ALORC-Bottle-Craft-512-Logbook(Ⅱ)

AよりRへ。記録を継続する。(二冊目)

「魂を狩る者!ナンバーズ・ハンター現る!」\(`д´)ゝ

 「誰の中でも良い心と悪い心が戦っている」というのがゼアルにおける総括なのだが、故あっての事とはいえ天城一家の父兄弟のイカレっぷり描写はファーストインパクト重視で半端ないな。比較的(中途半端に)良心が残ってるカイトですら、戦闘時の振り切れ加減ったらない。また弟のデュエルを禁止する一方で人質立て篭り事件の現場でスクープ写真撮ってこいと無茶ぶりする姉がいたりもした。
 それにしても「ハンティングの始まりだ」とかアストラル世界へのゴミ投射爆撃だとか、この世界を守るためにだとか……今にして視返すとアークファイブっぽいというか、大義名分はスタンダード次元的で手段は融合次元のそれっぽく感じる。同工異曲か、異工同曲か。

 はたして遊馬の腕とデッキの強化月間始まり。前々前回から素の実力不足を強調されながら前回「ヘボデュエリストが少しは成長したようだな」と言って貰えて、しかし今回遠出した先では全敗。だのにナンバーズハンターの存在を知っても俺がケリをつけるとかデュエルチャンピオン目指してるとか言う事は大きく只管にめげない……まあ諦めないのはいいしカットびんぐが無い“僕遊馬”も非常にアレだったけど……チャレンジすることと敵の強さに鈍感であることは何か違うように思うわけだ。

ライディング・デュエル! アクセラレーション!!

 およそ三ヶ月前の土曜日のそれっぽいアバンにファッ!? ってなったところにOP映像改訂でセキュリティに親玉にクロウ(!!)になんか目が死んでるジャック(!!!)と、これからシンクロ次元編入るぜ入るぜー、って盛り上げ重点。そして前回旅立ったランサーズは実質出番ナシで、予想した以上にユズ&ユーゴの現状確認オンリーだった。これはこれでよし。
 はたして二人の間では誤解とかそういうものは実にさっくり解消した模様。完全に恒例化した「いつもの」でユズを涙目にさせもしたが女性(しかも幼馴染に瓜二つ?)への気遣いは出来たり、リン(緑髪ということもありアキというよりルカっぽい)との仲を指摘されて照れる可愛げなど、単に直情径行なだけではないユーゴ掘り下げ。まあこれまでは機会と相手に恵まれなかったともいう。ユーリが意図的に誘導したっぽい所為もあるが、ユートとの因縁(というには早々と決着してしまったが)始めにしても「人の話を聞きやがれ!」と言いながら突っかけたりな。

 さてさて、ひとしきり話した後に懐かしの「権力ってやつか……」展開。ハートランド、アカデミアの時点で薄々わかってはいたけれど、はっきりパラレルワールドなんだねおのれディケイド()。それでいてジャックやクロウの存在含め、これまでの何処よりもモデル元との距離感が近しい(前2者にも原作キャラが居ないとは明言されてない)。建前上の自由競争&階層社会とそれを補強する警察権力。5D'sの「ロード・オブ・ザ・キング」だとトップス出身だと改竄されかけたけど、サテライトならぬコモンズ出身のジャックがキングになったので下克上を恐れて風当たりが強くなったのかも。競争社会を謳ってるのに成功者の地位にあぐらをかく(見知らぬDホイールに過剰に怯え傷害罪扱い)なんて……まあ「普通」かな。あの幼児と母親が将来どういうことになるか特別語られる日はきっと来るまいが。
 しかし次回以降も暫しユズ視点でシティを掘り下げるのだろうけど……次元を越えるランサーズ組はいつどのようにこの社会に接触するのだろうか。OPからして、ジャックへの挑戦権を賭け遊矢とユーゴがフレンドシップ杯とやらでぶつかりそうではあるのだけれど……ユズと会えさえすれば遊矢の動機は半ば達成されてしまうのだよね。


別途:「やる夫は炎の傷を背負うようです」 第十五話『White Innocent』(分岐ルート)

別々々々途:「MTGガールズ(仮)」 第三話【5】