今週の遊戯王アークファイブ
―――二つの塔で時間稼ぎ感も二倍だな。遊戯王アニメで何度か記憶にあった同時デュエルの内でも、比べるべくもない物悲しさ。あと何気に超銀河眼光波龍コピーが「攻撃できない」と、単体では正しく虚仮威しであることが明らかになったり（だから別途リリース利用されましたとさ）。しかし遂に再会を果たしたかと思えば（見事な膝蹴りで）ユーゴが見事な顔芸を披露させられて草生える……セレナ同様の洗脳の為かそれとも素でそういう性格かと一瞬脳裏を駆け巡って……そりゃあセレナにできて他の娘にできねえわけねぇよなあ！？ と漸く助けられた囚われの姫が獅子身中の虫状態。引きはいいよね引きは。でも予告で黒咲さんがあっさり前線復帰してるのが逆に残念に感じる……。
他に気にしてもどうもならなさげな点としては、結局あの豪華客船の乗客達は一体何だったのか、また迎える側もノーガード無人（だけど内部では普通に授業やってる）でプロフェッサーが遊勝に全てを明かす姿勢ならばデニスの襲撃や自殺（カード化）に何の意味があったのかとか。あとユーゴに蹴り入れさせたのも含め「この蟲野郎！」洗脳屋側近の趣味だったりポッと出の彼が黒幕だったりした日にはなんだかなあって。後者は、ないと思いたいが。
はたして重要そうな素振りは随所に残しつつ、ここまで登場人物視点でも視聴者視点でも因果関係が全く不明だった四人二組の同位体に関し、ようやっと光が当たりそうな気配。それが次元が四つあって統一する是非（対アカデミア・アーカディアンプロジェクトという主線軸）の核心（主人公達自身が知らない秘密）だとして、情報出すのが早いのか遅いのか……おおよそ描き方次第じゃないかとは思う。ユートとの合体やブレスレットによる分断など、明らかな異常現象があってもそこんとこを深く検証する機会も素養もなかったから放置せざるを得なかったし今回も遊勝＆明日香からしたら「まるで意味がわからんぞ！」な話だし……親父さんがその辺もっとわかる人だったら……無理かなあ。
