ALORC-Bottle-Craft-512-Logbook(Ⅱ)

AよりRへ。記録を継続する。(二冊目)

今週の遊戯王アークファイブ

―――前回に続き二場面同時進行デュエル、にはならなくて本当に(不幸中の)幸い。更なる幸いはパラサイトを仕込んだ白髪ドクトルが黒幕には見えん小物っぽいことかな(容易に打破できるとは言ってない)。

 開幕から窓突き破って投げ落とされるわ(落下地点のDホイールどころかユーゴ自身の強度異常……あげくDホイールが先に壊れるとは)エドと矢鱈説明的な黒咲さん間の憚りが無いわ(塔の情報的にもデニスが自殺した意味って……)、ガチ幼少から積み上げてきた二人の夢が洗脳的な意味でも脚本的な意味でも蔑ろにされてるわ、と悲しいな。一連の事件が終わってからフレンドシップ杯に参加したりジャックと戦えたり、でサティスファクションできるか聊か不安でならない。ユーゴって当人の能天気さと彼女と追いかける夢があるから明るさを保ってたけど、実は同位体中最も孤独な旅を続けてたんだよな……。
 あと、普通に考えて当たり前のなんだけど視聴者視点で明らかになった情報(現時点ですらあくまで推測されるに過ぎない四人二組の重要性やパラサイト洗脳)をまだ知らない人物が居て、それを改めて説明する(また説明を受けたと説明する)場面が不要なわけないんだけれど……本作の「これまで」が「これまで通り」に長々とし過ぎてそこはかとなく今更感が絶えないのだった。遊矢がユートと初対面する35話までの蚊帳の外感ェ……いやさ、それ以降にしたって核心であると匂わせつつ何も知らずに動く事を強いらされ続けている感。要は伏線回収や風呂敷畳みの難しさ?

 はたして次回、兄妹対決かと思いきやランサーズ対アカデミアモブ軍団の模様。重要人物である同位体二人の警備がザルだった(ドクトル発言からして近しい人間を接触させる事に洗脳を深める意味があるとも取れるが)上に遊勝親父をカメラ監視付きで素通ししてるからこういうの無いかと思ったらさにあらず、(話すべきことがあるらしい)親父だけは特別顔パスってことか。それにしてもカイトがエドに伝言頼んだ意味とは……まさかの敗北を喫したユーゴ再起に寄与、としても。描写する余裕があるやらないやら。