「Dive into the Mirror」⇔「Alive A Life」(第33話)
◎ 仮面ライダー龍騎 - YouTube / 重甲ビーファイター (東映特撮 YouTube Official)
九十九神、幽霊ときて、いよいよ次回はブラックビートの中の人が明らかになろうという。いや、現役放送時は些かストレスを溜めてた覚えがあるが、まあ印象に残るハイライトであるし。
タイムベント前の回に似て、非なる一般人ライダーバレ。一方で教授失踪に直面した令子と相談された編集長がミラーワールドの存在、神崎士郎の介在に気づき始めたり。
あの子供はモンスターに狙われながら危険度を理解できずライダーに憧れたが、めぐみさんは好奇心ゆえに真司の行動を妨げ、「視聴者から見れば」人命救助の妨害。まあライダー達の深刻さなんて事情と関わり無い人間には知った事じゃない、というのは優衣が最序盤にガラス割った時点で明らかなのだが―――手品で自己完結オチなのが幸か不幸か。しかし令子さんには更に真実に近づく切欠に。半ばコメディ、半ばシリアス。真司に相談された蓮がすげなくあしらう場面が実にほっこりする仲の良さなのだが、もうこんな関係ではいられないのか……。
はたして北岡も、蓮(恵里)も、更には優衣*1までも、「時間」が無くなってきた頃―――ある意味では王蛇と同じくらい厄介なタチのライダーことタイガ(アックス)登場。ドラゴンナイトでは何故か関西弁コンビの兄貴。厄介度は原作の方が上かな……?
「めぐみさん……このことは、誰にも話さないでもらえます?」
「そう簡単にネタバラシはしないってことね……でも私、実はそれ系の解明は得意なの!」
「編集長――――――私の話、信じてもらえます?」「(ごくっ)」
「ちょっとまずいことになってんだよ……」「そうか」「ああ、って終わらすなよ!」
「あのめぐみさんだろ? どう思う?」「決まってる。俺を巻き込むな」「おおい!?」
「浅倉威が脱獄した日に、拘置所の監視ビデオに映っていたものです」
「なんだこりゃ? なんでこんな風に人が映ってんだ?」
「名前は高見士郎。去年の四月、アメリカの大学で起きた事故で死亡扱いになっています」「つまり二度、この世から消えたってわけか……」
「編集長。人を文字通り「消滅」させる何かがあるとしか思えないんです。それも……こう、何か人為的な」
「その鍵がこの高見士郎にあるってわけだな……? こりゃデカいネタに化けるかもだ……」「なんて言おう……「俺、仮面ライダーと申します」じゃあ意味が足んねぇしな……」
「プリンセス・めぐみよ!」
「ねぇ城戸君、これの応用でしょ? 私もマジック得意なのよ!」
(ありえない……けど……でも、もしかして……!)
『北岡修一……お前の意思を確かめに来た……お前は戦いを続けるつもりはあるのか』
「やめると言った覚えは無いけど?」『医者に言われた期限はあとどのくらいだ……半年か、三ヶ月か』
『戦わなければ、ライダーである意味は無い―――戦いをやめたライダーは、死ぬだけだ』
「残念ですが……体力の低下もあって、もってあと数日かと」
さて、割と最近はまったりした空気にもなってはいたが……その余裕を失う展開。北岡への言葉はともかく、蓮の恋人の病状悪化は、多分に「優衣の状態変化に焦った神崎士郎の意図」だろうとは思うが。
―――そういえばナイトサバイヴの登場から結構経っていたが、もうアイツの一人勝ちじゃねという無双感は短かったな。(視損なったけど)ユナイトベントが導入された事もあるし、タイムベント直前の時なんかはモンスター倒した傍から王蛇に不意打ち+ゾルダに狙撃されて元に戻ったりもしたし。
ともあれ龍騎サバイヴである。そりゃあ召喚機が左腕ガントレットなのは不利っぽいとは思ったが、かといってドラグバイザーツヴァイは……デザイン的に微妙と感じた現役放送時。そして認識を改めようにもエラー連発で話にならん! 明らかに重要回だというに!
*1:ライダーの「時間切れ」と同じエフェクトってことは……今わの際で手塚が気づいたのは……?