「電撃ホビーマガジンbis」 2012年12月号／『武装神姫2036』／『告死鳥戦記』
成長する騎士の技量を無邪気に賞賛するアイネス。倒れたストラーフを再度操ろうとする彼女を制し、仕掛けたのはアーンヴァル・テンペスタ（黒）、受けるは侍。それは力への自負か意地か。敵が強ければ強いほど意思の元に進化する、武装神姫の本領が雪辱を成し、残るは一人。尋常に勝負という求めは、幼き心に何をもたらしたか？
一方でアニメ版。小説版もかくやとシリアス展……開？ な第６話でありましたとさ。アーンヴァルが一杯で阿澄佳奈祭。Mk-2でもリペイントでもない同型神姫が登場する時どう描き分けるか、という問題に関し二人は武装の色で区別をつけたと思いきや、最後は同色同士で区別がつかない。シリアル番号がうなじって……もう少し判る所に！ 又いくらデフォが完成度高いからって、もう少し装備や容姿のカスタマイズ要素を描写したっていいのでは……まあ皆全部一緒だったから今回みたいな話になったわけだが。
戦いの中で弟を喪い、敵前逃亡の烙印を押された彼女が、FDXの亡霊となった経緯。現実に、悪意に抗う力を、無力感を拭い去る強さを求め―――そして時は現在。友軍を救援する危険な任務にて、双刃を振るう強敵との遭遇。奇しくも彼女が求める過酷を、相手もまた欲していた……。
