ALORC-Bottle-Craft-512-Logbook(Ⅱ)

AよりRへ。記録を継続する。(二冊目)

《暗黒/Darkness》/『極黒のブリュンヒルデ』第99話

(前回感想はこちら) (第1〜3話の無料閲覧はこちら)

極黒のブリュンヒルデ The Moment (JUMP j BOOKS)

死すとあらば、暗黒を花嫁と迎えよう。 そして我が腕に抱きしめよう。




≒≠前回粗筋:さよなら じゃない

……佳奈にとってはアレとの付き合いはサヨナラなのだろうけどね! なんて冗句に佳奈の忍耐は収まらないし、そこまでして守ってきた寧子(クロネコ)が死地に挑んで還る見込みの希薄さには言葉も出ない。そもそも実在してたのかと、不意に電気屋で見かけて驚くことしきり。


―――兎にも角にも、初菜&真子ともどもキャスト発表された奈波のアニメ出番確定おめでとぉーーーっ!!

 仮に第3章を原作通りに収録したとして、全13話で初菜と真子をどう突っ込むのかという点には疑問が強まってならないが……しかし元々望み薄だったとはいえ、一人スルーされてる娘(+眼鏡)がいるな……【スカジ】編なくてもヴァルキュリアを表に出すのは問題ない(原作時点で失態を重ね過ぎてるともいう)のか? そして城ウォッチャーの命運や如何に。奈波に○○○○されたまま研究所に戻らなければ……は展開上無理か。もし、筋を違えても「二人」を生かすのが選ばれた日には拍手喝采、かもしれない。


闇よりもなお昏きもの 夜よりもなお深きもの

「マイクロブラックホールを使ったら もう最後なの!!」

「寧子には もう 会えないのよ!!」
「なっ・・・ クロネコ・・・」


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               _,,,..-'"    ,, ー'''"゛         /   ,i┘     `ぐ、.    .'< `  ヽ     \  .`'-.
      .,..- ̄ ̄ ̄ ._.. ┐  ./             /   /        ! .ヽ    `゙゙'、  .\    . l
   _ /     ._,/゛  l  . /                 /    .l            | .!       l,   ゙'、    .ヽ
ー-'´    ,..-'"゛     ! ./                /    l            l .!       |   .|     \
     /゛         / ,i′           /      .ヽ       │ l       !    !

「これくらいあれば・・・ 日本を一度に沈めるには十分・・・」

「寧子・・・ あんたの逃げ場所なんか 作らない・・・」

                                  ________,
                      _,,,.. -ー¬''''゙゙,゙,゙,゙,゙,゙二,,,,,,,,,,,,,, 二,゙,゙,゙,゙"'''''¬ー- ..,,,,_
                 _,, ー'''"_.. -ー''''^ ̄´  ./゙;;i、 !  i' __. ,,,,, ゙゙̄^''''―- ..,,_`^'〜 ..,,
                ,.. ‐''´ _,, -;;'"´ ii、     __,,,,,.......`---------ニ .二_¬ -、〟  `''';;;;_.`'''- 、、
             ,,/″,..-'"´ィ-;;し┴ _.. -''二ニ--‐''''ニ匸 ̄ ̄ ̄ ゙゙゙̄コ彡ニ;;-二,゙¬-..,,、.⊂...l__..`''ー、, `''-、,
        _/゛ .,/゛    ゙_..-''゙,゙ ‐''" '''';;二`-゙‐';;二二二二二二,゙;;'''ーニ ミ;;、.''少'ー ,゙"ー ,,'''/!ゝ   ゙''-、 .`'-、
      /`゙ご!ミ゙゙゙゙゙[゙「゙゙゙゙゙!” / '“'゙゙゙゙゙゙゙!!''゙彡-‐''''“゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙'ナ.,-、゙!゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙冖ー  ,゙”'!!゙゙゙゙゙゙~“'ー、~゙!゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙~リ!_/~`'、
     ./   / .`-.\ ./ ,/,iW",/゙_..‐'゙ゝ -''"コl二;;;;ッ=Z゙.,i`-!ヘ.゙'コ=t;;ii、ニ"ニ;;、 `''-、`'-、.〟 \ .\.''゙ン'ン'" \ `'、
    ./   ./     .゙'r" _/  ”゙./ ,r'" `''''~!リイ゙‐'゙゛= / ,i′゙¨' ヽ.ヽ... r'"'''ニ> ゙‐'~"  `'、. ゙゙゙lー  ヽ. `l/    ヽ  .ヽ
   .i′ ./ .;;;;;;ニ゙ ./ /ヽ\. / ,i!ニ ̄巛`-`-`-`-`-√.,i liレll l l l巛;;、``-`-`-`-`-三 ̄`-、 .ヽ .,.rフ、. l .,,...ヌi-  .l  . l
   l   ! ''"ー  !  l  `'イ i′ , `゙''ァ二;;- ..″ / ,.|~r'"゛ − .`゙';;`L.ヽ ゙,゙ ‐二ィ''",,.  .! .'l/.、.!  | `,゙ !-  .!  |
   |  .|     │ |.   .l .|ヽ、!ニl、 .l..l.  _,゙¬./ .,ヽ.li\二___,,゙..-二ノ'. `./ ''レ l./ .ノ`゙''ヽ/  l..'!广 !  | .!`'''''ッl !  l
   ..l  . l  '''二., ゙l, ゙L :iij;;,.ヽ !l>\"-・゙〈>、’ . / ./ .`゙''ー二`-ア゙ン‐'',゙_.ヽ..ヽ._ ヅイ)'''..-/i″./ ,;''リr/ ./      l  /
    .゙ぃ .!、 .゙´;→ ヽ .\ '㍉,.\ ゙'〈ヽ\−`'' !/゙.,i,゙ . 彡-'二-'',゙¬二;;-ニ,,,,.i|i、.゙く .゙ンンシ゛., ''_;i.` / / ..lニ''=‐ ./  ./
     .ヽ  \  .  i‐,\, ゙''.、゙‐'i ..゙ヽ、"' li.\. / '!二ン;;'!'==rrri=jjjllリ!“'''ー二′゙'l彡!'゙_..-'゙.r-`,/ ./ . ..>-ィ./  /
      \. .\ゝ-ニゝ `'-、,`'-ミ/′ `'ー-二'‐=ミ、,,_;;′'!´.`''← " ゝ l|;;,,,,.. -‐',゙,゙ -'"´.''T彡'"゙,..-'゛ ,,..、   / . ,/
        `'-、 .`'-、..ニ゙二- `''ー ,,,゙''ー ..,,_  ゙゙マ'=―`-ニニ二二ニニニ―ー;;l'フ″ ._,,.. -''゙,゙.. -'゙_ッ二-'^.l / . /
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「5000ms後に シュヴァルツシルト半径まで収縮」

