「最後の戦い！２つの神をもつ男」＼(｀д´)ゝ

THE デュエルマッスル超官 新生

　ついに最初から怪しかったラスボスがラスボスらしい正体を顕す。何もおかしくはないな。兄とのデュエルにわざと負けて死ぬ事でダークシグナーに転じ、その力で以て兄の左腕ドラゴンヘッドを自分に接合。シンクロとダークシンクロの両方を操り、３対１のライディングデュエル（ただし自分はスタンディング）。
　延々繰り返し犠牲を出す戦いの連鎖を止めるために、という題目自体は良いが、そのために世界を滅ぼし再生するというのは思いっきり手段と目的が逆転というか邪神的発想に呑まれてるというか。あるいは元からなのか……神を束ねて戦いを終わらせるだけでいいじゃないですか。明らかに「いや、その理屈はおかしい」でしょうよう……。

―――ヴァンガード１期もそうだし、バトスピ剣眼もそうなりそうだし、遊戯王にしても、ゼアルも5D'sも（見方によってはGXも）そうだが……本当に多いな「光と闇が合わさり最強に見える」展開。
　結果的に無為に終わるも劇中史上最大の攻撃力を叩き出したダークゼアルウェポンが、まさかアレ一度きりで以降ホープレイヴィクトリーが全部持っていくとは流石に考えにくく。一度打ち克ったフラグが再燃する懸念もとい期待からして……なあ。「真月を助け出すため危険な旅を続ける」のではなく、「定期的にナンバーズ探しに出かける」という按配となったので、必要以上に荒みそうには見えないが。

　それにしてもだ。まああの勝ちでベクターが退場すると思ってた訳ではないが……ナンバーズ（己の存在）を賭けて命懸けの決闘を行う、という命題（終わったビング）が行方不明。もしくは一方的に命のリスク負いっぱなし。ああ、ベクターが最新で悪魔に命を差し出したりはしたか？