、とか良い教師っぽさがにじみ出てて、また生徒側も青春感あっていいね……！　もちろんデクかっちゃん達の葛藤も（思い出したように）。

「痛いとこは　そうだ　突いていけ」
「拘束力には長けていても　それだけじゃ私は捕らえられないわよ？」
「完ッ全に上位互換！　近付けもしない・・・！！」
「それは　今　試　験　の　前　提　だからね　って話だぞ」

　【第６４話】さて前回前々回、ようやく連携のレの字でブッ飛ばしつつ逃走したデク＆かっちゃん。けど当然それだけで逃げ切れる相手じゃないですよねー、というオチというか圧倒感というか。それは一端さておいて、連携成分も天然ギャグ成分も重点な特待生コンビ＆イレイザー良い先生ぶり。脳無にボロボロにされた後遺症がまだ残ってるって相当重症……というより、普通は大怪我したらそんな短期間に治らないものだし。リカバリー婆さんの個性もあくまで自己治癒力の促進であるし、年を喰えばそれも衰え出すものだし……同じ負傷を抱えてる大人でオールマイトと比較、するのも少しアレだ。吐血する程無理し続けだし。

　ともあれオールマイトが衰え続けたりとはいえ最強に近い事と、相澤先生の負け方があくまで役割を果たすようなものであった事。また他の教師陣……それこそ当たり前ではあるしヒーロー殺し相手に痛感させられたばかりの事実だけれど、トップ養成校の大人ヒーロー先生方がいかに強くて生徒側が未成熟かって話。個性自体は生徒によって有利不利、あるいは局所的に凌駕するものもあるだろうけれど……出力（及びそれに耐える肉体）、制御、その他諸々の練度経験。故にそういった格上相手にどうするか、という試験課題なのが如実。メタ視点で言えば、この後の林間学校前後でステインフォロアーなヴィラン連中と交戦する可能性は高いわけでもあるし。
　要は、「競うな。持ち味を活かせ」（バキ感）ってことかなと。例えば耳郎ちゃん（聴覚ジャック）＆口田くん（初出：異形型ボディと不釣り合いなのかピッタリなのか動物との会話能力の複合？）に対してプレゼントマイク（超大音響ボイス）を上位互換と見るのは、まず広範囲での制圧力という観点（≒単独で複数を迎え撃つヴィラン視点）がため。となれば生徒側はこれに対するヒーロー視点で、自分達に何が出来てどうすべきかを判断するか。格上なのは当然で、だからどうしたって敵わない逃げられないというのは、それこそヤオモモ曰く「悪い思い込み」というヤツさね。具体的にどうすりゃいいかは全然思い浮かばないけどもっ（）。

　かくして来月以降を待ちつつ、３０日の誕生日おめでとさん常闇！　今後も仕事人っぽい活躍を期待します。スピンオフ漫画、だと……？

○　「やる夫は才能豊かな劣等生」

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　　　| |　　　　 |　 | 　|　　| |{｀iーr〈　{､　　 }｀T´}/_}ﾊ　|!　　　| |
　　　| |　　　　 |　 il | |　　| |ｨテ≧､＼ ＼ /　イら笊ミ/}　　 /| | 　 i　　　　　　　　　　　　あのねぇ　やる気のあるだけの　
　　　| |　　　　 {　∧| {　　圦 比j刈　 ＼∧ 　 比j刈/ '　'　/i}| | 　 |　　　　　　　　　真面目な 「凡人」 なんていくらでも代わりは居るんですよ
　　　{ |　　　　 ∨{　{八 　ﾄ　 込zｿ　　　　　　 ゞ- '　/ / ,ｲ /j/
　　　| |　 　 　 /ﾊ!　从 ヽj!〉　　　 　 　 '　　　 　 　イ '／ j!' :　　 　 :.　　　　　　　　　　　嫌なら　辞めればいじゃないですか
　　　ﾏ{　　　　 　 　 　 ∨ﾑ.{　　　　　 ,.-　､ 　　　　　,| 　 |　|　　　　:.　　　　　次の日にでもあなた達の代わりの生徒は補充できるんですから
　　 　 ＼　　　　 　 　 　 } |人　　　　 ∨:.:.:.i　　　　 ｨ {　　|　|　　　　 '，
　　　　　　　 　 　 　 　 /　|　| ＞　　　 ゞ- '　　 イ　{: | 　 |　| 　　　 __ :.
　　　　　　　　　　　　 / 　 !　!　|　　 ｀　 ー　´　 ／∧| 　 |　| ＿,.ｨ//ﾊ　.
　　　　　　　 　 　 　 /　//|　|　|＼　__,.//r v-≦////| 　 |- '/////{//}　.
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　　 ヽｰ ヽ｀ヽ､_,∧ ヽ {//li|　|　|//{　_,∨ｨ介 　 }_//　i 　 |/////｢¨　∨/}
　　　｀ヽヽ＼｀¨ ｀ ｀　ヽ,//|　|　|//／╋┼＞ ''´¨¨￣￣｀丶､///|__ 　 ∨|_　ヽ
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　　　　　　　　 　 　 　 | ｉ　　| ´ ﾘ八　｀＼ｊ| ﾘ ´ |/ |ﾉﾙ'　| 　 |　| |　　　　　　　　　　　　　　　才能が無いとか言われた位なんです
　　　 　 　 　 　 　 　 / :|　　|　,x===ﾆミ　　 　 ｲﾆ===x　| 　 |　| {　　　　　　　　　　　　　　　それで　世界が終わるんですか？
　　　　　　　　　　　 /／| 　 ゝ《 .{ｒ今f}　　 　 　 {ｒ今f} 》 }/ : |　|.厶
.　　 　 　 　 　 -‐=≦彡|　　ｒ{`ヽﾞﾞ￣¨　　 ,　 　 ¨￣ﾞﾞ　ノ 　.l|　|ミ≧=‐-　　　　　　　　　　　見返してやればいいじゃないですか
　　　　　　　 　 　 　 　 ｌ|　　|ｒ ､ヾ: : : :　　　　 　 : : :／/:i 　 l|　|　　　　　　　　　　　　　　　 何時か　絶対凄い人になってやるんですよ
　　　　　　　 　 　 　 　 ｌ|　　{:.　〉.　　　 、― ｧ　　 　 〈〃　‖　l
　　　　　　　　 　 　 　 从 　 ∨从＞. 　 　¨　　　 イ : /　 ./　 /　　　　　　大体　何で他人に　僕の価値を決められなきゃいけないいんですか
　　　　　　　　　　　　　　　＼. ∨斗 寸 　?‐　 .ｊ"〈tﾙ/　／ﾉﾙ'　　　　　　　　　　　　　　　　あの人に僕らの何が分かるんですか
　　　　　　　　 　 　 √　￣ 弋ヾ 　　 ヽ.　　 　{/ ゝ/／
　　　　　　　　　 　 ∧ ヽ　　　ゝヾ　　　 ＞､r彡　 ´　ヽ_
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　　　　　　　　　厶　　　　　}/　 ／ ´　　´ 二二ヾ_　.{　　ｒ　　.ｊ