ALORC-Bottle-Craft-512-Logbook(Ⅱ)

AよりRへ。記録を継続する。(二冊目)

先週からのSS/スレ観測ログと遊戯王ヴレインズ

光速の異名を持ち重力を自在に操る高貴なるVRAINS 第79話

 我を過ぐれば憂ひの都あり → 憂いの煌めきあり
 我を過ぐれば永遠の苦患あり → 苦しみの輝きあり
 我を過ぐれば滅亡の民あり → 滅亡の光あり
 (省略)
 汝等こゝに入るもの一切の望みを棄てよ

 ダンテの『神曲』を自己流アレンジ。人間を「個の存続から脱却できない」というあたりに、不完全な自分自身もボーマンに吸収消滅することを織り込み済みな向きのあるライトニングは端々に人間味が見て取れなくもないようでやっぱり人間離れしているというか元々人間ではないんだが……さりとて人間を素に作られているというややこしき存在。そしてある意味これまでで一番闇のデュエルらしい闇のデュエル。「存在を賭ける」という言葉がどこまで含意しているか、敗者本人はおそらく確認できんよねこれ。己の主導権を奪われ操られ、しかし内側から見るだけはできるとかだったら辛いな。

 ところで「光速」というからにはスゴイ速さなんだろうけど、ことデュエルの尺度でそれを表現するのは難しいんじゃないかと前から思ってた。GXで斎王がやったゼロターンキル>先行ワンキル>後攻ワンキル>>ワンショットキル>ワンターンキルまでは想像したが、はたして開幕フィールド魔法でなんだこのおっさん!?弾幕には笑った。古代ローマ軍団モチーフの戦士族っぽいけどこれらもサイバースなんだろね。リンクマジック2倍で殴り切れば後攻ワンキルという流れなるも事前情報からの備えで阻止のうえ裁きの矢を破壊。
 あとはMTGでいう「刹那」的に、発動以降に対応を許さない効果とかくらいしか思いつかないが、さてどうなるやら。予告的にもメタ的にもライトニングが勝つこと自体は確定してるとしか思われないが……それが覆ったら相当にちゃぶ台返しだね。まあブラシェパ兄さんはAIの言うことは信じない人なんで勝っても負けても思い通りにさせない、という線もあるような。ともあれ今晩もうすぐ。


「◆KUMO シャドウラン  |Y e|  |n o t|   |S I N|   |( L e s s )|」