ALORC-Bottle-Craft-512-Logbook(Ⅱ)

AよりRへ。記録を継続する。(二冊目)

《迷宮の宮殿、リックス・マーディ/Rix Maadi, Dungeon Palace》/『極黒のブリュンヒルデ』第84話

(前回感想はこちら)
(第1〜3話の無料閲覧はこちら)


世界 の 命運 を 握る 中心



前回の粗筋 に非ず

                    -― …―   __   __
                                    <⌒  ミ..__
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          |::.  V::k竓芋拆:/     '~  い少 |:::::    ト::::::::::j:: }:::::::::::| \::::::....
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          |::::  iハ   ::::            |:::::::     し::::::/ ノ::::::
          |::::  i:::.  i:::      _ ,,     :::::::::    Ⅳ/ /:::::: ノ
          |::::  i::从 i:::{    ゞこ"       |::::::::    |i /::::::::/        負けたらギャグ要員と言ったな
          |:::   ::.  トⅥ            イ |::::::::::   i::::::::彡''
          |:::   i::: | j:ト             i::::::::::   i ̄             あれは嘘だ(二重の意味で)
          :::   i:::: j    ≧     イ     个 ::::::::     __
           i:::   :::::;         }r…-,_  i ヽ:::::   Vrfタk ―…===
          i:::   ::::        [{__ }三三三{  、:::::::   V辷ス ̄ <
         ::::   ::: =‐-      ノ¨¨¨     入   V::::   Ⅵ \\   ヽ
         小   :::_  >‐        -‐   >rV:::.     \\
       / j::::    ::i      ー-         __ <    V::.   v   ヾ >  i
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    /  / 川:::::   i    /  /  {  r'⌒       { ;::::  i       |
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―――なんだかんだで、『蒼き鋼のアルペジオ』アニメ10話視聴後だとカズミ×初菜の「合体」もアリかもしれないと思えてくる不思議。あの惨状から音沙汰無いが為の現実逃避ともいう。

 それにしてもだ。ジャンプSQといい、いやヤンジャンに関しては偶然なのかもだが……単行本と掲載誌の発売日被らせるのは狙ってるのかこれ。前6巻と続き連続となると、だからと言って何ということもないけれど。そして表紙が雰囲気凄まじい真子となると、脳内彼女奈波さんが表紙を飾るのはいつになるのか……この間はあまりにもあっさり消えてしまったから、相応の見せ場が再びあると考えてよいのだろうか? それが収録される巻で表紙になれるかは別として。


三つ巴、以上

「黒羽はおれが助ける!!」「は?」
「……お前・・・! なにを・・・ 待て・・・!!」
「……」
ヴァルキュリア 何をしている?」「!?」
「……ごめん 油断した」
「……」

「一体 何なんだここは!? くそっ……重い!!」「ん・・・」
「村上くん!?」「気づいたか!」
「下ろして!」「言われなくてももう限界だ・・・!!」「キャッ」

「村上くん・・・どうして・・・」
「それはこっちのセリフだ!! カズミと初菜は?」
「わからない・・・ 途中で気を失ったから・・・」
「全く!! お前らが勝手に行動するから 回収する人間が3人になった!!」シュン・・・
「……ドーナッツ ありがとう まぁ おれが買ったんだけど」

「とにかく小鳥を探す 奥へ進もう」


「まさか あんたが研究所を裏切っていたなんてね」
「裏切ってなんかない この研究所の長は所長でしょ? その命令に従っただけよ」
「それで 私のゲームはいつ返してもらえるわけ?」
「返すわけないでしょバカ」
「あんたにはお仕置きが待ってるみたいよ きつ〜いのがね」
「……」