(この二つの粒子を・・・ 光速に近い速度で衝突させてMBH(マイクロブラックホール)を出現させる・・・)

私がMBHを作れるのはたった一度だけ・・・ 絶対に 外さない・・・


「寧子が・・・ いない・・・」

ボ ッ「!?」

MBH(マイクロブラックホール) 寧子・・・!! あんた 死ぬ気!?」

「お姉ちゃん・・・ 私も一緒にいくよ・・・」

「お姉ちゃんを もうひとりにしないから・・・」

「うるさい! もう遅いのよ!!」

                  ,竓-‐ … ‐- よ
                   >也゙iク'i:i:i:i:i:i:i:i:i:,l|ツ". 〕iト㌣
               ,xく...   i/i:i:i:i:i:i:i:i:,l|'   ,ィ幺ニ ミメ、.
          ,乙. ム     iii:i:i:i:i:i:i:i:l||   ,ィ幺>"..... ※
          冶㍉゙マム    |i:i:i:i:i:i:i:l||'  / / ,,-''" ̄__.N
        /i:i:i:i:i:i㍉゙ム   |i:i:i:i:i:i:ii|   /" /,,-‐'' ̄i:i:i:i:i:i:i:№
.        厶i:i:i:i:i:i:i:i:`マl,   ',i:i:i:i:i:i:|i /./ ´i:i:i:i:i:i:i:__i:i:iハ
.       たi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i゙、   ゙、i:i:i:i:il. /./i:i:i_,,-‐''ニ三三三三三ツ
.        #.,,,_i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ヽ  \i:i:il l/ ,-''      ___`....ヤ
.      鄯i:i:i:i`守ミュ、i:i:i:i:i:i:i:丶、     -‐''' ̄ ̄''‐-=ニ=-、.... i
.      !゙ミニュ、__ `ヾュ、_ ,,-‐      ̄`丶、i:i:i:i:i:i:i:i:i:ヾ三ヽ.㍑
.        キ.. ゙゙''‐=三二ニ=-─'''"" ./l. ', `ヽi:i:i:i:i丶、\i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:瓦
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       ∧....‐-=,,,,___ _,ィ≦ジ"i:i:i,ィl|'    ,l|li:i:i:i:i:i'lニl,i:i:i:i:i:i,勹
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     l          l             /    l    .l          /           /゛      /
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   ...l           ヽ          ,ィ幺圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭≧ュ。                       ,,, ー'"
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            ハ、     ィ劣 圭圭_圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭l__/小          \
            l゙ .ヽ   . ィ劣圭圭 .| \圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭小              `'―ー''″
         ヽ.  ヽ  ./爪 圭圭圭!  `、圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭沁                 __,,,
.`''ー..,、      ゙'-,,/  爪圭圭圭圭\_〉圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭沁        : ー''''"´
    .`''ー 、_        {i圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭i}
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- ..,,_、          仔 川圭川川圭圭圭圭川川圭圭圭川川圭圭圭圭川川圭 妨          ゙゙゙゙゙̄"'''''''
    .⌒"''''‐      lll|||i||l||lll|||i||lll||!!!!llll!!|||ll!!!!!|ll!!ll||||!!ll||!!!ll||!!|||lll||!!!!llll!!|||ll!!!!!|ll!l|||i||

うわぁああぁあぁ!!!

