ALORC-Bottle-Craft-512-Logbook(Ⅱ)

AよりRへ。記録を継続する。(二冊目)

『去年はいい年になるだろう』。なればいいな――2011年度セ・リーグ全日程終了

(セントラル・リーグ終了時チーム勝敗表)

チーム 試合 勝利 敗北 引分 勝率
中  日 144 75 59 10 .560 --
ヤクルト 144 70 59 15 .543 2.5
巨  人 144 71 62 11 .534 3.5
阪  神 144 68 70 6 .493 9.0
広  島 144 60 76 8 .441 16.0
横  浜 144 47 86 11 .353 27.5

 プロ野球史に詳しくもなく、今年も始終きっちり見ていたわけでもないので曖昧な記憶に基づいてざっくり言えば、今年セ・リーグペナントレース過程が面白かった
 9月あたりまで、2位〜5位のゲーム差が極小*1で(横浜以外は)どのチームでも3位以内……つまりクライマックスシリーズ*2ことプレーオフに出てリーグ代表として日本シリーズを戦える可能性があった、というデッドヒート状態にはワクワクした。最後には均衡が崩れて順位変動が難しくなり……一方で中盤独走首位ヤクルトを抜き去って中日逆転優勝、というのも熱い展開だったと思われる。序盤は広島好調だったのになー。
 そしてあの均衡状態を作り出した要因のひとつは、例年に比べて桁が違う数の引き分けドローではなかろうか*3。終盤近くまで首位を走った2位ヤクルトは、中でも頭一つ抜けて多い。勝ち負けに大差が無いのに、引分数に差がついて1位だったのだ。
 更にその根本原因のことを思うとぐちゃぐちゃな気分にもなるが、楽しみだとか好きだとかの感情と痛み苦しみは表裏一体のものだって『球場ラヴァーズ*4でも言ってた!

 高校野球甲子園はどんなに良い試合をしようと負ければ残念無念、その先で彼らの姿は見れない。プロ野球は長いレースを戦う。勝とうが負けようが試合は続く。負けて悔しい勝って嬉しいを全部呑み込んで全部抱きしめて楽しめれば光と闇が合わさり最強に見え、たりはしないかな。私は今のところ勝負順位より「一試合毎がいかに面白かったか」主義*5なのだ。

 ただ過程が面白くても結果がよくないと責任者が批判を受ける。興業成績が悪いと看板変わったり吸収合併になったりもする。改めて野球を意識したのは星野阪神18年ぶり優勝! の少し前だったが、その時分から横浜はチーム成績が悪かった。あれ、横浜ベイスターズって優勝*6したよね? 同時期に大洋ホエールズが完全分業制で超二流野球ばんざーいって川に飛び込む漫画*7が中編連載されたよね? なんでこんなことになってるんだ……。
 ともかく横浜はその名を「横浜モバゲーベイスターズと改め、来年度を戦うことになったのでした、と。こっそり見守るよ! 目指すは阪神広島横浜でクライマックスシーズンを争うことっ……妄想するなら自由だからね。


(作成参考:表組みをつくる(表組み記法)はてなダイアリーのヘルプ2011年度公式戦成績、ヒガシヒロシさんのブログ)

*1:8月終了時点で首位から5位まで3.5!

*2:ペナントレース優勝の意味あるの? と当初は思ったが、今年はそれこそが希望だった。本当に。

*3:交流戦でも無双だったソフトバンクの影響も小さくない気がする。

*4:石田敦子作。ヤングキング(後にアワーズ)連載中。これを読んで私は広島を密かに応援したくなった。ナゴヤのジンクス打破(第67〜69戦)おめでとさんっ。

*5:1つのチームを力入れて応援する気概が無いとも言う。

*6:1998年。阪神の18年がかわいく見える38年ぶり。

*7:真船一雄大洋ホエールズ物語』。単行本化されていない!