「まさかフレイヤが1枚噛んでいたとはな」
「あいつは(いちじく)に飼い慣らされていただけだ 今は我々に従順だ」

「九を必ず拘束しろ 裏切り者は罰せられなければならない」
「しかし 九にはヴァルキュリアが・・・」
「逆だ 九には ヴァルキュリアしかいない」


「くっそ・・・!! あのクソ魔女!! とんだ無駄足だったわ!! 九の別荘が2つあったなんて!!」
「研究所の密偵から連絡を受けたが・・・ 間に合うかね」
「まぁ常識的に考えれば・・・ 当然無理だろうな」「ちょっ・・・なにあれ!?」

「ダメだ!! 研究所に 先越された!!」

                            _,...-──‐-、
                           .イ´    .,丶  \
                         /:.     _,...-─‐-、`',
                         rt==¨ ̄ ゙̄  。.,  ':\_
                         j:!彡'__,,...─二二\.イ〕
                        //ー‐ァ=、¨r‐、,r´:'¨`Y二<ヽ.
                        |ニ〕(、.::...ノj_rt ゝ、:::.ノr‐‐、..,斤 ̄ ̄ ゙゙̄`ヽ
        / ̄,'¨ ̄`ヽ.         | _r、ミ=彡'::r‐、.:\彡'//´¨ヽxxXメx×メxメ|
      /´ ̄ ̄ ゙̄` ヽ. \       t/、 \/ /´__ ゝ、ィ´イ/   ノ‐──--......ノ
      〈_r=-'' ̄ヽ---ヽ-'        ゝ_)   |l/r‐‐、リ ,/: : /´       ゙`\
      〉、_ノ^ゝ='ソt´ヽ ̄¨'|         ラ≧'ゝ'::: ::レ'´ /:/´  __,イ ゙̄`ヽ.    ∧
      匕/^ヽy‐‐K´`'、\j         |´  /::: :/´=-K'  /´       \    ∧
      ∨|:^::y'コ<ス  ∨ム=、      ノ、___./::: ://O/| /          ∨   ∧
       ヲ、::ゝ`ー'´ 〕 ∨´ヽj    _,.ヘヽヽ'::// /\Kノ          ∨   ∧
 ___...──' ̄≧──--'彡'__∨_ノ`ー‐y'   7// /: : :\\ノ         ノ ∨  :}
=≠ ̄ス_.イ´¨\\.-' ̄`\ ̄¨    ヽ〉  メ /__./:.///ヽ'´      `ヾ  !  |   |
ヘ=/´リ´ /  /ヽ_/´ミ}  ノ      /∧//\.:////´          ',. | ノ   イ
__ノ斤≧'  |  〈__/ミ彡ゝ'ー'イ彡'    /  (/\\////イ           / ノ/   /l'
_.ノ八/\ ゝ、__彡`ヾ ̄ー‐,_r‐、 / /o\ /\ //            /イ   '__j
      `!  tf≡=| `ー、__//\゙.// /''' \彡∨´             ノ´___,,..--´i!i!
   ヽ.   i  ゝ三彡、 ///:: :: // ////´ く             /イi! i! i! i! i! i!|
´`ヽ. /__ノ  \ミ=.///:: :: // / ̄ ̄/ミ三三ミ、          /i! i! i! i! i! i! i! i!イ
`ヽ ∧`ー――/`' ヽ''ヾ.,__// /    .〈/彡'三三三\      ∠__j!i! i! i! _,.-‐¨ ̄/
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/   ∨//V///  /´¨ヽ} / くヾイ彡三\ミ三三三/xxxxxxxxx广/       ,'
.    //  .//)/\::::::::/7 ,..=='三三三三ミ、三彡'xxxxxxxxxxxx/メ   ___|
   // |xX/// /゙ヘ ヽ_イ___〉'三三三三三三r‐''/xメxネxメxネメxネ./メ/fi! ̄fi! fi!fi!fi!f|
 //  i//)` //  ノ\_/川リ彡'三三三ン'夕xメxメxネxメ\xメxネ///i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!|