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      ―‐=ニニニ二二二二二ニ゙       、――---- ‐ ´ ̄
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「……助かった? アンチマターは 不発に終わったんだ・・・」

「……寧子・・・」

クロネコを探しに行ってくる」「えっ?」

「ちょっと村上!! 待ちなさいよ!!」

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                     || |iヽ、 \| ||i  ! |  | |
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                     || ||   \  ヽ /  ノ |
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           '´  +   ,:'゙ ,   || |!|  |∵,r     i ’, i| ,; i;  `;     , ´
              , ,; i;  `;, || i |  |  i      |`;,´ l|  ・`';:'゙'´ `';:'゙'´
          ` ;・`';:'゙'´ `';:'゙'´ || . |  | /     ノ ;' ||  , 〉   i;  `;
              ヽ,.、 , ; (,;; `へ |  |ノ     / ⌒ ,ノ⌒ヽ(,   /
            \ノ ;⌒,, ヽ ,从;,_ノi'从人,,i ヽノi'。从ノi'从,/i' ; ;;⌒ヽ//_,.-'
             `゙''‐ ..,,,`~´    `'-,,_,,,ノ  `-..,,,___,,,ノ ー'',',,´... -ー''
                  ` ̄ ' ' ''''''''' ' ' 一一 ' ' '''''''''' ' ' "

「……バカ・・・ 彼女はもう……」

           _,, ー''''''"゙゙゙゙゙゙゙゙|゙゙゙゙^''''ー ,,、
           ,..r'"   ヽ    .|  ../    /ヘ、
       /  .`-    `;    .{  ゙'    .,.べ..,`'-
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                               ヽ    l       `'-. ! './ l
                                ヽ   l,           `ヽ l. .l、
                                    \  ..l,            ゙!i|,` . l
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                                    ゙.l .广ヽ
                                          l..l, へ、
                                     Vン' l
                                         \,,./

「生きてなんか いないのに・・・」


クロネコ!! どこだ!! クロネコ!!」

「ダメだ こんなんじゃ埒が明かない 高いところで探そう!!」

クロネコ!! どこだクロネコー!!」


「……クロネコ・・・ まさか お前 本当に死んだのか?」

「……そんな訳がない!! あいつは絶対に帰ってくるって約束したんだ!!」

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             |    '         l      ,
             |    ,'           ',    |
             |   ,'             ',    |
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「!? クロネコ!!」

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ヴァルキュリア!?」

「許せない・・・ 絶対に許せない・・・」

「腕を持って行かれた・・・ 再生も出来ない 私にここまでするなんて・・・ 許せない・・・」

(……そうか・・・)

(アンチマターは消せても・・・ ヴァルキュリアまでは無理だったのか・・・)


キィイィイイィイィ「!?」

「寧子!! あんた……!!」

ヴァルキュリアは必ず…… 私が連れて行くから」

「だから もう大丈夫・・・ 村上くん・・・」


彼女と“彼女”の境界

 一度しか使えない筈が、「隙を生じぬ二段構え」となった理屈とは。『トライガン(マキシマム)』最終決戦時の「持ってくる力」「持っていく力」の如き相殺において、クロネコ自身すら“ほぼ”決死相討ち覚悟の様子だったのに、そもそも(アンチマターに関しても同じ疑問が残っているが)マイクロブラックホールなんてものを至近距離で発生させながら両名死なずに済んだ要因とは……もしくはメタな見方で言えば決着が「先々週」(合併号)でなく「明日」になるであろう理由……アニメ関係で多忙という事情もあろうが、単にタイミング構成上のみならず。

―――彼女は「良太」でなく「村上くん」と呼んだ。十年越しの想いを告白して発った彼女にあらず、されど覚醒前そのままにあらず。クロネコとしての力を振るう黒羽寧子とは、一体何者であるのか。如何にしてそうなったか。実は玲那だった(でもあった)小鳥(9巻改訂で補強)と何が同じで違うのか。クロネコと黒羽寧子、脳とドラシルの記憶、別れるまでの思い出と再開してからの日々。混ざったのか戻ったのか、どこまで本当でどこから偽物か、それともそんな区分できるものではないのか。ひとえに、「割り切れなさ」。そして、ある意味では良太への追い打ち。必ず帰ると、お話しようと言ったクロネコが「戻らず」、入れ替わるように現れた寧子が改めて真子を「連れて行く」と。もしクロネコの段階で収束していた場合、“黒羽寧子”にはさよならを言う機会すら与えられなかったとも考えられるけれど―――それを言ったら生死不明のまま放置されっ放しの娘さんが二人いるんですがががが*1世界を破滅から救いがてら、これまでの空気ヒロインぶりを圧倒的勢いで取り戻し、少年の心に再び呪いをかける。天使か、魔女か。


