ALORC-Bottle-Craft-512-Logbook(Ⅱ)

AよりRへ。記録を継続する。(二冊目)

《山峡/Mountain Valley》

 『氷菓』第18話。ところで方々の感想記事を読んだところ、「十文字」の件に関し折木姉は特段関わりがあった訳ではなく、二日目だかに読んだ壁新聞から粗方の事情を察した上で弟に手がかりとなりうる「夕べには骸に」を渡しただけらしい。何その洞察力推理力。以前スパイラル〜推理の絆〜』小説版と構造が似てるとか考えたものだが、人間的に最強というかラスボスじみた点に限れば彼女は鳴海清隆と同類と言えるのかもしれない。
 それが姉では才能に自負もなかろう。何の気なしに有言実行な所は、似た姉弟だが。

 閑話休題。不意に話題に出た中学時代の英語教師の言動について「気になって」しまった折木の自発的行動に、福部は正体を疑い伊原には憐れまれ。彼の好奇心を刺激した事柄が「私、気になります!」な千反田をオトモに、ちょっと図書館で調べ物をして帰るだけの話。
 はたして、もう会う事も無い教師の、関係者でも無ければ知る由も無い事情を洞察できてしまった折木の、他者を慮って事実を確認する生真面目さだか誠実さだか。

 『もやしもんリターンズ』第7話。海を越え、成層圏を渡った先にも菌は栄えり。
 出店賞は逃した(まさかのニコ動コメント流れる)ものの、樹先生がチケット用意してくれたので沢木家の次男坊が珍しくも主体性を発揮。先輩二人を連れてフランスへと。にしても美里川浜……長谷川を探す口実にわざと飲み食いし過ぎて金欠になるとは、なんという素直じゃなさ。あるいは常のような態度で会うための気遣いか。あえて情けなさを晒す男気……?
 さて次回はついに、白ゴス娘ことマリー登場とみた。事前確認してないんだがキャストは誰だろね。