「まさか人間を寄こすなんて・・・ バカじゃないの?」ゴゴゴゴゴ

ズズウン「!? なんだ? なにが始まった? ったく・・・カズミも初菜もどこへ行ったんだよ!?」

「ここが・・・一番奥か? 動く・・・」ギギギギギ

「小鳥!!」「小鳥ちゃん!!」
「まさか・・・小鳥!!」「小鳥ちゃん!!」
「小鳥!! 起きろ!!」

「あ…… 寧子さん・・・ 村上さん・・・」

「ったく・・・脅かすなよ・・・ 大丈夫か?」
「あの・・・ 体が 動きません・・・」「えっ!?」
「背中に大きな注射を打たれたら・・・ 体に力が入らなくて・・・」
「逃げよう おれがかつぐ」

「お前は全人類を滅ぼすスイッチなんだ」
「放っておいても いつから孵卵して人を滅ぼす」

「はい! 逃げましょう!」

「うっ・・・ 小鳥・・・!! 重い!!」「えっ?」
「黒羽とは比べものにならない重さだ!!」「ええ!?」
「背負って逃げ切れる気がしない・・・ やっぱり置いて帰りたい・・・」
「ダイエットします!! ダイエットしますから!!」

ビシュ「!?」「きゃっ!!」「っあっ・・・」「!?」

「1107番から 離れろ」


三竦み、未満

……それが俺達の見た最後の、あるいは最期から二番目の笑顔だった、なんてことになりませんようにと切に願う次第。久々に顔見たと思ったら月が綺麗でもないのにもう死んでもいいみたいなツラしやがって……辛い時でも、辛い時ほど笑顔でいなさいって亡き「姉」の言葉を、こんな時に実践してやしないだろうなと。そう思うと第1章の再現かと思えた展開が、俄然2章的に思えたり。奇しくも失敗した/裏切った*1魔女への「キツイお仕置き」宣告も共通。キカコさんの再登場て本当いつになるんだろね―――そしてあの日16歳になった小鳥と交わした、必ず鎮死剤を手に入れるという約束を果たすためでもあり……つっても現状巣穴の内も外もそれどころじゃないのだが。良太さんあの場面に間に合ったご都合主義(無敵のスタープラチナ)でなんとかしてくださいよォーーー! 正味、突入時点で良太が居ても死体が一つ増えて取り返しがつかなかっただけかもわからんが。カズミ初菜の復活が確定しているわけでもないが。


  1. 現状の寧子を遥かに凌ぐ真子の攻守は研究所派遣の部隊*2を前に小揺るぎもしない
  2. しかし魔女狩り(イニシャライザー)が介入すると魔法が9/10封じられて戦力激減
  3. 真子自身は【再生】魔法を有していない様子であるので肉体は脆弱。ただし魔女としての「死に難さ」は未知数
  4. ただしヴァルキュリアが制圧されると人数装備差で魔女狩りが不利となる。ヘリに機関銃あっても結局地上戦
  5. 魔女狩りはヴィンガルフ部隊を適度に殺させつつ介入の機会を窺う? 不良神父が坂東さん並の活躍を期待
  6. 真子の10番目(イニシャライザーにとって)未知の魔法が如何なる代物かで局面は幾らでも変化しうる
  7. またヴィンガルフ魔女狩りいずれかが「魔法の効果を受けない」ハーネスト素材製弾頭等を有するか否か

 外側の条件をざっとまとめるとこんなもん。見落としはどこかに必ず存在する()。むしろ想定外を待ち望んですらいるのは、いつものことながら表にされたカードだけだと普通に良太達の生き残る目が少な過ぎるからだ。内側の方も良太を気絶させた後ハングさせたので寧子戦闘力ゼロだし、ビバ乱戦混戦(身内以外)屍山血河上等(外道)。つまりは、


お前もっ! お前もっ! お前もっ! だからこそ 俺の為に死ねっ!


