今週の遊戯王アークファイブ

―――即堕ち１話とかいう過去の清算。逆に２話以上かけるものでもないともいう。デニスからすれば足止め時間稼ぎ用のコマでしかなかったろうし、遊矢側からすれば融合次元民にエンタメを「布教」する礎にもなった……というより、ここらの常識上正義とされるアカデミア生が多数で少数を追い詰めてる傍ら初見のアクションデュエルやってるなんて状態で静止状態の背景やってる市民が気になって仕方なかったのが、貰い物ローラーブーツが起動した途端ギャラリー化したり権現坂＆沢渡と戦ってたはずの兵隊まで手を止めて観戦とか拍手とか（この後「それはそれとして」とデュエル再開したら笑える）……娯楽への耐性が低すぎやしないかと思った。それがプロフェッサーが施した教育の反動だとすると更に皮肉感。遊矢に都合がいいといえばいい話だけども。

　カチドキ君の境遇について思うところは少ない。彼の人生彼の主観で重いものは重く辛いものは辛い。それにしても、何か特別なカードというわけでなく毎ターンLP500払うだけで「身を削る」、カード化が死そのものでないと判った上に引き分けじゃカード化されないのに「散り際」などと言ったりいちいち大袈裟には感じたが。あとさんざん弄られ続けた「レベルを持たないならレベル０ではないのか」云々を意趣返したのは頑張ったねって生暖かい目線になった。あえて指で輪を作るポーズに苦笑。まあすぐ相克相乗のP効果で対応されたけど、逆に言えば初手があれじゃなければ負けてたかもしれんしね。

　はたして次回、カイトVSデニスで超銀河眼サイファードラゴン……この時点で結末が見えてるような気もするが、デニスがさっくりルリの居場所を吐いたりこっちに転んだりしてくれるかは未知数に思われ。予告を聴くにカイトもまた遊勝の弟子に含まれるようだが、てっきり「その役」は遊矢が務めるものと思っていたので。まあデュエルの勝敗・約束を反故にする・結果的にそうなるなんて割とよくあったことだけども……なんてのも予断か。別に「デュエルで笑顔を」に目覚めた（回帰した）カイトがデニスを裏返らせても構いはしないのだ。