ALORC-Bottle-Craft-512-Logbook(Ⅱ)

AよりRへ。記録を継続する。(二冊目)

《パララクスのきずな/Parallax Nexus》

 『氷菓』第3話。OPをスキップして導入相談のち、試験と手紙を経て推理ターン。殺人もトリックもないが、天邪鬼主人公が冴えて魅せた。というか冴えざるを得なかった。ヒロインのたった一言の所為で。
 彼女の髪型が『バクマン』似なのはさておき、どことなく『スパイラル〜推理の絆〜』の小説を思い出す。学園舞台の高校生推理物なんて幾らもあろうが、当時にしては珍しいWeb掲載の単行本化の2作目書き下ろし『鋼鉄番町の密室』が構造的に似ているような予断。古典部シリーズ原作は未読ゆえ根拠薄。

……文集創刊号の中身は兎も角、月報496回も出してる壁新聞のバックナンバーを漁らせて貰う方が手掛かりになるんじゃないかなと思わなくもない。事は45年前……ん?

 『坂道のアポロン』。第2話の末で千太郎が百合香嬢に一目惚れ、第3話は恋煩う千太郎を想う律子を想う薫という『ハチクロ』を想起させる片思い列車。でも主人公は案外に早く告白したな。また所々の演奏シーンも良い。祭りジャズて。
 して第4話。雪の夜にわだかまりが少し解けて、ジャズ初舞台。ナイスガイ兄さんにお嬢がクラッときて更にアレな状況に。んで兄さんの気持ちはどなたへ向いておるのかね。