 ああうん、確かに「命は等価値じゃなく優劣がある」かもしれないや(核爆)


 だが、小鳥自身が、自らの危険性を認知してしまっているのと、逃げる時に一瞬、戸惑いを見せてるのが気になるなぁ。一応、流れに任せて脱出を決意したっぽいが、重いwwこれは、単純に小鳥が太り過ぎってだけなのか、それともドラシルが内部で成長しちゃってその分まで体重増量の伏線なのかwギャグシーンと笑っていいのかどうなのかw

 ともかく、怪しい扉の先には、寝かされた非常食……久々登場、鷹鳥小鳥の姿が!!微動だにしない生きてるのか死んでるのか不明の小鳥に、思わず涙目で呼び掛ける良太が燃えるwそして、無事と知った途端、無下に扱いまくりなのが、共感度高しwとりあえず、このウザ可愛い生き物を前にしたら嗜虐心の昂ぶりが抑えきれないよね(コラコラw

なんか変な薬を打たれて動けなくなったようだけど、ひとまずは生きていて良かった。でも、その薬とやらが何の薬かが分からないだけに不安。それに、小鳥ちゃんが何かを悟ったかのような笑顔。どんなに悲しいことがあっても笑っているという設定があるだけに、これが怖いんですよね。何もなければいいんだが……。
 あと、ここでも小鳥ちゃん担いで重たいと言っている良太がちょっと笑える。しかも、寧子とは比べ物にならないほどに重たいとか……。レディの扱いが酷すぎんよ。

ただ、体が動かないということがネック
実はもう九の手術は終わっていて、これからだんだんと小鳥の自我が無くなっていくとかだったら最悪。
孵化したら目も当てられない。
前回真子も「小鳥はもう助からない」とか言ってるし、無事に見えて実は…という展開では。

良太が小鳥を背負って「ネコとは比べ物にならない重さ」と言っているのも気になる点。
ただのギャグならいいが、すでに別のモノが入り込んでるとかないだろうな。
こんなにトントン拍子に話が進むと心配。


――――――、しかし体重……体重か……。思い返すとだ、良太は2巻天体観測の時点で佳奈を「そのうち通学カバンくらいにしか感じなくなる」とか格好つけたか実際に体力筋力ついたか。あの頃から何度となく修羅場くぐりの佳奈を背負いの、前回飛び蹴りが間に合ったことを考えればそんなには誇張でもなくなってきた、かもしれない? の割に寧子を抱えるのに限界だったり小鳥重過ぎと言ったり。いや現場に徒歩で来て(もしかしたらミヤコさんに車出してもらった可能性、は流石に無いか?)規模も経路もわからん地下施設を駆け首魁に一撃かました挙句、ヒロイン抱えて逃走なんて相当なバイタリティのはずだが。質量、保存。体積、荷重、重力……ラムダ・ドライバ、ベヘモス……仁村の知佳ぼー、自然体重147kg(能力で抑え36kg)―――


