ALORC-Bottle-Craft-512-Logbook(Ⅱ)

AよりRへ。記録を継続する。(二冊目)

「電撃ホビーマガジンbis」 2013年5月号+6月号/『告死鳥戦記』

―――待ちに待ったり、2号同時配信。武装神姫漫画が終わった一方……こっちもこっちで終わりそうな空気が。


「素晴らしい、実に戦いやすい」「ああもう、戦いにくいったらありゃしない!」

「いずれ借りは返さなくてはならないな、ドゥルガーよ」

 5月。オペレーション・プランタジネットの殿と援軍より。ウタバルが“普段リェータがするように”暴れ回る為に、リェータは“不本意にも”その援護をする羽目になり……両者のギャップがなんとも。また高高度からその戦いを見つめる視線(第2次OG関連)、そして大乱戦に無差別介入せし異形の怪物アインスト。以降その迎撃に専念させられていたFDXチームに朗報と、凶報。“死者の部隊”の身分が復され、それを噛み締める間も無く“4人に3人は死ぬ”作戦指令。おまけで、PTキャリア・クレーエのスクラッチビルドモデル。


「そんな事は重々わかっていた。だが、戦功を積み重ねていけば、偽りの立場も本物になる。いつか、日の下を堂々と与えられる身分が手に入る……少なくとも、俺はそう信じて、戦ってきた」
「オーセニ中尉のおっしゃる通り……あたしら、正規の連邦軍人になれました。第7特殊作戦PT部隊所属のジマー・ホルム少尉殿ってね。でも、最初の給料もらうよりも先に、さっさと死んでこいって命令書がくだされたんですよ」

「ダン主任、なんでここに!?」
「いやだなあ、告死鳥最後の出撃になるかもしれないのに、僕に看取らせてくれないっていうのかい?」
「―――せめて、“見送らせて”と言ってください」
「たいした違いはないようだけど」「大きな違いです!」

「なるほど、あんたはこう言いたいんだね、ダン主任―――『借りを返すチャンスだ』って」
「君はカンが鋭い―――そういうとこ好きだなぁ、僕」

 6月。FDXチーム、宇宙へ。月面都市を制圧したインスペクターの排除、並びに市民の安全確保という無理難題、またその致死率が四人の心に重く圧し掛かる。されどその絶望を蹴り飛ばすような悪趣味主任との久しく再会もあり。
 はたして準備万端整った、時に届くヒリュウ改による月面奪回の報。しかしてFDXチームに「提案」さる、更に生還率の低いミッション……決戦に赴く鋼龍戦隊の側面を突く増援部隊の妨害。今度は4人ともが望んで赴く、その心境や如何に。そしてこれが最後の飛翔となるや否や?