 で、まるまる見開きで反物質とMBHのぶつかり合い。もうこれ絶対、インフレの極地だろ。果たして倫たんは、このような展開になることを見据えて描いたのだろうか。あるいは、敵の強さをマシマシしていった結果このようなことになったのだろうか。どちらしても、これよりも凄いことの出来る敵が出るのだろうか?宇宙人とか神殺しとか言っている以上は何かありそうだけど、とてもじゃないが想像つかない……。マジでどうすんのよ、倫たん

 つまり、アニメから入った人が、気になって本誌を手にとった時、どういう経緯が起きてこの状況になってるのかは謎だけど、アニメ視聴オンリーの知識でだいたい状況が推察できる程度の人物配置にしつつ(あわよくばコミックス購入に誘導しようという意図を残しながらも)、本誌を追ってきたファンにはアニメのOPとの連動を嫌でも意識させる、そういう意図した戦略で『狙って』演出されている展開なんじゃねぇかなぁと。

つまり、言い換えるならば、初菜ちゃんカズミの生死判明などがハッキリするのは、100話の一区切り以降?
これだと、寧子&真子がブラックホールに姿を消して、そして時は流れ〜〜で、第二部開始の流れに行きそうな気配するがw

 うーむ、この反応を見るに、佳奈ちゃんは寧子がMBHを発動した後、どうなるのかを明らかに知ってるな。これはやはり、前回の『一度だけ使ったことがある』場面に立ち会った経験があるってことか。どうやら一緒に巻き込まれてブラックホールに吸い込まれるわけではなく、魔力消費が膨大すぎて『人格が死ぬ』=『寧子にはもう会えない』ってこと??
 
 だとしたら、クロネコ人格が全力を尽くして尚、殺しきれなかった真子を、クロネコの残滓ともいうべき黒羽寧子人格が、全てを捨ててまで再度、MBHを使って葬り去ろうとするってのは……2重3重の意味でエグいな。

ただ、良太くんとクロネコの重要な作劇である「手を伸ばすこと」が、ここに来て「腕を失くした殺戮の魔女」の再来で強調されるとは秀逸。

クロネコは文字通り総てを失くして、生き残ったのはヴァルキュリア

と思いきや……!

背後に構えるクロネコに痺れました……。

何よりも驚いたのは、彼女が口にした言葉。

「村上くん」と……。

呪文ぽっくブラックホールに関係する物理の公式らしきものを唱えるクロネコ
今さらだけど、お前それ魔法じゃねぇよw
そういえば、記憶が戻った後の寧子のことを良太はクロネコと呼ぶけど、佳奈は寧子と呼ぶのな。
研究所で佳奈とであったときには、すでに記憶を失った後(寧子)だったってこと?
もしくは、寧子になってからの方がお世話になってるから寧子と読んでるだけ?

―――

岡本倫 @okamotolynn

@inuyoshi_aru ここで最終回でもいいようにしようと思って描いてます。
10:19 AM - 25 Apr 2014

――――――ファッ!?


…………オーケー。ビークールビークール。


 一ヶ月前、「忘れられない良太」と「忘れてしまう寧子」について『重戦機エルガイム』ラスト的な想定を云々した。また極黒アニメと期を同じくする『一週間フレンズ。』には、どこか二人が辿り得たかもしれない日常を垣間見ている。藤宮さんマジ天使。

 だがしかし……いかなる名作のどんな心震わす展開であれ、『極黒のブリュンヒルデ』のそれに代わることは出来ない。逆もまた然り。ごく、当たり前のことだが。
 この物語が、二人が、彼彼女達の運命がどう転がっていくのか。この終末ぶりからなお明日、またその先で早々に見開けはしないだろうが。ことよると冨樫義博、もしかすると萩原一至的展開(場合によっては月イチ化or掲載誌異動)……は無いといいなあ。たとえそうなっても見届けない選択肢はないのだけど。苦くても、辛くても。

 そんな二周間猶予あったにも関わらず書き上げギリッギリだった感想ブログの風上にもおけない大雑把徒然。ここ二週、アニメ記事と分断しても問題ないというか併記しないのが普通……とすると連載記事ももう少し早く挙げられてもいいはずなのだが(処理能力不足)。

*1:両腕持っていかれたヴァルキュリア真子さんが現れる場面で、わずかでもまさかの唐突復帰を期待した人挙手!