                               -- ― -- ..
                           >.:´ : : : : : : : : : : :\
                          / : : : : : : : : ヽ: : : : : : : :V
                        /: : : /: : : : : : : : ∨: : : : : : :i
                          ,: : /: : :i: : : : i : : : : : V: : : : : : 只
                       i: : :i : : :| : : : { : : : :i : :}: ==--:/ ハ
                       {: : {: :斗{: : : :',: ー-{: : | ア=-: i | ヽ
                        マトハ:.{.ィfミ:\:.ト ィf=ミ、 彡: : i  |!\ \
                         i: :.! 泛ソ    .泛ツ》 .'⌒!}  ||  \_〉
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                     /: : : : :_: : : :__ }コ}////,八: : : :.{___{ :、:j_}     女神ドゥルガー ×
             __,,..  彡: : : : :./    ̄/:/   ,.ィfチ __\: : : : : : :\:
      `ー== ≦: :_:_:_:_:_:_:__: : 彡: : i ノ  r_メ:/_,ィf彡 ´ ̄    \: : : : : : :     女神パールヴァティー ×
      ,,..x≦: : : : : : : : : : : : : :>-―==' =={{___ノノ           i: : 、 : : :
   .>.:´彡: : : : : : : : : : :.,  ''´x≦彡''´  .イ::::/´     . ',       {: : : : : :     戦乙女ヴリュンヒルト =
  .:´ : :/ : : : : : : : : : :.//:>''´   , '´ /:::/       j.ハ      .! ヽ : : :
  : : / : : : : : :/ : : V /::/     /   ,:::::′      i        :,  ',: : :
  / : : : : : /: : : : : :{/::/     .:′  /::::;         } }     _.'__',.:_:     B 1 6 0 / W63 / H87
  : : : : : : :/ : : : : : : 八:::{      ,    i:::::::!        , ハ ,. ''"´___
  : : : : : :/ : : : : : : : : : ヾ!     ′   {::::::{       .ムノ/ /
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  : : i : : : : : : :/   ヽ       ≧ __ マ::::ハ___ ..イノ  `  ̄ ̄   __
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  \: : : /      }ヽ     / }___}}//////////≧=  __  ノ__ ..ィ
  : : \/    __ ノ  \   i   .}___}}////////////>'' }  j  }  {
  : : : : :≧=ーiヽ    ',   、_ j  .人///////////> ''´  / ./  ,   ',
  : : : :\   } \.  ヽ _/ j    .≧= -- ==≦    /  /  /   ヽ

……いや、この娘の場合プロフィール体重1トンなんて数字は装備している巨大カギ爪のせいなんだが。胸囲だって彼女に比べれば(成長途上らしいとはいえ)小鳥はまだまっとうな範疇だろう。被虐体質は共ryだから何だってこともないが……やはりハーネストの中身ドラシル、殊にグラーネは未知数に過ぎるが故に何が起こるか知れたものじゃないという点に極限されてしまうか。そこに自分と妹以外の命は本気でどうでもいいイチジクが手を加えてしまったので不穏さ更に倍率ドン。

 ただ何にしてもどうなるにしても、まず内側外側の状況がどう転ぶかで小鳥の命運は左右されてしまうわけだ。自分の身を儚みまた良太達に被害を及ぼす前に自分を殺そう、という考えに及ぼうと及ぶまいと現状体が動かせないわけだしな。本人やイチジクが何言ったところで良太と寧子が見捨てるはずもなし……これで二人のピンチに体が「動かせた」時の方がかえって恐ろしいかもしれん。小鳥の意識とグラーネの意識(怜那の意識?)は別物であり、後者はまだ目覚めておらず主導権は小鳥にあり、しかし現在小鳥の体は彼女の意のままにならず……うむむむ、と憶測徒然。

*1:ただ実際問題として、当時の段階で上位者であるイチジクからの命令に従わないという選択肢は普通ありえん話。事後、高千穂の上位権限命令に対して従ってみせるかどうかで処世術が問われようが……そもそも記録削除がフレイヤの仕業だって何故バレたのだろう。また隠れ家情報を提出すれば裏切ったことにはならない気もするのだが……その辺りがフレイヤの不慣れ迂闊さか、あるいはイチジクへの義理立てか。

*2:そもそも事情を知悉してないSATなり自衛隊なのか、研究所肝煎りの特殊部隊なのかも判然としていない。この期に及んで魔法に関する知識も対策もない人間「だけ」を送り込むなんて瑞花編の再現をやらかす理由は本来ない筈で……あるとすれば陽動か油断を誘う為の肉壁生贄か。そしてヴァルキュリアに比肩しうる手駒魔女をぶち当てる? いや順序でいえばまず魔女で真子の動きを抑え、その隙に通常部隊を雪崩れ込ませてイチジク抹殺グラーネ小鳥奪取するべきじゃなかろか。